ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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演出マル 脚本サンカク
全体を覆う暗いような重厚な雰囲気はよいです。
脚本は逮捕の過程、殺人の動機、ラストなど必然性が感じられない話の運びでストレス感じます。
これはフィンチャー選手の責任ではなく脚本の責任ですから念のため。
主演女優はすごかった。
報復と安息のジレンマの果てに
実話をもとに製作されたゴーンガール。ベンアフレック演じるニックは失業などからどんどん生活が堕落し、妻エイミーとの間にも黒い溝ができていた。そんなある日エイミーは突然の失踪。ニックは妻を失ってしまった旦那となったわけであるが、周辺証拠などから浮気などで家庭崩壊へ導いた旦那へと転落。世間からの報復を受け、その葛藤が今作の見どころ。実は世間からのバッシングはエイミーの策略であり、その計画はエイミー自身も思いもよらない方向へ進む。
これは長く夫婦でいたら一度はぶち当たる壁だが、今作の面白いところはニックが失踪間近までエイミーの事が無関心であり、ある意味勝手に心配した世間から報復を受けるところ。
浮気するとあそこまでやられるんだね
大げさな映画だね。浮気されたからって旦那を殺人犯に仕立てるとは。
妻役の女優さんはきれいだしすごい活躍だけど中途半端なベッドシーンはいただけない。もっと吹っ切れるべきだよ。
旦那も思いきって離婚するとかはっきりすべきなんだよな。
どうしてもリアルにモノを見ちゃうんでなんか全体がわざとらしく感じました。
それでも楽しめましたけどね。ケチは付けるけど。映画だとあれくらいでいいのかな。
最後まで目が離せなかった。 どう観ても夫には共感できないし、嫉妬の...
最後まで目が離せなかった。
どう観ても夫には共感できないし、嫉妬の行きすぎがこの映画だろうと思うとその描かれている心境はリアルだった。
すごい映画でした。
これが結婚!
セブンのデヴィット・フィンチャー監督作品。彼の作品は後味が悪いことが多いので覚悟して鑑賞した。
ニューヨークからミズーリ州に移住してきた夫婦ニックとエイミー。結婚五周年の記念日に突然、妻エイミーが失踪する。当初、夫ニックには同情が集まるが、夫に不利な真実が暴き出されるにつれ、夫はマスコミのバッシングに晒され、妻殺しの容疑で追い詰められていく。ここまでは夫視点の良質なサスペンス。しかし、ここからは妻視点の心理劇に一変し、妻の失踪理由が夫の浮気であることが明らかになる。そして、物語は予想外の展開を繰り返しながら意外な結末を迎える。
本作は、夫婦双方の視点で失踪事件を捉えることで、真実の多面性、そして、“理屈で動く男性と直感で動く女性”の価値観の違いを浮き彫りにしている。また、主人公夫婦が移住した背景には、セレブ崩壊というアメリカ経済の陰りが垣間見えるが、敢えてそこには触れず、結婚生活の在り方にテーマを絞り、主人公夫婦の心理を深く掘り下げて描いている。
失踪したのは大人の女性なのに、ゴーン・ガールというタイトルが意味深。子供の頃、母親が書いた童話の創作物であるアメイジング(完璧な)エイミーという偶像を演じ、虚構の中で生きてきた妻は、大人になってもその生き方を変えず、ガールのまま。そして、完璧な結婚生活を演じ続けるため、悪女に変貌していく。一方、だらしなく頼りない夫。主人公夫婦に限らず、本作の登場人物は、女は逞しく、男はイマイチであり、エイミーを筆頭とする女性の強かさが際立っている。
紆余曲折の末に、結局、大人の分別で元のさやに納まるラストは意外であっけなかったが、多様な答えがあるテーマなので、後味はそれ程悪くなかった。
妻の台詞にもあるが、これが結婚!それでも結婚します?結婚を続けます?というフィンチャー監督の強い問題提起に狼狽するか反論できるか、自分の気持ちを確かめたい人、特に男性は心して御覧あれ。
まんまとやられました。
すっかりミスリードさせられた。なかなか面白い展開だった。
しかし、終盤は腑に落ちない。妻が戻ってきて、何事もなかったように日常生活に戻るのはちょっと都合良過ぎる。
【ネタバレあり】女って怖い
久々にAmazonプライムで見ました。
最後のこのクソ女っ!!
