ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
全393件中、1~20件目を表示
期待の「セブン」の監督作品ではあったが…
後味の悪い作品ではあったものの、
上手いサスペンスとして魅せてくれた
「セブン」の監督作品でもあったので、
TV放映を機に初鑑賞。
しかし、「セブン」と比較すると、
とても賛同出来る内容とは思えず、
長い上映時間への付き合いが
もったいなく感じる鑑賞だった。
夫婦問題をディフォルメした作品と
言ってしまえばそれまでだが、
最大の問題は、妻の家庭への希求と、
その結果としての犯罪性に隔絶の差がある
ことではないだろうか。
夫の元からの失踪計画も、
昔の交際者の殺害も。
また、妻の夫への愛と犯意が都合よく混在
させていることも含め、
異常人格者と言ってしまえば
それまでかも知れないが、
その割には緻密な犯罪計画が不釣り合いで、
一応、幼年期の経験がもたらしたかのように
描いていてはいるものの、
私には動機が弱くこじつけように感じる。
更には、
良く調べれば妻の細工が分かりそうな
2つの犯罪現場での警察の検証能力を
極端に低く貶めること等、
数多いリアリティの欠如から、
妻による種明かしが早過ぎ、
何かミスリードするための手法とも
考えたため焦点がしぼりきれなくなり、
長い展開もあり乗り切れなかった。
出来の差があるとはいえ、
いずれにしても「セブン」といい、
この作品といい、後味の悪さは格別で、
監督も原作者も、何か人間不信の状況にいる
方のように思えてならなかった。
こわー
とても良く出来たサスペンス・ミステリーだ。
妻が突然失踪し、自宅の血痕や金銭問題などから、次第に疑いの目を向けられた男を描くサスペンス・ミステリー。残酷なシーンがあるため、日本ではR15+指定。
全体的に薄暗く、抑制の利いた静かな雰囲気の中、一見幸せな夫婦と見られていた男女の実像を、徐々に明らかにしている。本作には、どういう結末なのかと気になって、観客を引きずる力がある。
ロザムンド・パイクが、自身のキャリアの中でも屈指の演技で、作品の価値を大いに高めている。ベン・アフレックも、決して良い夫とは言えないが、疑惑に巻き込まれて困惑しつつ、真相を暴こうとする男を好演している。
夫婦の実像を、赤裸々に暴く映画だ。堕落と復讐の果てに、衝撃的な犯罪を乗り切るしかない。なんとも辛辣に、煮え切らないカップルの運命を描いた、とても良く出来たサスペンス・ミステリーだ。
結婚生活の裏に潜む闇や人間関係の複雑さを描いたサスペンス映画
誰もが羨むような結婚生活を送っていた夫婦。
妻が突然失踪し、夫が容疑者として疑われるところからスタート。
ホラーやサスペンス系が苦手にも関わらず、思わず全てを見てしまった映画です。
夫婦の間に隠されていた嘘や真実が明らかになっていくのが面白かったです。
結婚だけでなく、恋愛も友情も信頼関係が大事だと改めて感じた映画でした。
浮気をする旦那も悪いが、妻のサイコパスぶりは常軌を逸している。 旦...
