ふしぎな岬の物語のレビュー・感想・評価
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詰め込みすぎ
いろんな方のストーリーが、点々と出てくるがそれぞれのストーリーが浅い。詰め込み過ぎな印象である。阿部寛が吉永小百合のおいというのも最後の説明でやっとわかる。最初に状況説明ほしいな。母を失った親子、結婚する昇太、転勤する鶴瓶、ガンをうれう知人とその娘竹内結子の物語、おいの阿部寛の話。どれも掘り下げられなくて中途半端。最後に火事をみてそのままにしてしまう吉永小百合なんだが、死んだ夫が絵を返してくれといってきて、夫があらわれなくなったというんだが、そのあたりの話がよく分からなかった。
なぜ夫は消えたのか。
全体的にほのぼのとしていて、
最後まで見ることはできた。
まあ吉永小百合の存在感は
さすがとは思います。
サユリストです。カットしまくりのようだが、とりあえず見るしかない。...
サユリストです。カットしまくりのようだが、とりあえず見るしかない。
絶世美女聖人を演じ続ける大女優。しかし阿部ちゃんが恋い焦がれるのは、さすがに無理がないか。
思うにこの作品の登場人物は全てサユリストなのだ。彼女が「おいしくな〜れ」と魔法をかけるメイド喫茶に足繁く通うのだ。しかし彼女は孤独だった。なぜだ?
後半の独白は、渾身の演技だ。しかし渾身故にもはやホラーと化し、主人公はただのヤバい奴となってしまった。人情劇なのにこれはいかん。
ちょいちょい掘り込んでくる寒いユーモアもいかん。
狂信的サユリスト向けの作品。どこかで賞を取ったらしい。そこにもサユリストが潜んでいたのかもしれない(笑)
【岬カフェは様々な人を癒す。けれど、本当に癒されていたのは・・・。人々の繋がりを暖かく、愛おしむ視点で描いた作品。】
岬カフェ店主の柏木悦子(吉永小百合)の周りには、いつも様々な人が美味しいコーヒーと(一部の人は)、悦子と会うために集う。
<岬カフェに集う人々>
・タニさん:密かに悦子に恋心を抱く30年来の常連客(笑福亭鶴瓶)
・徳さん:漁師。漁の後に岬カフェでコーヒーを飲むのが日課(笹野高史)
・ドロボー:お金のない岬カフェに忍び込むが、悦子に美味しいコーヒーを振舞ってもらい、改心する(片岡亀蔵:最後まで誰を演じたのか分からなかった・・)
・みどり:徳さんの娘。反対を押し切って結婚し、家を出たが突然戻ってくる(竹内結子)
・柴本孝夫:度重なるお見合いの末、45歳で漸く結婚。泣き虫。(春風亭昇太:ご結婚、おめでとうございます)
・大沢&幼い娘:妻を病気で亡くした陶芸家。悦子のコーヒーに癒される。(井浦新)
そして、悦子の甥浩二:自由気ままな何でも屋。岬村の問題児だが、悦子を守ることを使命としている。(阿部寛)
そんな、岬カフェの常連さんたちも、ある人は病で、ある人は肩たたきで転勤で、徐々に離れていく。
そんな時、有る出来事が起こり・・・。
<喪失から再生していくストーリーは王道であるが、そこに吉永さんの”あの素晴らしい長台詞”が加わる事で、見応えが倍増した作品。>
<第38回 モントリオール世界映画祭 審査員特別賞グランプリ受賞>
<2014年10月13日 劇場にて鑑賞>
原作好きは観ないほうが…
とにかくキャストが豪華。
おかげでなんとか作品になった映画だと思います。
原作が好きで何度も読んでたのですが、映画のタイトルが本の名前と違うように、この作品と原作はほとんど内容が違います。
原作で伝えたいことが、映画ゆえ雑にされていて、変に盛り上がりを作っているのでこの小説が一貫して持っている静けさはありません。
なので、小説を読んだ人は観ないほうがいいと思います。
観ていないのであれば変に感情移入せずに観れたのかな。
ブラザーズ5♪
杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山巌、因幡晃の5人が奏でるブラザーズ5!このバンドが一番良かった。
吉永小百合本人が企画したこの映画。日本アカデミー賞にほとんどすべてがノミネートされるってのも異常事態だが、みんなサユリストなんだな~と逆に感動(笑)。悪い映画じゃないけど、強盗にコーヒーを淹れてあげるという優しさあふれる吉永小百合しか記憶に残らないかもしれない。
