「ミステリーは難しい。」フライト・ゲーム mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーは難しい。
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犯人探しの映画はたくさんあるようで、実はあまり見かけない。
日本のミステリーのような映画も実は少ない。
本作は、そこへ挑んだ意欲作といっていい。
ジャウム・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが組んだサスペンスである。
見終わったいま、ああ、あの人が犯人だったのか、というすっきり感はあまり感じられなかった。
こういう話の暗黙の了解として、単独犯であろうと。
ある人物がガムテープで手首をぐるぐる巻きにされているときにメールが来たら、その人物は容疑者からはずす。もしこの人物が犯人だったとしたら、どうやって手首を拘束されているのにメールが打てたのか。このなぞを解明してこそである。それが共犯がいた、となると、それはルール違反である。
観ているあいだはあまり思わなかったが、疑問がいっぱいある。
送金しなければ乗客をひとりずつ殺すと脅していたが、ひとりめはターゲットの航空保安官が手をくだしている。
これも計画のうちか。
もうひとりの航空保安官に対して、犯人が接触したのは飛行機に乗ってからだと思うが、じゃどうやってコカインのなかに爆弾をしかけることができたのか。しかも密封されていた。
それなりに楽しかったけど、脚本は穴だらけである。残念。
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