思い出のマーニーのレビュー・感想・評価
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新たな巨匠に拍手を!!!!
音楽と美術がすごく良くて
すぐにマーニーの世界に引き込まれた。
ストーリーはよくあるラストって感じだけど
最後に全部が繋がって
エンドロールが流れた時には
涙しました(;_;)
とても、素敵でキレイな映画♡
杏奈とマーニーも可愛くて大好き♡
ジブリ作品は1回だけじゃ
全てを観ることができないので
また、見に行きたいなぁ~
でも、小さいお子さんにはまだムリかな(笑)
ストーリーに頼った作品。
米林監督作品。
一見複雑で劇的なストーリーにごまかされがちだが…
従来のジブリの魅力である脚本や演出での感動がおざなりになっている所がファンとしては非常に残念でした。
複雑なストーリーを解りやすく、よく描けているとは思いますが、絵がジブリなだけで、どこのアニメ制作会社がつくっても同じような作品となってしまっている印象。
ジブリ作品としてはキャラクターの魅力にも欠ける内容でした。
いつものジブリ
アンナはまだマシですが、マーニーの声に最後まで違和感が拭えませんでした。パクと声があってない場面もチラホラと…。お話としても壮大な妄想オチ。見ようと思っている人は「絶対」にwikiで原作の項目を見ないようにしましょう。
あかん映画
何の予備知識もなく観に行ったら最後の最後で涙が止まらなくなり嗚咽を我慢するのに必死だった。ヤバかった。製作者側にはいわゆるお涙頂戴の意図はなかっただろうが、素で感動してしまった。おじさんなのにちょっと悔しいです。人によって差はあるでしょうが、涙もろいかたは少し注意(覚悟?)して観てください。
一夏の素敵な思い出
両親を早くに亡くし、優しい養親に育てられながらも心の葛藤を抱き、心を閉ざしてしまう主人公は養親の提案で喘息の療養の為、一夏の間都会を離れ自然豊かで静かな町へやって来た。
入り江の古い洋館で、ある少女と不思議な出会いをする。人を信じる事が出来なかった主人公は少女が大切にしている思い出や美しい景色のなか共に過ごし、やがてかけがえのないものを見つけていく。
終盤では薄々と分かっていながらも心が揺さぶられました。
ここで多くの事を知ろうとはせず、是非劇場でその世界に浸ってほしいです。
とても丁寧に作ってあり、マーニーの愛する時間が優しい音楽と絵に乗せて、今も素敵な記憶として心に残っています。
誰かを大切に思う気持ちを大事にしたくなる素晴らしい作品です。
泣けました
前半は、眠気を感じそうに。。
でも後半にかけて、泣けてきました。
孤独を感じる自分、愛されたい気持ち、自分の親、自分の子どもへの思い、色々なものが入り混じって、涙無しにはいられない自分がいました。
最後には、救われたかな。良い作品だと思います。
思い出とは?(編集中)
思い出のマーニー
正直あんまり期待せずに鑑賞
なぜなら米さんの前作アリエッティは
あんまり腑に落ちない状態だったから。
アリエッティはかなり期待してみて
話の短さに驚きを隠せませんでした。
狩りとかすごく可愛くて楽しくて
次は次は?って感じなのに
見つかって引っ越すまでが早すぎて
あまり感情移入できず終了。
今回のマーニーも、
すごいともてはやされて薄っぺらく終わるのかと
特になにも考えずとりあえずジブリだから
鑑賞することにしました。
まず始まりの絵がすごいジブリで安心(笑)
あんなコマ使うのは大変だろうな〜と思いました。
あとはアンナの繊細さと臆病さに共感。
ん?共感というか(笑)
わたしもアンナのような目線で見てる気がして
あ〜わかるな〜、みたいな(笑)
義母のことを山羊に例えた所は、
宮崎監督じゃ絶対にやらないと思いました。
(絵にはするけど言葉にはしない)
またマーニーはアンナとは対照的。
