ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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予告と合わせ技で満点!
期待を超えてくれたフィンチャー監督
the フィンチャーでしたね〜
この映画はフィンチャー監督にしか作れない映画だと思いました。
いつものフィンチャー監督らしいOPから始まり、手から汗が吹き出るほどの巧みなストーリー展開。
時間軸を巧みに操り、主人公の日記と共に過去を振り返り同時に現在起きていることも展開していく。
また、フィンチャー監督おなじみの衝撃的なストーリー展開。
どんでん返しという感じではない。と言っても微妙でもなく。丁度良くわかりやすい誰も想像していないような衝撃の展開が何度も展開されていく。
内容においてはネタバレになるのでそんなに触れませんが、特に最後はすごかった。
あの終わり方は歴史に名を刻んだと言っても過言ではない。
少しSEVENに似てるところもあるが、よくよく考えてみると全然違うところが魅力の1つ。
彼にとって全く新しいジャンルの映画が出来たと思う。また映画界にとっても。
好き嫌い別れる作品かもしれないが、個人的には☆5じゃ足りないくらいだ。
是非一回フィンチャー監督の作品を観てから、ゴーンガールを観て欲しい^ ^
フィンチャー監督最高!!!!
胸糞悪いけど観るべき映画
こんなに観終わった後不快になった映画は久々で、でも沢山考えさせられて頭の中には言葉が溢れてきて、気付いたら観てよかったって思ってた。観終わったあとはどっと疲れたから、現実世界に戻って冷静になれたのかな。いやーーー…凄い。こんな映画フィンチャーにしか撮れない。長いのにテンポが良いから見飽きない。でも疲れる。精神的にくる。
恋愛や結婚ほど合法的に狂ったことはこの世にないのかも。そして狂気を拗らせると悪魔になる。程度の差こそあれこれは起こり得る狂気だ。だからこそ恐い。そう、とても身近な問題なのだ。
現実は悲劇であり喜劇。
にしても、キャスティングの的確さには本当に参る。演技、演出、パーフェクト。
こんなにカップルにクリスマスに観る映画としてオススメできないのないかも。
いや、でも、みんな観ればいいと思うよ!
クリスマスの浮かれたムードがぶち壊れるからね。笑
心の強さが試される。
前夜祭上映で観て参りました。
いやね。
正直キツいです。
男女で観に行くなら覚悟して下さい。
よほど絆の深い関係でないとヒビが一つ入りそうな
爆弾を秘めてます。
今年の「渇き。」に似たテイストを感じます。
(ただし残酷描写はあまりありません。)
万人には勧められませんが、強烈な印象を残していく作品、といいますか。
いやね。(大事なことなので)
正直、観る前は、失踪した妻と犯人見つかって
ハッピーエンドと勘違いしてました。
ちょうど、折り返し頃の時間帯で展開がガラリと
変わります。
はっ、えっ?えっ?
ついていけない進み具合ではなかったので
置いてきぼりにはなりませんでしたが
正直、度肝を抜かれました。
そこからは望みを立てては一つずつへし折っていく
もう(ある意味で)素晴らしい展開。
自業自得という言葉が作中で出てきますが
まさにその通りですね。
また、おそらく男性と女性では
この作品の受け取り方、かなり変わってくると思います。それも受け取り方を巡ってわだかまりができそうなレベルで。
私はとりあえず観賞後に
「すいませんすいません、もうごめんなさい」って
謝ってました。
万人向けかどうかと言われれば
間違いなくNo!と即答します。
そんな作品をよく作れるフィンチャーはやっぱり凄い。
恐ろしい
観始めた時はレイミーの両親が犯人かと疑っていたのですが、徐々に人々が語るエイミーーと手紙や主人公や妹の言動から感じるエイミーのイメージの違いにおや?と思っていたら成る程。
二重人格なのか?とも思ったらそれよりももっと恐ろしいエイミーの姿に驚きました。
中盤でエイミーの正体がわかる流れにもう?とも思いましたが、そこから主人公がエイミーを見つけだす展開か新鮮で面白かったです。
もうひとつ面白かったのが周りの人、メディアの反応をそれぞれ使ったところでしょうか。
しかし、このメディアや人々の反応がこの映画を観て恐ろしいと思った要因のひとつです。
メディアや表面上のやりとりでいとも簡単に踊らされ、利用される様は、現実にも起こっていることだと思うと、エイミーよりも恐ろしく感じました。
ラストはなんとも後味の悪く、果たして主人公に未来はあるのかと問いたくなる形ではありましたが、きっとこれが現実かとも。
あんなに騒ぎたてたメディアも興味をなくし、人々もすぐに事件を忘れ、残るのはひとつ屋根の下で恐ろしい殺人者と暮らさざるえない主人公…背筋がぞっとします。
征服欲そして先が読めないストリー展開!
