グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
全345件中、121~140件目を表示
こんな上品で洗練されたピンクは初めて
評価が実に高い作品ですね。 ・絵本のような世界観 確かに。それで…...
色彩感覚が好きな作品
17年23本目。 漸く観ました。高級ホテルのコンシェルジュとベルボ...
17年23本目。
漸く観ました。高級ホテルのコンシェルジュとベルボーイが繰り広げる冒険を、クスリと笑えるコメディと戦争的な社会問題を甘美なビジュアルでコーティングした芸術映画。ストーリーよりも雰囲気や画面を愉しむ映画でもあり現代社会を皮肉った社会派映画でもある傑作。
本作の何が感動したかってそのセットデザインがとにかくお菓子や絵本みたいでとってもキュートなとこ、内容もコメディチックでニヤリと出来るんだけどほろ苦いラストを迎えるとこなんだけど、一番びっくりしたのは描かれる物語の時代によって!アスペクト比が違うこと!驚き!
予備知識無く映画を観始めるのが大好きなたちなので、映画が始まる前、“画面サイズをワイドサイズに設定してください”という警告画面が出るのに???としか思えず、ばかなので(画面いっぱい隅から隅まで映画を観て欲しいからかな?😀)と思ったがそうか作中2度画面比率が変わるからか!しゅごい!
あと、図らずもグランドブダペストホテルにも当てはまってしまったわけだけど、作中にいちいちチャプターを分けたカットが入る作品はどれも名作だし大好き・・・自分がもし映画を撮るとしたら絶対入れたいカット。映画の流れぶった切って静止画が1枚入るだけでずいぶん印象が違うし、めちゃくちゃ好き・・・
劇中印象的だったメンドルのケーキは公式で作り方が紹介されていて高まる (*´ω`*) ケーキ自体はもちろん外装から何からとってもキュート。お菓子作りはしないけど技術と設備があれば一度作ってみたいなぁ。映画を観ながら食べたい。
色々調べていたらグランドブダペストホテルの作品イメージカラー(主にピンク)をあしらったグッズがたくさんあって惚れ惚れする!どれも可愛い!
お洒落
この映画はストーリーよりも世界観を楽しむような印象。BGMやテンポ...
出演者・演出・映像・音楽が良いのに、物語は普通
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
登場人物とそれを描く独特の演出が上出来。そして質感の高い映像と音楽もその演出の一部として軽快さを出していた。
物語はそうたいした役割はない。だが突然のグスタブの最後や、ホテルの謎であり幸せの源泉だった妻子を失ったことをあっさりと片付けられたのは不満。もっと違う描き様があったのではないか。さんざん途中まで登場人物の波乱の物語を展開しておきながら、彼らの最後や重大な出来事をろくに描きもせずに片付けてしまうのはいったいどうしたものか。上手くすればしんみりとした感動をもたらすことも出来たろうに。
可愛い美しいホテル
the society of the crossed keys
架空の国の架空のホテルを統括する名物コンシェルジュGustaveと彼を師と仰ぐロビーボーイZeroの物語。
おもてなしという名のホストのような仕事?までこなすGustave。詩と女性をこよなく愛し、収監されても逃走中でも品性を保つ(^O^)。小うるさいけど憎めないキャラ。答えに戸惑いながら目をキョロキョロさせるZeroと良い師弟コンビでした。
登場人物が皆個性的で面白いです。スキンヘッドで全身落書きみたいな刺青姿なのに、絵が上手いと褒められ少し照れる囚人ボスLudwigが微笑ましかった(^-^)。
"The Royal Tenenbaums"に似てると思ったら同じ監督ですものね。本作のほうがずっと面白かったです。所々エロ・グロのスパイスが唐突に放り込まれる(^^;)、一貫したテイストのコメディで、細部にまでこだわって創り込まれた作品だと思いました。(ただこんなに完成度が高いのに、何故誰でも気付きそうなAgathaの肩紐の間違いを撮り直さないのか不思議ですが…。)物語の閉じ方が少し残念かな。
Ralph Fiennesがハマリ役でした。一時は実生活でも熟女キラーでしたね。(舞台での共演を観ましたがラブラブでした。)
"Rudeness is merely the expression of fear. People fear they won't get what they want. The most dreadful and unattractive person only needs to be loved, and they open up like a flower."
全345件中、121~140件目を表示