天才スピヴェット

劇場公開日:2014年11月15日

解説・あらすじ

「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督が自身初の3D映画として、ラルフ・ラーセンの冒険小説「T・S・スピヴェット君 傑作集」(早川書房刊)を映画化。気持ちがバラバラになってしまった家族を元に戻そうと奮闘する、天才少年の葛藤や成長を描いた。米モンタナに暮らす10歳の少年スピヴェットは、天才的な頭脳の持ち主。しかし、時代遅れなカウボーイの父と昆虫の研究に夢中な母、アイドルになりたい姉という家族に、その才能を理解してもらえない。さらに弟が突然死んでしまったことで、家族は皆、心にぽっかりと穴が開いていた。そんなある日、スミソニアン学術協会から権威ある科学賞がスピヴェットに授与されることになる。家族に内緒で家出をし、数々の困難を乗り越えて授賞式に出席したスピヴェットは、受賞スピーチである重大な真実を明かそうとするが……。

2013年製作/105分/G/フランス・カナダ合作
原題または英題:L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet
配給:ギャガ
劇場公開日:2014年11月15日

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(C)EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA

映画レビュー

3.5 映像は「なるほど3D映画として作られたのか」と言う印象

2025年11月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ジュネ監督らしく美しく、色彩鮮やかで、ファンタジー要素があり、ありそうで無い風景が沢山で、 "盛られた" 田舎と都会の風景と、才能があり可愛いカイル・キャトレットが味わえる、冒険ぼっち映画。
キャラが強すぎる名脇役を沢山演じるヘレナ・ボナム・カーター(時代劇やSFで風変わりな女性を演じることが多い印象)がここでも主人公の母親役で名脇役。
T・S・スピヴェット君を演じたカイル君は、英語、ロシア語、中国語、フランス語を話せて、スペイン語とラテン語も少し話せる凄い子役。(ロシア語は母親から教えられ、中国語学校で週に一度中国語を学び、中国語でインタビューにも答え、今作の撮影クルーは主にフランス人だったため、彼はフランス語を学んで撮影に挑んだとか)2年後にリメイク版の『ポルターガイスト』(2015)に出演してるが、作品は少ない。

最後のビンタとパンチは駄目だろう。
第39回セザール賞では最優秀撮影賞を受賞。

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ナイン・わんわん

3.0 3D版はボトルシップ

2025年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

3D版で観ました。

その世界観と、小物に至るまで作りこまれた美術が最後まで飽きさせずに見惚れてしまう素敵な映画でした。

少年の目を通して見える世界はどこか「いびつ」で独自の価値観に支配されていて、家族全員がそれぞれの価値観に従って生きているさまはユーモラスで、乾いた笑いをもたらしてくれます。

なぜ少年が旅にでたのか。
母親は、なぜすべてを投げ出して研究に没頭したのか。
父親はなぜ何もかもに無関心でいられるのか。
姉はなぜ行動に移さないのか。

ていねいに、それでいて、しつこくならずに、きちんと描いてあります。
それどころか、登場するすべてのキャラにそれぞれの世界観があり、極めてリアルに作りこんであります。
それが絡み合ったときに、大きなストーリーの流れが出来上がり、深い感動を覚えました。

心にしみ込むような、滋味の深い一本です。

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うそつきかもめ

4.0 現代のスタンドバイミー

2024年2月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

やはり子ども主人公のロードムービーはワクワクします。

アメリカの広大な大地を子どもひとりで渡って、いろんな人に出会って。

ワクワクドキドキするし、ほっこりするし。

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Yossy

3.5 ジュネ監督

2023年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主演のカイルくんの力が大きかった。ジュネのヘンテコ具合とのマッチングは思ってたほど悪くなくて、アリです。確か3Dでもやってたはずだけど、2Dでも十分だった。個人的にはもっと暗いくすんだ色合いの方が好きかな。
ジュネは普通の映画なんか撮らなくていいから、ヘンな映画を作り続けてほしい。

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なお