吉永小百合PV
この作品は1回目さっと見てからの2度見をお勧めします。とにかく作品全体より出演者の個々の演技に絞って見たときこの作品のすごさが分かる様に出来ているのです。全体的には吉永小百合さんが演ずる悦子を中心に気恥ずかしいまでの演出とシナリオで物語が進みます。演ずる俳優たちがまた半端ないレベルの役者がそろっていてこれがまた熱の入り過ぎた演技を繰り返す。もう誰にも止めれないレベルの熱狂の中演出の制御が効かない状況に、見てるものは戸惑う。しかし僅かの出演のために結成されたフォークグループひとつを取ってみても分かる様にまさにアヴェンジャーズ状態のミュージシャンが小百合スト宜しく集まるのだからそれはもうバチカンに降りたマリア様を賛美する讃美歌隊である。そうもうお分かりであろうこれは宗教映画なのです。ベルイマンかタルコフスキーか・・・。そういう観点でご覧いただけると見えてくるものが違って見えると思います。2023/11/16:再見(UNEXT ★5)
原作ファンが故…
この原作の小説がすごく好きで☆
結果、映画を見てがっかり…
違うんだよなぁーーーっていう所が多々あり。小説で繊細に描かれているところも全然表現されておらずwww
おじ様達には申し訳ないけれど、吉永小百合さんの映画で好きなのはひとつもない…
良さがわかりませんでした
岬カフェもしくはそこの女主人に執着する人たちの話?
寒々とした場所の印象しか頭に残らなかった。
ストーリーが薄く、ひたすら吉永小百合を鑑賞するためだけの映画に、アクの濃い阿部寛をキャスティングすべきではなかったと思う。
不祥の美しさが銀幕のお伽噺へと誘う
千葉県の岬にて未亡人一人がひっそり営む喫茶店に集う人々との交流を温かく描いた人情噺。
吉永小百合と云う女優は邦画界における貴重な華やとは思うが、その神々しいオーラが時として、物語のリアリティを揺らぐ不安定感の根本に成りかねない危うさを秘めている。
バスガイドから卑弥呼まで扮して、全体のバランスが観るも無惨に崩壊した『まぼろしの邪馬台国』なんざぁ、その最たる例と云えよう。
しかし、その年齢不詳な輝きが、喫茶店のアイドルとしての存在価値を高め、疲れた人々の疲れを癒すオアシスへと導くお伽噺の案内役を担う効果を果たしているから、表題通り“ふしぎな”女優である。
現に、虹の絵に惹かれる井浦新父娘、30年以上も彼女に想いを寄せる笑福亭鶴瓶、末期ガンに蝕まれながらも手作りの珈琲を恋しがる笹野高史、
そして、稀代のトラブルメーカーで悩ませつつ彼女を絶えず見守る甥の阿部寛etc. etc. 男女問わず幅広く愛される女神は、吉永小百合唯一人であろう。
唯一無二の眩さが故に、孤高と化し、徐々に心の闇に埋もれゆく危うさをも溢れており、花びらを照らす光と影の距離感は、男と女であり、母と子であり、神と羊でありetc. etc. 様々な色合いを魅せる。
その彩りが結集した答えこそ、物語の象徴として掲げられた虹の絵に込められていると私は思う。
酸いも甘いも苦味も全てが渦巻く人間模様が彼女の淹れた1杯の珈琲に繋がっていく。
そんな温もりに包まれた映画は雨上がりの午後のひとときに丁度よい。
相変わらず抽象的で煮え切らない批評だが、つまり、そういう事なのである。
では、最後に短歌を一首
『珈琲に 想い出浮かべ 注ぐ陽(灯)の 縁を描く それぞれの虹』
by全竜
●惜しい・・。
田舎町の人間模様。
原作から省きすぎたか。途中、物語がつながらない。
特にちびっこが絵を持ってくシーン。
絵を横にして運んじゃいかんだろ。
細部の詰めが甘く、?の多い作品。
とはいえ、
吉永小百合がちびっこ抱きしめるシーン、
阿部寛の憎めない大男ぶり、
竹内結子の号泣シーン・・etc
切り取るといいシーンが盛りだくさんなんだけどなあ。
素直に味わうことができた
わかりやすいガツンとした刺激を求める人にとっては、退屈な映画なのかもしれない。
しかし、私には充分心に届いてくるものがあったので、二度観ても素直に味わうことができた。
結婚式のシーンや祭のシーン、そして最後のシーンでは、岬に住む人々の人情あふれる温かさが羨ましく感じた。
ああいう環境の中で生きてみたいな、と思った。
