グリーン・インフェルノのレビュー・感想・評価
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恐怖と笑いの混在
こんなにも恐ろしくて気持ち悪い話なのに、
クスッとしてしまう場面も多いという
不思議な体験をした。
子供がちぎれた脚を抱えて
嬉しそうに走っていく姿なんか
ホントに面白い。
この不謹慎なユーモアが全編に溢れている。
なんというか、皮肉が効いているのだ。
本来助けようとしていた先住民に
いたぶられ、殺され、食べられる。
そんな彼らの希望はそれまで
敵視していた軍隊。
「お前メチャクチャ言ってるぞ!」
とツッコミたくなるような展開。
でもこの話にはリアリティがある。
こういう自分勝手な奴らは多分本当にいる。
そしてこういう状況になったら多分
この作品通りの考え方をする。
(全て自分の推測だが)
そんな都合のいい考え方をする
いわゆる「意識高い系の学生」たちが
どんどん死んでいくのは、ある意味で痛快だ。
主人公がラストで「意識高い系」ではなく、
本当に「意識の高い」人間として
物語が終わるというのが良かった。
本作では登場人数が多いため、
色々な死に方が見られる。
中でも良かったのは
「プロペラの回転に巻き込まれて死ぬ奴」と
「親友の肉を
食っているのに気付いて自殺しちゃう奴」
この2人の死亡シーンは
本当に突然でビックリした。
「えぇ!!今死ぬの!?」と言いながらも
笑ってしまう。
若者が次々死んでいくというパニック映画は
いくつもあるが本作はただのパニック映画に
留まらず、1本の映画として非常に面白かった。
ハイセンスなブラックユーモアで
楽しませてくれるイーライ・ロス監督には
これからも期待したい。
イーライ・ロスはやめられナイト1本目
(FBにも書きましたが)
ヒューマントラストシネマ渋谷で開催されたイベント『イーライ・ロスはやめられナイト』に行ってきました♡昨年から観たいと思っていた『グリーン・インフェルノ』と『ノック・ノック』の2本立て♡高橋ヨシキさんと平山夢明さんのトークショーもあるなんて♡
グリーン・インフェルノは、とにかくそのテーマが素晴らしい。ジャングルで暮らす野蛮な部族について学びながら、そこで行われている森林伐採に問題意識を持つ裕福な大学生達が、アマゾンの奥地に取り残されて食人族に喰われちゃうなんて!想像以上にグロテスクで、とにかく骨や筋肉が生きたまま解体される時の音が(実際には知らないはずなのに)もうリアルで!航空パニックもあり、虫パニックもあり、とにかく楽しかったです。まさかの結末にも笑ってしまいました。バイヤー!
絶望度☆4つ、かなりの良作!
予告を見たため色々想像してしまい、期待しすぎたので☆4つ。
ですが、予告見てなかったら☆5つだったかも。
言葉通じない民族に食用として保護されるし、仲間どんどん死んでいくし、味方と思ったら性格的に問題大有りで足引っ張るやつ(比喩でなく)いるし、私だったら飛行機墜落時にラクに死にたいですね。
特によかったシーンは先住民たちのダイナミックなお食事シーンと吹き矢!
吹き矢でぽんぽん倒れていく場面は笑えました!
割礼については、痛そうでしたが、男性にも似たようなものがあると別の映画で知ったため、興味深かったです。
ふせんを所々で回収していて、最近の若者ヤられていく系映画の中では上位ランクインする作品です(イット・フォローズを見た後では特に)!
怖いもの好きのみなさん‼
スプラッタ平気なら、是非見るべき!
ウゲェー!!
オリジナルを知らず、(雑誌とかでは見てますが)
食人族のリメイクと聞いて、観てみたいと思いレンタル。
展開は、予想通り、ストーリーもしっかりしてる。結構こういうの好きなんですがね、グロは( ゜Д゜)な感じです。でも思っていたよりは、描写少ない?が前半のダルダルな流れから、セスナ墜落後の一気にスプラッター展開。
最初の犠牲者の描写のインパクト以降は、そんなでもなく檻の中のさらけ出される人間模様の醜さ(1人だけですが)と
後は、いかように喰われていくか。
観て感じたのは、監督がちゃんと食人を文化として描いている点です。昔のB級なら「怖い連中だぞー」みたいな感じですが、最初の犠牲者を食べるシーンなんかのどかな食事風景(調理してるのが手だったり脚だったりは、ご愛嬌)で主人公もそれを解っているから、助かってからのシーンが凄く納得できるのですね。
恐怖であったが、恨み辛みはなしと。
むしろ恨みがあるのは、アレハンドロでしょう。全ての元凶こいつじゃん!
日本にも似たような連中いますが、本当タチが悪い!この映画の不満は、コイツが生き残ってる感じで終わっていること。(続編見越してかな?)
普通一番悲惨な死に方して、観客の溜飲下げるもんですけどね。
後、「えー!」と思ったのは、最後の主人公の逃げ方、ある人物が助けてくれるのですがご都合演出だなあと。
グロ平気な人は、観て楽しめる映画ですよ。
カニバリズム。 未だどこかの部族であり得るよう… それにしても、人...
文句なし
ザ・食人族!
意識高いリア充は○ね!
