劇場公開日 2014年11月22日

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「実写とアニメの絶妙な融合。思わずニヤける最高の片想い。」MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0実写とアニメの絶妙な融合。思わずニヤける最高の片想い。

2014年11月23日
PCから投稿

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幸せ

【賛否両論チェック】
賛:誰しもが経験しうるであろう片想いを、様々な視点で重層的に描いている。主人公の人柄にも大いに好感が持てる。また、作品を彩る音楽もステキ。
否:ファンタジー要素が多いので、好き嫌いは分かれそう。展開も結構強引で、出来過ぎている感がある。

 登場人物それぞれが、みんな誰かへの想いを抱えていて、とっても切ない物語です。クリスマスの華やかな雰囲気や音楽が、その恋心をよりドラマチックに引き立たせています。展開は「いやいや~、ありえないでしょ~」と思ってしまうくらいとっても強引ですが(笑)、そんなことがどうでもよく思えてしまうくらい、その世界観に魅了されます。光とデビクロくんの奇妙で絶妙な絡みも、最初こそ違和感はありますが、だんだん自然に見えてくるから不思議です。
 個人的には、榮倉奈々さん演じる杏奈の、サバサバしていて男勝りな性格がステキです(笑)。片想いに悩む全ての人に勇気をくれる、そんな作品に仕上がっています。

映画コーディネーター・門倉カド