チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価
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演技アプローチからの音楽表現に魅了
とても良い映画でした。70年代まだゲイが偏見の目でみられていた時代の話、ゲイ二人と育児放棄されたダウン症の男の子との交流を通じ描かれる感動作。
アラン・カミングがルディ役を熱演している彼が醸し出す雰囲気はセクシー であり力強い、作中常に圧倒的な存在感、キャバレーでボブディランの曲を歌うシーンがあるのですが
CDでは味わえないショーならではの音楽表現を見事やりとげ魅了された。
個人的には彼自身の歌唱力はけして高レベルでは無いと思うのですが演技力で視覚的に音楽に引き込ませている、たまに歌手がこれを真似しようとする人がいるけど下手な演技じゃ逆効果、元々アプローチの仕方が違う。
少し脱線しましたがとても気に入った映画でした機会があれば是非見てください。
いい映画でしたが…
マイノリティの悲しさと、それでも自分を肯定して強く生きようとする姿、また、主人公2人の愛情深さに泣きました。実話を元にしているそうで、それもまた胸を打つものがあります。
ただ、少し物足りなさも。物語の素敵さに、現実の苦しみが薄まってしまったような。
孤独を抱きしめる
権威とか、普通とか、常識とかいうのは大切ではあるけれど、一定以上の要求をすると無理が来てしまう。
じゃあ、一定ってどこがラインなのか。
それを考えるきっかけとしてはかなりエンターテイメントな映画で、私は気に入った。
ハッピーエンドがいいという点で、少し減点。だけど、any day nowというテーマからするとあのエンディングでも仕方ないのかなぁ。
誰でも最終的には1人だが、孤独ではいたくない。
たいていのひとはonly but not lonelyを目指している。←ほぼ日だったかしら。
マイノリティ同士抱きしめ合って行こうという真面目なテーマなんで、マジョリティはほとんど悪になっちゃうところを含めて、分かりやすく、そして意外と後味は悪い。
アラン・カミングの圧巻の演技
泣ける、泣けると評判の映画ですが、作り手は決して泣かせようとして作っているわけじゃないつくり。
なので、泣こうと意気込んでいくと、感情移入できるほどのストーリや会話、感情の動きみたいのはみられないため、ちょっぴり期待はずれになってしまうかも。
映画は淡々と進み、誇張しない事実のみを映し出してく。ひとつひとつの表情だったり、間だったりを気にして、この映画の時代背景を軽くおさえてから見れてほしい。そうしないと、一緒と速度で映画に入っていくのが私はむずかしかった。
最後に、アラン・カミングの演技が素晴らしい。(小さいころのスパイキッズのイメージが私の中では強かったから、なおさらギャップが)この演技を大きなスクリーンで見る。彼の歌声をきちんとした音響で聞くこれだけでもとてつもない価値があると思ってしまう。
偏見の時代の極み
時代と偏見の描写に共感。難病との関係は分かりにくいが、見終わってから取り巻く人々を自分と重ねてみて、再度考えてしまいました。違った表現だと、簡単な贈り物をきちっとした包装で、心がこもっいるという感じ。
なんか惜しいなぁ…
俳優さん達はとても良かったと思います。
ただもっとマルコとの交流場面が欲しかったなぁ〜。
一番感動したシーンはマルコが感想文かなんかを発表してるところです。
彼の笑顔は本当につられます☆
「ドーナツ」
冒頭から印象的で、物語の重さを表していたように思う。
台詞は必要なもの、訴えたいことだけであとは自然な描写や目線で気持ちが痛いほど伝わった。華やかなゲイバーや街中の灯は孤独さを一層大きくさせ、ルディの歌声は何よりも優しく強い差別や偏見、この世への主張でした。見て損しない。寧ろいい。
何もかもハッピーエンドなら良いのに。
はああ久々です。久々に映画館で人目も憚らずに泣いてしまいました。こういう結末ですかあ。いやあ、胸が詰まりまくりです。ああダメだ。思い出したらまた涙がじわじわ出て来る。
