グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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リラックスして気持ちいい
舞台演劇テイストで、サスペンス風味の緩めのコメディーでした。いろいろ小さな謎を残しつつも軽妙で面白かった。
ハンガリーを舞台にしてるのかなと思ったけど、どうやら違う仮想の国らしい。役の名前や地名から東欧であることは間違いなく、無実の罪を着せられて追っかけられ、逃亡し、謎を解決していくストーリー。
5回クスッと笑っただけですが、背景が美しかったり、映像の色彩が豊かだったり、とても力が抜けて気持ちの良い作品でした。
ウェスアンダーソンワールド!!!
再見
1度目にカーナビで観たことを許してください。素晴らしかった。観る人の美意識に訴えかけるような映画かもしれない。それが良いとか悪いとかではなくて、ウェスアンダーソンの美意識に共感出来る人しか受け付けないのだろうなと思う。突き詰めればどの映画もそうだけど。そういう意味でも箱庭的で囲われた映画だから、つまらない人はつまらなく、面白い人は面白いと思う。映画だし、賛否あった方が良いと思う。
あとこの作品が好きな人は、ある程度自分の美に自信を持っているか、自信を持ちたいか、とりあえずそれなりにこだわりを持っている人なのではないかとも思った。
だからそういった美意識の顕れを鬱陶しく思う人もいるだろうと思う。監督の美意識が画面の隅々まで行き届き、それがフレーム外に漏れ出てくるからだ。自部屋で観た時なんて、観賞後の眼前に広がるの世界観とのズレにうんざりしてしまうだろう。ウェスアンダーソンがそれだけ洗練された画を作ってるってことでもあるけれど。
ただ、一つの作品としてまとまっているように感じたし、テンポやコマ繋ぎやカットなどは映画ならではの気持ち良さがあると思った。歯切れが良いという点では多くの人に受け入れられると思う。動く画、動画として観れば楽しめるかもしれない。
面白いが好きじゃない
映画らしい映画
きれいな絵本を読んだ気分になれた映画。
映像美を主張しない、美しく流れる映像とコミカルな演出。
魅力的なキャラクター達。
テンポもいいし笑えるし好きな映画。
見てて満足というか、うっとりした気分になれた。
こんな上品で洗練されたピンクは初めて
評価が実に高い作品ですね。 ・絵本のような世界観 確かに。それで…...
色彩感覚が好きな作品
17年23本目。 漸く観ました。高級ホテルのコンシェルジュとベルボ...
17年23本目。
漸く観ました。高級ホテルのコンシェルジュとベルボーイが繰り広げる冒険を、クスリと笑えるコメディと戦争的な社会問題を甘美なビジュアルでコーティングした芸術映画。ストーリーよりも雰囲気や画面を愉しむ映画でもあり現代社会を皮肉った社会派映画でもある傑作。
本作の何が感動したかってそのセットデザインがとにかくお菓子や絵本みたいでとってもキュートなとこ、内容もコメディチックでニヤリと出来るんだけどほろ苦いラストを迎えるとこなんだけど、一番びっくりしたのは描かれる物語の時代によって!アスペクト比が違うこと!驚き!
予備知識無く映画を観始めるのが大好きなたちなので、映画が始まる前、“画面サイズをワイドサイズに設定してください”という警告画面が出るのに???としか思えず、ばかなので(画面いっぱい隅から隅まで映画を観て欲しいからかな?😀)と思ったがそうか作中2度画面比率が変わるからか!しゅごい!
あと、図らずもグランドブダペストホテルにも当てはまってしまったわけだけど、作中にいちいちチャプターを分けたカットが入る作品はどれも名作だし大好き・・・自分がもし映画を撮るとしたら絶対入れたいカット。映画の流れぶった切って静止画が1枚入るだけでずいぶん印象が違うし、めちゃくちゃ好き・・・
劇中印象的だったメンドルのケーキは公式で作り方が紹介されていて高まる (*´ω`*) ケーキ自体はもちろん外装から何からとってもキュート。お菓子作りはしないけど技術と設備があれば一度作ってみたいなぁ。映画を観ながら食べたい。
色々調べていたらグランドブダペストホテルの作品イメージカラー(主にピンク)をあしらったグッズがたくさんあって惚れ惚れする!どれも可愛い!
お洒落
この映画はストーリーよりも世界観を楽しむような印象。BGMやテンポ...
出演者・演出・映像・音楽が良いのに、物語は普通
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
登場人物とそれを描く独特の演出が上出来。そして質感の高い映像と音楽もその演出の一部として軽快さを出していた。
物語はそうたいした役割はない。だが突然のグスタブの最後や、ホテルの謎であり幸せの源泉だった妻子を失ったことをあっさりと片付けられたのは不満。もっと違う描き様があったのではないか。さんざん途中まで登場人物の波乱の物語を展開しておきながら、彼らの最後や重大な出来事をろくに描きもせずに片付けてしまうのはいったいどうしたものか。上手くすればしんみりとした感動をもたらすことも出来たろうに。
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