牛の肉を食べる事と同義とすれば
文化の違いですね。
女性の割礼は死者も多いから本当に止めるよう訴えていくことは必要とは思うが、あそこに出向いて失われた学生たちには同情が起こらない。
今見れば「食人族」はチープであると思うが、小綺麗にリメイクしたからといって、名作になるはずもない。
ゴア描写もスプラッターホラーを見慣れているなら普通程度。
格別目を背けるような映像もない。
これを観るのは興味本意か?監督や出演者のファン位だろうと思う。
不謹慎狩り連中は食人族に喰われてしまえ!
好きだよ、好きなんだ、好きって言える自分が好き!
イーライ・ロスの「食人族映画愛」に溢れた「王道食人族映画」。
この作品、表立って人に「好きだ!」とは言い難い、ヘタをするとネットで「人種差別だ!」と袋叩きにされて作り手の作家生命絶たれかねないリスクのあるテーマだと思う。
そんなテーマにリスクを背負って作り上げたイーライ・ロスの「食人映画愛」にまず敬意を捧げずにいられない!
そんなイーライの映画制作に対する姿勢を表すエピソードとして、撮影前、実際にロケ地に居住する先住民族を訪れて、発電機とDVDプレーヤーを持ち込みルッジェーロ・デオダートの『食人族』(1980)を観せ「これを撮りたいんだ、協力してくれ!」と頼み込んだらしい。
初めて映画を観たアマゾン先住民族は『食人族』の描写に大いに爆笑し、出演を快諾したといいます。
ゲテモノ映画に真摯な制作姿勢で挑むイーライの映画愛を表す良い話ですね^^
そんな『グリーン・インフェルノ』の作品中で食人族に酷い目に遭わされるのは、この映画を観てもいないのに「差別的だ!」と決めつけ、自分のお手軽な正義感に基づいて他人を弾劾したり糾弾したりする事に血道をあげている連中達です。
昨今の日本で言う所の『不謹慎狩り』をしているオナニー連中は(作品中でそれらしい描写があったのに爆笑!)『食人族に喰われて死んじまえ!』という痛快作なのでした。
カルト映画「食人族」のリメイク作品 ジャングル奥地の先住民の絶滅を...
偽善者をイーライ・ロスが食い殺す!
森林伐採の横暴を世に訴えようと未開のジャングルに赴いた学生たちを食人族が襲う…!
1981年に製作された「食人族」をモチーフに(タイトルの“グリーン・インフェルノ”もここから)、現代グロホラーの鬼才、イーライ・ロスが蘇らせた食人ホラー映画。
イーライ・ロス×食人なのだからホラーファンにとっては熱狂モノ、そうでもない者にとっても興味は尽きない。
何と言っても“お食事シーン”が最大の見所なので、前半はちとタルい。
何だかちょっと鼻につく学生たちの抗議運動。
周囲の反対を押し切って参加するヒロイン。
案の定現地で一波乱あったものの一応抗議運動は上手くいったが、帰路の途中エンジントラブルでジャングルに墜落。
その際の前菜(墜落のグロ描写)もそつなく用意し、生き残った一行は食人族に囚われ、いよいよメインディッシュ!
さすがのイーライ・ロス印、容赦ないカニバリズム!
目玉をえぐり、舌を切り取り、手足・頭部切断した後、丸焼き。
それを美味しそうにパクパク、パクパク。
食べ方も様々で、集団で生きたまま襲い食い。
その行為は恐ろしいというより、やり放題の悪趣味全開で、何故かちょっと笑えてもくる。
でもとにかくグロいので、こういう作品が苦手な方は例え興味本位でも見ないように。
単なる悪趣味な食人ホラーだけじゃなく、痛烈な皮肉も込められている気がした。
確かに人が人を食う行為はおぞましいが、食人族にとってのその行為は、普通の人が豚や牛という獲物を食べるそれと変わりない。
普通の人だって豚や牛を食べる。豚や牛にしてみれば、人間はいつだって野蛮。
主人公たちの抗議運動の目的は、文明に抹殺されようとするヤハ族を救う為。実は、そのヤハ族が食人族なのだ。
救おうとする相手に襲われるという不条理。
抗議運動の裏事情。
暴露したある人物のクズゲスっぷり。
そもそも、志低い抗議運動などただの偽善でしかない。
そんな奴らを、イーライ・ロスが食い殺す!
ハンパすぎる
「食人族」が傑作なだけにどうしても比べてしまう。
結論から言うと、カルトな題材をメジャーエンターティンメント思考で作ると失敗する…のいい例だ。
監督は当然「食人族」とかを意識して作ったんだど、ああいう映画はカルトだから人間の猟奇趣味に触れて楽しめる。表面をマネしても表現が手加減を加えているので中途半端だ。
テーマが人間本来の残酷さに入っていかないから消化されていない。
これから食われるというのに半狂乱になる演技がないのは何故だ?
割礼も最後までやってほしい。そこで止めるから、しょせん…といった感想になる。
原住民の首領も下手に役者にやらしているから、ウソくさい。
死体も特殊メイクでやってるから、迫力にかける。
「食人族」は豚を使ったらしいけど、そっちの方が真に迫っている。
村のプロダクション・デザインがダメだ。観光施設みたいだ。
子供が逃がすというのが信じられない。
猟奇趣味の映画なんだから、不愉快でショッキングな方が良い。ていうかこの題材でそれが出来ないんだったら、意味ない。くりかえすがメジャー志向で作ることが間違いだと思う。カルトにはカルトの楽しみ方があるのだから。
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