しかし同時に、悦子さんの抱く孤独感や喪失感を思うと、あそこに住めば皆ハッピーというわけではないのだと、どこに生きてもそれぞれ苦悩はあるのだという現実も静かに響いた。
そうそう、登場シーンの少ない役ながら、小池栄子さんが良い味を出していることを忘れてはならない。
重要な役だったと思う。
面白くはない
吉永小百合という女優に対しては何のバイアスもない。何気に吉永小百合主演映画をちゃんと観るのは初めて。しかも今回は本人がプロデュース。
内容的にはふわっと心が温まるモノだけど、映画全体が自意識過剰気味になっている気がした。こうすれば観ててこう感じるんでしょ?的な。
流れも唐突でそれぞれのエピソードが薄いのであまり感情移入はしない。
吉永小百合さんについては、初めてジミヘンドリックスを聴いたような感じ。世間では凄いと言われているが、ジェネレーションギャップとか色々邪魔をして正直よくわからない。多彩な表情があって凄いなとは思った。
薄ーいコーヒーに濃いークリームを一滴垂らしたような映画。
「ふしぎな岬の物語」を観て・・
吉永小百合が主演の映画。千葉の岬にある喫茶店「カフェ岬」。そこで主人公の悦子は女主人としてひとりで喫茶店を切り盛りして岬の住人の心を癒していた。「おいしくなあれ」と1杯のコーヒーを入れながら・・そんなある日、大きな事件が起きる!?2014年のヒューマニティ溢れる作品。
吉永小百合映画。
多分この作品は、サユリスト協力による吉永小百合プロデュースの吉永小百合プロモーション映画なんです。と言えちゃう位の存在感です。他の女優さんだと全く違うものになったと思います。
「まあ好き」ぐらいの感じで見始めた私ですが、悦子さんは吉永小百合さんそのものなんですね多分。
永遠と言えるものは決してない人生。変わってゆく人間関係。いつまでも心に残る出会いってどれくらいあるんでしょう。
映画を一通り見終わったときに「近場にこんなカフェがあったらいいなあ。」と思いました。それがすべてです。
やっぱかわいいわ、小百合さん。
吉永小百合の不思議な世界
さすが吉永小百合主演映画だけあって、現実感は皆無、ってまあ吉永小百合と言う女優さんそのものが現実感のないある意味モンスター的(良い意味でですよ)存在ですから、それは当然作品に現実感が生まれる訳もないのですが。
一応ジャンルとしては人情系ヒューマンドラマになるのかな?
でも、まあほとんどファンタジーの世界でしたよね、吉永小百合の不思議ワールドとでも言いましょうか。
正直ありえなさ過ぎてドン引きしたシーンは多々ありました。
今時こんな映画を作ってしまうのはどうなんだろうかとも思いましたし。
しかしそれでも何だかんだで心温まり、癒されてしまうのが吉永小百合ワールドなんですよね。
皆カフェの女店主を好きになってしまうのも納得の存在感、たとえ泥棒でもね・・・(さすがにあれは)
ただ泣かせどころは割りと安易な演出なんで、その辺で好みは相当分かれそうな。
まあ私は竹内結子の絶品演技やベタな吉永小百合ワールドにそこそこ嵌まってしまった側ですけど、こんなの見てられないと言う人がいてもそれはそれで納得かも。
私はサユリストではないですが、結局良くも悪くもサユリスト向け映画、でも需要があるならそれはそれでOKなんじゃないでしょうかね。
ちょっと作品にブツ切り感があったのは気になりましたけど。
あと阿部寛と吉永小百合の関係性に終始?な部分も感じましたかね・・・。
まあ成島監督作と考えれば微妙も、吉永小百合映画としてはOKってところでしょうか。
今回は今までとは違い、ちょっと物哀しいと言うか、年相応に心の闇を抱えた女性を演じた新味みたいなものは感じれましたので、あくまで吉永小百合が企画・製作に携わった映画として見るのが吉でしょう。
吉永小百合初プロデュース・・・
吉永小百合初プロデュースでなければ良かったのに・・・・と
それが客寄せだからしかたないが、皆があこがれる薄幸の女主人がプロデュースとなると、自己中か!!なんて思ってしまうじゃないですか?
この映画はこれで良いと思うが、それだけが残念・・・
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