「音楽って本当に素晴らしい。」はじまりのうた 桜さんの映画レビュー(感想・評価)
音楽って本当に素晴らしい。
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改めてそう感じさせられた作品。
音楽って、聴けば踊りたくなったり、或いは涙が出てくるもので。
聴くタイミングやその人の人生に寄り添い、時に鼓舞してくれたりするようなものなのだなぁと、しみじみと感じられた。
2人が街中をお互いのプレイリストを聴きながら練り歩き、遂には踊らずにはいられなくなり、クラブの中でイヤホンを付けて踊り出すシーンは、まさに見事。
それと、NYのあらゆる場所で音楽を奏で録音しようという考えはめちゃくちゃ素敵だなぁと思った。
すぐにサウンドトラックを聴きたくなった。
映画の最後にマーク・ラファロと彼の奥さんが2人でベンチで音楽を聴くシーンより、全然キーラ・ナイトレイとの方がジーンときた。
彼の娘が好きな男を振り向かせたくて必死で露出度の高い服を着ていて、それをキーラ・ナイトレイが否定せず別の方向に導いてくれる所もニヤニヤしながら見てたし、その後その子がアルバムに参加しようって話になり、両親ふたりは無理だと決め付けていたが、親が思っているより、子供はやれば出来る事があるというのを表現していたシーンも素敵だった。
最後のキーラ・ナイトレイの選択には驚く半面、納得してしまう部分もあった。
マーク・ラファロの最後の素っ気ない態度も気になるが、恐らくキーラ・ナイトレイに恋をしていたのか。
また見返したくなる素晴らしい作品だった。
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