ちょっとした情報は事前に掻い摘んではいたんですけども、こういうお話だったんですね。
所謂、同性愛に寛容ではなく、差別が当たり前の顔してまかり通っている時代。無理解がスーツ着て我が物顔で闊歩してる世界が舞台です。世間が凄まじく横暴。風当たりの強さが酷い。ただ普通に生きているだけなのに、この言われなき迫害。理解を示している人ですら理解しているとは言い難い言論封殺の空気。
そんな中で偶然にも知り合ってしまった三人。
不遇な環境で育つダウン症の少年と、彼を何とか我が子に迎えようと奮闘する一組のゲイカップル。一人はゲイバーのダンサーで、もう一人はカミングアウトに消極的な弁護士。三人はとても強い絆で結ばれ、家族の愛で結び付いているのに、それを許さないたったひとつのこと。カップルが同性愛であるということ。同性愛であるが故に何もかも、全ての事態が好転に結び付くことを許してくれない。これだけ周囲に訴えても誰も分かってくれない。嘗ての味方すらが今は敵。好機の目と差別剥き出しでニヤつく検事。
そして終盤に告げられる、その果てに起きる哀し過ぎる出来事。
それでも生きて行かなきゃいけない。この世に正義なんかない!と例え教えられようとも、それでも正義を信じて生きて行く。こんな悲劇はもう御免だ。前を向いて生きて行こう。
全て、何もかも、誰もが泣かずハッピーエンドを迎えられたら良いのに。
「普通」と違う
2人の愛とマルコへの愛情は、「普通」の人と何も変わらない。甘酸っぱい恋人同士のやり取りは可愛らしく、クスリと笑わせてくれた。そして、マルコに対しては、本当に親として愛情を注ぎ、マルコもそれをひしひしと感じていたと思う。世間の「普通」と少し違うために、ただ愛し合うということ、家族でいることがこんなにも難しいと教えてくれた。幸せのかたちは色々あるはずなのに。
実話の切なさはあるが
実話を元にした社会派映画でした。
現実の厳しさと、そこに関わる偏見と未来への期待、しかしどんな親子でも家族でも本当に幸せとは何かと考えさせられました。
前評判ほどでは無かったと思いますが、是非見て頂きたいです。
観ておもったこと。
人は何故理解不能なものを恐れるのか
恐れる以上に愛することの出来る人を
わたしは愛したい。
ああ痛い。苦しい。
すごかったなぁ。
良くも悪くも何かを残せる映画は
良い映画だと思う。
でも私もハッピーエンドが好きだな。
サントラ出たら買おう。
救いのない事件からなにを読みとるか?
感動作ではあるがハートウォーミングという意味ではない。
実話が元であることを知らなければ三流悲劇の様だが、三流悲劇のような出来事が起きる世界に失望させられる。涙はでなかった。
35年ほど前が舞台だが、日本においては今でもほとんどの人の認識はこの頃と変わっていないのでは。登場人物は皆、"自分が"正しいと思うことを行った。
願わくば、総ての人がそれぞれ尊重し尊重される世界へと変わっていけますように。
後半からずっと涙が…
とても楽しみにしていた映画。
ハンカチ2枚用意して見ました!2枚とも使い涙が止まりませんでした。
期待通りの映画。
歌がとても良かったです。
上半期No.1
上半期No.1です。私にとって‥‥^ ^
35年前の出来事ですよね。
現代でも多くの課題がそのまま残されていますね。ん〜考えさせられました。
公開当時、上映館1 だったこの映画。
今や 24館ですよ。内容がとても良いからでしょうね。
来館されている方も、リピーターさんが多いように感じました。
ほとんど1名のお客さんでしたが、そこかしこからすすり泣く声が聞こえました。私もT_T
まだご覧になっていない方、ぜひお勧めです。
現実は厳しく切ない。
ずっと観たかったけど、タイミングが合わなかった作品。
他の方のレビューも評価様々だけど、この物語は脚色はあれど現実に基づいた作品。
それだけに障害、同性愛、その時代考証の説得力は半端じゃない。
結末もそこら辺の娯楽映画とは一線を画する。
それでも観て良かった。と同時にどうにもやるせない世の中に生きてることをまざまざと知らしめられた。
凄く良質な作品です。
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