のシーンのところなんですが、
吹き替え版では、字幕版とニュアンスが違ってて、なんで字幕版と同じセリフにしなかったんだろうと、少し気になりました。
それがあなたの妻よ
あなたが自分のことを好きでいられるのは
私が求めるあなたを演じている時だけなの
↑は吹き替え版ですが、字幕版と比べて、これでは意味が分かりにくいんではないでしょうか。
エイミーが言いたかったのは、
そのクソ女に好かれようと、
ニックは必死に自分を装っていた、
その自分をニックは好きなはずなんです。
また、その時だけはエイミーはニックを好きで
いられるんです。
つまりは幸せな夫婦を演じられるんです。
結婚ってなんなんでしょうね。
いろいろ身につまされた思いがします。
何も悪いことしてないのに
利用されるだけ利用されて
殺されちゃったデジーもかわいそうでした。
いろいろモヤモヤしますが、作品自体は自信を持っておすすめできるのでこの点数にしました。
75点
映画評価:75点
ベンジャミンバトンのデビットフィンチャー監督による、怪奇作品。
どこか見辛い進行と、
何だか奇妙な展開。
安易に口に出すとネタバレしそうなので、
意味のわからない感想になってしまい
申し訳ないのですが、
一見の価値はとてもあります。
現在ドラマでやっている
「真犯人フラグ」の元になっているとも
されているので、ネタバレされたくない方は
見ない方が良いかも!?
【2022.1.18観賞】
ストーリー、役づくりともに見応えのある作品
サイコな妻による自作自演の失踪と殺人という設定が素晴らしい。さらにその失踪の謎が分かってからが面白い2段構えの構成になっている。二転三転する展開に落とし込まれていく感覚の演出。
ロザムンド・パイクがサイコな妻を見事に演じている。
息をする様に嘘をつく
パーフェクト・ケアを観たので
なんとなくゴーン・ガールを
見返してみたら
結構面白いのに
結構忘れてたww
構成良し、音楽良し、演者さん良し
不穏で不安な感じも監督さんらしく
良くできた作品でした。
人の心理の浅はかさを笑う様な
この作品が初見の時は
嫌いだったのを思い出した。
人って信じたいものを
信じたい様に信じるのよね
大衆心理って本当怖いゎ
しかし、ロザムンド・パイクは
やっぱり不死身か!?
えきさいてぃんぐ‼️
ロザムンド・バイク凄い!フィンチャー凄い!怒らせたら怖いわよー、お仕置きよー、何でも考えられるしアイディアは溢れるように出てくるし、演技力も抜群だし。私、頭がすごくいいの。そういう私を馬鹿にしたりむげな扱いしたら、絶対に許さない。使えるものは何でも使う。一応言っておくけど、そういう素晴らしい「私」を醸成したのは親だから。
ロザムンドのあの瞳に見つめられたら、もうおしまいだー!
人間的な怖さ
先が読めないのと人間の感情とか心情、そういう怖さがあって最後までハラハラして観てた。
人ってその場や接してる人に応じて対応を変える時があるけど、そのどれも自分であると思う。
でもそのうちの「理想の自分」だけを追求するのってすごく酷。それが私生活の部分で求められると辛いよね。
少し逸れてしまいましたが、そういうじわじわくる人間的な怖さが観たい方はぜひ。
脚本や俳優さんも素敵です。
よくできている話。ラストを知りたいと最後まで目を離させない。
最後まで一気にダレることが無く、見ることができた。サスペンスものとして全体がまとまっており、ラストのショットと夫の煩悶が魔性の女の不気味さとこれからの苦悩を予感させ、とても良くできている(見直すと、完全に忘れていたが、物語開始で同じショットを見せている)。
良くできているが、ラストは私が求めている夫のハッピーエンドと妻への制裁のエンドでは無かったため、心につっかかりが残るものであった。しかしそれは監督の色である。ドラゴンタトゥーの女のラストはリスベットにとって報われないラストだったし、ゾディアックではラストは無く犯人が定まらない現実に帰るだけだった。だから、私が求めているラストでは無かったのは監督の表現の帰結がそういう性格をしているからというだけではある。
ゴーン・ガールというタイトルはミスリードを誘っている。タイトルの件だが、ゴーン・ガールは事実ではある(一人の女が行方不明になった)が、その行方不明は偽装されたものであるという意味でミスリードであるということだ。それを踏まえたわけでは無いが、ネタバレ含んだ実際にあるべきタイトルは「サイコパス・ガール」であろう。
途中から妻エイミーの奇妙さが過去の回想を小出しにめくることで見せていく、それと同時に夫ニックの絶体絶命な状況からなんとか起死回生をとあがくリアルを見せていく、その2つの時間軸が絡み合うことで互いにもう片側の軸の展開を見せてほしいと思わせることに成功しており、素晴らしい作りだ。
言い残したこととしては、この作品を見終わって、日本のヤンデレ文化からインスパイアを受けたのかな?と疑問に思った(根拠は無い。調査もしてない)。
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