最初、マーニーとは絶対的な空想上の人物で、
アンナが作り出した理想像だと思っていました。
外国の両親の元、幸せに暮らす自分。
そんな夢をみながら、現実の美しさにも魅せられて行く。わたしはわたし。的な(笑)
見事に予想は裏切られ
マーニーはアンナのおばあちゃんでしたね。
もう、久子さんが語っているときには
既にみなさん気づいていたんじゃ(笑)
まあ、あれでお母さんなのかな?と勘違いしたのはわたしですが(笑)
アンナは幼い頃想像した祖母の姿を
自分にとっての理想像と重ね合わせ
強く凛々しいマーニーという少女を創り上げました。
ですが物語が後半になるにつれ
完璧な人なんでいない、
自分を愛してくれる人ならいる、
あなたのことが好きよ、
涙と鼻水が止まりませんでした
絵も、音楽も、お話もほんとうに素敵。
あたたかい気持ちになれる、
素晴らしい映画でした。
私の語彙力では伝えられない…
ぜひ、ぜひ多くの方にあの世界観を感じてほしいです
映画館を出るとき、もう皆ぐずぐずしていましたよ(笑)私もそうでした。
★★★★★をつけたいのですが、
まだ見ぬベスト1の映画に期待して
5つはつけないことにしています。
だから、この評価は今の私には最上です。
米林監督の優しさにすごく癒される作品
幻想なのか、それとも現実なのか?
主人公の少女安奈と出会うマーニーは、突然現れて、突然消えていく不思議な存在として描かれます。だけどマーニーの正体が明かされ、全ての疑問が繋がる後半の展開は、ミステリー小説のように楽しめました。
両親の愛情を知らずに育った安奈。仮面をまとうように義母の元で普通の顔を装おい続けてきた心の闇が胸に突き刺さりました。それだけに自分の母親も同じ境遇で育ったことを安奈が知ったとき、そして同時に母の代わりに自分を育ててくれた祖母の愛に触れたとき、安奈の心境の変化が感動的なのです。
孤独で誰からも愛されていないだめな人間だとずっと思い込んできた安奈でした。しかし、自分のこれまでを知ったとき、どんなに自分が愛されたきた存在だったか思い知るのです。最後にずっとおばさんと読んで他人行儀に接してきた義母を人に紹介するひと言にグッとくることでしょう。
後で触れるとおり、革新的な本作は、これまでのジブリファンには拒絶されるかもしれません。でも心に子供自体のトラウマを持つ人なら、深い癒しを感じさせてくれる作品として、熱狂的に支持されるでしょう。
監督は、「借りぐらしのアリエッティ」に続いて、ジブリ生え抜きの米林宏昌の第2作。ヒロインの繊細な心のあやと、その内向性を描くことで、きっと新たなジブリの方向性を感じさせてくれる作品となることでしょう。皆さんにもぜひお勧めします。
ところで、昨年はジブリの決定的な転換点となりました。宮崎駿が『風立ちぬ』を撮って引退を発表し、高畑勲が8年かけた『かぐや姫の物語』を78歳で完成。日本のアニメーションを画す一つの偉大な時代が終わったといえるでしょう。
高畑勲、宮崎駿の名前を冠さない、初めてのジブリアニメは、10代の少女を主人公としているところは共通していても、初めてのダブルヒロインで、ヒーロー役がいないという冒険に挑んでいます。
主人公の2人はジブリアニメ風に見えます。しかし彼女たち、高畑、宮崎アニメのたくましい少女と比べると、線が細いし。頼りない感じ。アクションが少なく、ジブリのお家芸の飛行シーンもなく、魔法めいたことも登場しない本作は、従来のシブリファンに受け入れられるだろうかと心配になってきます。けれどもジブリという先入観をなくせば、前作の「アリエッティ」でも見せてくれた米林監督の優しさにすごく癒される作品なのです。ぜんぶん