本日12/12公開の当該作品は、米国で600万冊を売り上げた
女性作家ギリアン・フリンのベストセラー小説を
映画化した作品です。
結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が、
警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、
さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラーです。
本編149分のR15+です。
『女は怖い、妻は怖い』こんなコメントがありましたが、
そんな単純なストーリーではありません。
なぜ、エイミーはこの様な判断と行動を取ったのか?を考えると、
私は、夫婦生活をはじめとした人間関係の難しさを感じました。
『征服欲』これは、人を愛せば、多かれ少なかれあるものです。
しかし、エイミーの場合、それが結婚生活の必要条件だったのです。
さすがに、米国で600万部のベスト・セラーだけあり、
先が読めないストーリー展開が、たまらなく楽しい!
私は、この手の難しいスリラーが好きです。
お薦めします!
MK
恐ろしい・・・。
この映画…一言で言うと怖い。
突然失踪した妻…その妻を探す夫。
夫は妻を心配し、捜索するが…
実はこの夫、かなりのクソ夫で、妻がいるにも関わらず、教え子とヤりまくっていた。分かりやすく言うと不倫していた。
それを知った妻は、自分が使い捨てだと思うようになり、そして夫を復讐することを決意する。
どのように復讐するかというと夫が妻を殺したように見せかけ、殺人の罪で逮捕させるということ。数々の罠を残していきます。自分はそうだろうなって思っていたので、特に驚きもしなかったのですが、問題はそっからが恐ろしい!
あまり詳しくは書きませんが、元恋人の別荘のシーン…あれはないだろう~(>_<) どんだけ頭がいいんだこの奥さんは!と・・・(笑)
あと、刺激の強いグロ描写とエロシーンがありました。まさにR-15ですね(^^;
こんな恐ろしい映画を観たのは生まれて初めてです。なので星5つにしました!
策略的な応酬の向こう
マシンガンの様に降り注ぐエイミーの策略に、迷い、さ迷い、絶望や、怒りを体感するベンアフレックと、オーディエンス。
我々は恐怖に怯えながら、虚構にも似た、知りたくないエイミーを目撃しなければならない。
嫉妬してしまうくらい美しく、性的な彼女に惚れてしまうくらい虜になってしまい、自分が裏切られたかのよう。
人と人が解り合う尊さ、情報社会の渦に飲まれコミュニケーションが不足する現代を痛烈に批判し、今にも起こりうる感覚すら感じさせる、フィンチャーの恐るべき問題作。
これを映画作品として捉えるか、時代作品と捉えるかは自分次第であり、帰り道少し背筋を正したのはいうまでもない。
結婚ってこんなもの?
果たして本性を見抜けるか。これが人間の本当の恐ろしさ。
【賛否両論チェック】
賛:人間の本性の持つ恐ろしさを生々しく体現。緊迫感の続く雰囲気も、サスペンス好きにはたまらない。
否:過激な性描写や殺害シーンがあり。終わり方も賛否必至か。
まずR-15なので、描写はかなり過激です。ラブシーンやグロシーンが結構あります。“失踪事件”というどこか不気味な雰囲気の中で、刻一刻と変わる主人公の立場が、克明に描かれていきます。
ただ失踪の真相は、割りと早い段階で明らかになり、後半はどちらかというと、その真相を受けて主人公が葛藤していく感じなので、謎解きそのものの驚きはさほどといった印象ではあります。あまり言うとネタバレになってしまいますが、
「人間って怖っ!!」
って思ってしまう終わり方です(笑)。好みはかなり分かれるかと思います。
上映時間も結構長目なので、サスペンス好きな方にはオススメです。
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