「本作のMVPはアダム・レヴィーンだと思っています」はじまりのうた 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
本作のMVPはアダム・レヴィーンだと思っています
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監督の前作『ONCE ダブリンの街角で』ではミュージシャンがミュージシャンを演じたことで楽曲にもパフォーマスにも独特の味わいと説得力が生まれていたが、この映画の場合は曲作りに光る才能があるはずの主人公の曲がちょっとプロの仕事に思えてしまい、またキーラ・ナイトレイがギターと歌にとても頑張った感が出てしまっていて、ミュージシャン役としてはちょい足りてない。ただし、ヘイリー・スタインフェルド(マジ子どもだったな!)が弾いた拙いギターソロの熱さは素晴らしくロックだったし、商業音楽にどんどん寄っていってしまう恋人ロッカーを演じたマルーン5のアダム・レヴィーンは、本当に商業を背負ってますという凄みがあってとても良かった。そりゃあんなパフォーマンスを見せられたら主人公も進む道が違ってしまったのだと納得せずにはいられんでしょう。
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