杏奈は自信がなくて感情も表しません。「自分が嫌い」とまで言うものの、どうしていいか分かりません。そんな無力さを自覚する等身大の現代少女に感情移入してしまう人は少なくないでしょう。一方お嬢様のマーニーだって両親は不在がち、世話を焼くのは意地悪なばあや。満たされない思いを抱えていました。およそアニメのヒロインらしからぬふたりの設定が、ジブリ目当ての観客に受け入れてくれるかどうか心配になります。
たけど圧倒的なのが、穏やかな画面を支える精緻な背景描写。
何よりも目に飛び込む緑に水面が映え、太陽や月が照らす光景は息をのむ美しさです。建物や小道具は細部に至るまで精密そのもの。写実的な表情や動作は、杏奈とマーニーに奥行きを与え、手をつなぎ抱き合う2人は肉体を感じさせてくれます。肌の温もりや息づかいまで感じさせてくれるのです。余談ですが鉄道マニアなら、安奈が乗車する特急車両のリアルな質感に驚かれるでしょう。
特に印象的だったのが料理の場面に出てくる赤いトマトの鮮やかさ。そのみずみずしさに米林監督の底力を感じます。まるで実写映画みたいな、あかね雲の入り江から広がる夕方の海などの長回しで映し出される情景描写も印象的でした。水辺に足を浸したときの冷たさなど、五感に訴えかけてくる表現も秀逸です。
但し、ストーリーが淡々と流れるため、子供たちには退屈かも(^^ゞ
物語は、幼くして両親を失い、養父母と暮らしてきた12歳の杏奈は、あることが原因で心を閉ざしてしまいました。表向きは“普通”な顔をしていても、持病のぜんそくが悪化するなど、内なる葛藤は隠せません。札幌にある自宅を離れ、養母の親戚が住む海辺の村で療養することになのます。
そこで彼女の心を引きつけるのが、入り江に面して立つ無人の邸宅、通称“湿(しめ)っ地屋敷”。安奈は、その屋敷を「見たこともないはずなのに知っている気がする」というのです。
お祭りの夜、地元の中学生と衝突した杏奈は海辺へ飛びだし、そこで廃屋となった洋館から飛び出してきた金髪の少女と出会います。マーニーと名乗るその少女と杏奈は、なぜかすぐ仲良くなります。
自分たちの仲を秘密にしながら、たがいの心のなかをうち明けるようになる。杏奈とマーニーの過去は思いもかけぬかたちで絡みあっているのでした。
原作を英国から現代日本に移植した物語は、骨組みだけを見れば、「出生の秘密」がネタとなっている古色蒼然の物語として、非難轟々となるかもしれません。それでも、誰かに愛され、自らも愛する喜びを再発見し、自分の殻を破っていく杏奈の物語は、実は、誰にとっても切実で親密な大冒険として受けとめて欲しいと願います。そして時空を超えた因果のつながりの中で、杏奈を導く愛の力を感じてもらえたら、きっと見ている人の孤独感も癒されることでしょう。
安奈とマーニーが、ふたりで過ごす時間のひそやかな美しさは、実写と異なるアニメでしか不可能なイメージの感触が結晶したものと特筆しておきます。
最後にひと言。製作過程で宮崎氏の“政治介入”があったとか。
米林監督に宮崎氏が、何度もホワイトボードに自分のコンテを描かいて、『舞台は瀬戸内で和洋折衷の屋敷があって』と熱心に自説を主張したそうです。でもそのイメージを聞くほどに、どうしても『崖の上のポニョ』そのものになっていたそうなんです。最終的にスタッフで話し合い当初の予定通り、北海道のイメージで行こうと決めたそうです。
老害は、去るのみですね(^^ゞ
二年連続
風立ちぬに続き今年もすこし暗い。
今までのジブリ作品と違いヒロインが明るく強いキャラじゃ無いのは共感。
でも展開が見え見えで落ちがすぐ分かってしまう。
コンプレックスが強く、トラウマに苦しんでいる女の子といったところは見どころ
ジブリが苦手な人もヒットする美しい物語
声優の人選が独特過ぎて全く好きになれないジブリの作品なので気乗りしませんでしたが、そんな先入観をものともしない映像の美しさに冒頭でノックアウトされました。非の打ち所がどこにもない美しい物語だと思います。
ひねくれた言葉でいえば内野安打なのかな?
