劇場公開日 2014年4月19日

  • 予告編を見る

「クレバー」チョコレートドーナツ えらさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クレバー

2014年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

平日(1000円サービスデー)の昼に行ったのですが、130席のシアターがほぼ埋まっていて、更に観客の殆どが女性で驚きました。ぶっちゃけ女性が好きそうだなあ、とひねくれた感想も抱かなくはないのですが、評判通りに素晴らしかった。

僕は題材の選び方・話の運び方がクレバーだなあと。当時のマイノリティであるゲイカップルと、社会に適応できない弱者と見なされる障碍者。彼らが互いに愛し合いながらも裁判というフィールドでマジョリティに虐げられる様子は勿論応援したくなるものです。ここからが余計な事なのですが、それに加えて観客に無意識の優越感を与えているように思うのです。弱者達に同情し、応援することで得られる優越感。殆どの人にそうさせる仕組みというか設定、もっと言うと作品だから素晴らしいし、こんなにヒットしているのかなと思います。不快に思われたらすみません。

えら