ふしぎな岬の物語のレビュー・感想・評価
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詰め込みすぎ
いろんな方のストーリーが、点々と出てくるがそれぞれのストーリーが浅い。詰め込み過ぎな印象である。阿部寛が吉永小百合のおいというのも最後の説明でやっとわかる。最初に状況説明ほしいな。母を失った親子、結婚する昇太、転勤する鶴瓶、ガンをうれう知人とその娘竹内結子の物語、おいの阿部寛の話。どれも掘り下げられなくて中途半端。最後に火事をみてそのままにしてしまう吉永小百合なんだが、死んだ夫が絵を返してくれといってきて、夫があらわれなくなったというんだが、そのあたりの話がよく分からなかった。
なぜ夫は消えたのか。
全体的にほのぼのとしていて、
最後まで見ることはできた。
まあ吉永小百合の存在感は
さすがとは思います。
サユリストです。カットしまくりのようだが、とりあえず見るしかない。...
【岬カフェは様々な人を癒す。けれど、本当に癒されていたのは・・・。人々の繋がりを暖かく、愛おしむ視点で描いた作品。】
岬カフェ店主の柏木悦子(吉永小百合)の周りには、いつも様々な人が美味しいコーヒーと(一部の人は)、悦子と会うために集う。
<岬カフェに集う人々>
・タニさん:密かに悦子に恋心を抱く30年来の常連客(笑福亭鶴瓶)
・徳さん:漁師。漁の後に岬カフェでコーヒーを飲むのが日課(笹野高史)
・ドロボー:お金のない岬カフェに忍び込むが、悦子に美味しいコーヒーを振舞ってもらい、改心する(片岡亀蔵:最後まで誰を演じたのか分からなかった・・)
・みどり:徳さんの娘。反対を押し切って結婚し、家を出たが突然戻ってくる(竹内結子)
・柴本孝夫:度重なるお見合いの末、45歳で漸く結婚。泣き虫。(春風亭昇太:ご結婚、おめでとうございます)
・大沢&幼い娘:妻を病気で亡くした陶芸家。悦子のコーヒーに癒される。(井浦新)
そして、悦子の甥浩二:自由気ままな何でも屋。岬村の問題児だが、悦子を守ることを使命としている。(阿部寛)
そんな、岬カフェの常連さんたちも、ある人は病で、ある人は肩たたきで転勤で、徐々に離れていく。
そんな時、有る出来事が起こり・・・。
<喪失から再生していくストーリーは王道であるが、そこに吉永さんの”あの素晴らしい長台詞”が加わる事で、見応えが倍増した作品。>
<第38回 モントリオール世界映画祭 審査員特別賞グランプリ受賞>
<2014年10月13日 劇場にて鑑賞>
原作好きは観ないほうが…
とにかくキャストが豪華。
おかげでなんとか作品になった映画だと思います。
原作が好きで何度も読んでたのですが、映画のタイトルが本の名前と違うように、この作品と原作はほとんど内容が違います。
原作で伝えたいことが、映画ゆえ雑にされていて、変に盛り上がりを作っているのでこの小説が一貫して持っている静けさはありません。
なので、小説を読んだ人は観ないほうがいいと思います。
観ていないのであれば変に感情移入せずに観れたのかな。
ブラザーズ5♪
吉永小百合PV
この作品は1回目さっと見てからの2度見をお勧めします。とにかく作品全体より出演者の個々の演技に絞って見たときこの作品のすごさが分かる様に出来ているのです。全体的には吉永小百合さんが演ずる悦子を中心に気恥ずかしいまでの演出とシナリオで物語が進みます。演ずる俳優たちがまた半端ないレベルの役者がそろっていてこれがまた熱の入り過ぎた演技を繰り返す。もう誰にも止めれないレベルの熱狂の中演出の制御が効かない状況に、見てるものは戸惑う。しかし僅かの出演のために結成されたフォークグループひとつを取ってみても分かる様にまさにアヴェンジャーズ状態のミュージシャンが小百合スト宜しく集まるのだからそれはもうバチカンに降りたマリア様を賛美する讃美歌隊である。そうもうお分かりであろうこれは宗教映画なのです。ベルイマンかタルコフスキーか・・・。そういう観点でご覧いただけると見えてくるものが違って見えると思います。2023/11/16:再見(UNEXT ★5)
