「キーラ・ナイトレイ この映画に費やした準備の熱量には舌を巻く」はじまりのうた ISSIさんの映画レビュー(感想・評価)
キーラ・ナイトレイ この映画に費やした準備の熱量には舌を巻く
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TVを録画して見た。
面白かった。キーラ・ナイトレイは、こんなにプランを立てて演技ができる人だと思わなかった。すごかった。誰かモデルがいるのかなあと邪推してしまった。
でもこの映画に費やした準備の熱量には舌を巻く。
主人公が、訣別の為(自分の心の清算の為)の曲に、元カレが感動してよりを戻そうとするシーンは良い!!!
男だから分かるわ!女の気持ちも分かるわ!(そうされてきたから)男と女の違いを浮き彫りにしている。
でも、ストーリーは、面白いちゃー面白いのだが、日本のアニメ風の、自分の利益を度返しして、感動させるやり方は、安易である。主人公が際立ってる部分は、利益の度返しである。
日本アニメの「どうして命を懸けて僕を助けてくれるんだ!」「だって、俺たち、友達だろう!」的な
(この例えは言い過ぎだが)
1ドルで売り飛ばすシーンは、感動するし、物語が締まるが、
もっとリアリティがあるアナザーストーリーが良かった。2ドルの提案に乗るのもなんだしなあ?
彼女には、メジャーになる力も容姿もある、元カレを歌で引き寄せる力もあるが、それを簡単に捨ててしまうかっこ良さに、リアリティーがないと言っているのだ。(捨ててないのかもしれないが、音楽のシステムが分からないから、あれは成功なの?)
この映画の軽さにもつながるのだが、だから悪くはない。そこに主人公のエゴイズムを入れると、かなり重くなって台無しになる可能性もある。
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