GO OUT GIRL !GO AWAY!!😭
僕はロザムンド・パイクが怖すぎて駄目。PTSDですよ。
スパイとか、殺し屋とか、彼女はどの作品でも暴力の限りを尽くすし。
そしてあの氷のような表情。
冗談じゃなく死の臭いがするんですもの。
😱ガグガクブルブル
ロザムンドさんの親御さんは、
本当のことを言うと娘の“活躍"をあんまり喜んではいないんだろうなぁと思います。
親戚にも言ってなさそう。
てか、娘が急に実家に帰ってきたら、ドアの後ろにしゃがんで絶叫しそう。
でも彼女、
他作の「バーニーズ・バージョン ローマと共に」では、アルツハイマーが始まった夫を静かに見守る妻の姿を演じていて、僕は警戒を少しだけ解いていますけど、
でも彼女、
その映画でさえも最後までは、どんでん返しでナイフやサイレンサー付きの銃が突然出てくるのでは?と身構えて、のけぞっていたのは内緒です。
特異な俳優さんです。
そして、
「妻」って、ああいうところあるよね
って、世の男たちはロザムンド・パイクと自分の妻を重ねて見てる。
夫役のベンアフと自分が似ているから、だから後味が悪い。
怖い女
映画の中の【怖い女】でもエイミーは最強の別格クラス
「氷の微笑」(1992年)のシャロン・ストーン。
「危険な情事」(1987年)のグレン・クローズ。
「白い肌の異常な夜」(1971年)の少女たち。
「白いドレスの女」(1981年)のキャスリーン・ターナー。
ヒッチコック作品でも少し古いが「マーニー」(1967年)
のティッピ・ヘドレンは元祖サイコパスと言えそうです。
この映画を最初に映画館で見た夜は、眠れなかった。
ラストが怖すぎる。
完全に夫のベン・アフレックは妻(ロザムンド・パイク)の蜘蛛の糸に
絡め取られた虫。
夫は妻の突然の失踪
夫は浮気がばれて容疑者にされる
逮捕
ひょっこりと30日後に帰ってくる血だらけのサイコパス妻。
そして更に驚きの新事実。
エイミーはある意味で夫のニックを愛しているのかもしれない。
ニックを殺さないから・・・。
しかしその方法が一生涯こんな怖い女と暮らす牢獄のような生活なら、
生きながら死んでるような人生で、
永遠に縛りつけられると思うと、
震え上がらずにはいられない。
たまたま目についてなんとなく観てみたら面白かった。 人間の表面、自...
たまたま目についてなんとなく観てみたら面白かった。
人間の表面、自分好みの取り繕った相手の言動を、それが自分に対して永遠に続くことをコントロールできるなら、という世界。
役割を演ずることは人間が普通にやることで、そうすることでコミュニケーションも人間関係もうまくいくものだ。
結婚して夫婦という役割を互いに果たすのだから、そういうものでもあるのだろう。
エイミーが普通じゃないのは役割を守らなかったときの報復が、その実行力が凄まじいから、だから怖い。だが、魅力的なのだ。性的に。
既に結婚してしまった男はこの状況に耐えられるのか。何か、この先エイミーを丸くする心温まるエピソードがないものだろうか。
そういうドラマも観てみたい。続きとして。
怖いくらい演技が上手い
姑息で大悪人の完全工作はいずれ崩壊する‼️❓はずだつた‼️❓
私事だが、このような女性と出逢い、その完全工作を崩壊させた、死人や犯罪とは無関係、念の為。
何度か、観た映画🎞をテレビの録画📺でまた観た、記憶の結末と違う。
記憶の結末は、双子の姉妹を殺害して身代わりにして、それがバレて結末、まるで違う、なんの映画と混同していたのだろう、不思議だ。
この映画の素晴らしいのはキャストのキャラ立ちだ、なんと適役なのか名演技なのか。
笑いながら、自然に、酷いことをできる女に出逢う運命の私からして、妻役の女は、どこにでもいる、死人と無縁が条件なのだが。
何度観ても、すぐ忘れるから、何度でも、ハラハラドキドキする。
親切そうで、朗らかで、完全に見える女性には取り込まれないことだ、完全に管理され、奴隷のように扱われることだろう、例外はあるが。
何度観ても、スリルとサスペンスと後味の悪さ、をかんじられる凄い映画、どうぞ。
続き?その後?気になるんですけどぉ
「男と女」 フィンチャーが撮ると。
構えていたこちらの思考のさらに上を行き、そしてあの…。
原作未読。2015年2本目。いやもうこれはなんというか、腹が捩れるくらい笑うしかない。やりやがったなフィンチャーめ! すごいなロザムンド・パイク。ベンアフは相変わらず、バカなのかお利口なのかよくわかんない役が合う。
何か現実離れしたお話になりそうなのを、双子の妹の常識人ぶりが色んな方向で上手く重しになっていたように思う。
夫婦で観るべき映画No.1かも。私はイヤだけど。
アメリカのメンヘラは規格外でした
全393件中、1~20件目を表示