原作ファンが故…
良さがわかりませんでした
不祥の美しさが銀幕のお伽噺へと誘う
千葉県の岬にて未亡人一人がひっそり営む喫茶店に集う人々との交流を温かく描いた人情噺。
吉永小百合と云う女優は邦画界における貴重な華やとは思うが、その神々しいオーラが時として、物語のリアリティを揺らぐ不安定感の根本に成りかねない危うさを秘めている。
バスガイドから卑弥呼まで扮して、全体のバランスが観るも無惨に崩壊した『まぼろしの邪馬台国』なんざぁ、その最たる例と云えよう。
しかし、その年齢不詳な輝きが、喫茶店のアイドルとしての存在価値を高め、疲れた人々の疲れを癒すオアシスへと導くお伽噺の案内役を担う効果を果たしているから、表題通り“ふしぎな”女優である。
現に、虹の絵に惹かれる井浦新父娘、30年以上も彼女に想いを寄せる笑福亭鶴瓶、末期ガンに蝕まれながらも手作りの珈琲を恋しがる笹野高史、
そして、稀代のトラブルメーカーで悩ませつつ彼女を絶えず見守る甥の阿部寛etc. etc. 男女問わず幅広く愛される女神は、吉永小百合唯一人であろう。
唯一無二の眩さが故に、孤高と化し、徐々に心の闇に埋もれゆく危うさをも溢れており、花びらを照らす光と影の距離感は、男と女であり、母と子であり、神と羊でありetc. etc. 様々な色合いを魅せる。
その彩りが結集した答えこそ、物語の象徴として掲げられた虹の絵に込められていると私は思う。
酸いも甘いも苦味も全てが渦巻く人間模様が彼女の淹れた1杯の珈琲に繋がっていく。
そんな温もりに包まれた映画は雨上がりの午後のひとときに丁度よい。
相変わらず抽象的で煮え切らない批評だが、つまり、そういう事なのである。
では、最後に短歌を一首
『珈琲に 想い出浮かべ 注ぐ陽(灯)の 縁を描く それぞれの虹』
by全竜
●惜しい・・。
素直に味わうことができた
面白くはない
「ふしぎな岬の物語」を観て・・
吉永小百合映画。
吉永小百合の不思議な世界
さすが吉永小百合主演映画だけあって、現実感は皆無、ってまあ吉永小百合と言う女優さんそのものが現実感のないある意味モンスター的(良い意味でですよ)存在ですから、それは当然作品に現実感が生まれる訳もないのですが。
一応ジャンルとしては人情系ヒューマンドラマになるのかな?
でも、まあほとんどファンタジーの世界でしたよね、吉永小百合の不思議ワールドとでも言いましょうか。
正直ありえなさ過ぎてドン引きしたシーンは多々ありました。
今時こんな映画を作ってしまうのはどうなんだろうかとも思いましたし。
しかしそれでも何だかんだで心温まり、癒されてしまうのが吉永小百合ワールドなんですよね。
皆カフェの女店主を好きになってしまうのも納得の存在感、たとえ泥棒でもね・・・(さすがにあれは)
ただ泣かせどころは割りと安易な演出なんで、その辺で好みは相当分かれそうな。
まあ私は竹内結子の絶品演技やベタな吉永小百合ワールドにそこそこ嵌まってしまった側ですけど、こんなの見てられないと言う人がいてもそれはそれで納得かも。
私はサユリストではないですが、結局良くも悪くもサユリスト向け映画、でも需要があるならそれはそれでOKなんじゃないでしょうかね。
ちょっと作品にブツ切り感があったのは気になりましたけど。
あと阿部寛と吉永小百合の関係性に終始?な部分も感じましたかね・・・。
まあ成島監督作と考えれば微妙も、吉永小百合映画としてはOKってところでしょうか。
今回は今までとは違い、ちょっと物哀しいと言うか、年相応に心の闇を抱えた女性を演じた新味みたいなものは感じれましたので、あくまで吉永小百合が企画・製作に携わった映画として見るのが吉でしょう。
吉永小百合初プロデュース・・・
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