風立ちぬとかぐや姫の物語がスタジオジブリのフルスイングだとすれば、この映画は力の抜けたヒット狙いの印象を受けました。
でも決してダメな作品という訳ではないのですけれど。
色々なところで手抜き?もしくは効率化が求められたのかしらんなどと大画面で見れば見るほどそういうところが目についてしまうというところでしょうか。
原作は全く読まず。予告編のみで観たのがよかったと心の底から思いました。
意外に早くオチはわかってしまうんですが(瞳の色とかね)それでもきれいなとても美しい結末になっていると思いました。
ただ、悲しいかな子供たちを引きつける中盤ではなかったですね。上映中に子供たちが走り回るのは久しぶりにみました。
決して子供向けの映画ではないのですが、もっときれいに裏切られたかったな、という感想もあります。また、かなり長いのも問題ありかな。もう少しコンパクトだと子供ももっと楽しめたのかも。
宮崎駿 無きジブリも大丈夫!
前情報も入れず、特に期待もせずに観に行ったのですが、とても面白く、ラスト10分は涙が止まらなくなる程の感動に襲われました。主人公ほか登場人物への感情移入もし易く、原作をベースとした脚本が見事でした。これは友達にもお勧めしなきゃ!
絶対に、見なきゃ損!!!!
この作品はとてもとても奥が深くて
そして、感動します。
CMを見たときの印象はあまりパッとしなかったのですが、映画を見たときやばかったです!
最後の衝撃的事実。
涙が止まらなかったです!
雨のように涙がでてしまいました笑
皆さんに是非、みてほしいです!!
新たなジブリ
孤独な少女を救える唯一のものは?
私たちが子孫に遺すもの。
又は先祖から受け継がれて来たもの。
いわゆる遺産には土地や建物、金銭や貴金属、証券類やお宝の類いまで色々なものがある。
借金というマイナスの遺産が受け継がれることもある。
しかし私たちが真に受け継いで来た大切なものは何か?
そして子孫に遺すべき大切なものは何なのか?
連鎖的に遺してはならないものは?
本作『思い出のマーニー』の中で描かれているのは、そんなことである。
ストーリーはジブリ作品としては珍しくミステリー仕立てですが、ストレートな作風なのできっと誰にでも分かりやすい内容だと思います。
(小学校二年生の子でも一応理解出来ていましたから)
しかしそこに描かれているものは重く深い。
主人公杏奈は自分自身のことを嫌っている、自分の存在を大切に思えない女の子だ。
なぜ彼女がそうなってしまったのか?
彼女にとってマーニーとは?
ネタバレが怖い作品ですのであまり触れられませんが、今まさに子育て奮闘中の世代の人達に是非観ていただきたい一本である。
勿論子育てを終えられた方々にも、自分たちが子孫に遺す唯一無二のものは何なのかを考えさせられる作品だと思います。
新たなジブリの出発点。
観た人が我が子や孫にそっと寄り添いたくなる。
そんな作品です。
またそうなって欲しいと願います。
なんでアンナが成長したのかよくわからない作品。
予告観た段階でわかってはいたが、かなり淡々とした作品である。宮崎作品の多くにあるようなアクションシーンや想像力の塊のような世界観はもちろんないので、いわゆるジブリ的なワクワクを期待して行くと期待はずれかもしれない。
感動するかはわからないが、泣けると言えば泣ける。泣かされた感ある。
作品はというと、どの層に向けた作品なのかよくわからなかった。ないのかもしれないけど。
原作は児童文学らしいが、子供が見るにはちょっと話重たすぎるし共感するのも難しいんじゃないかと思う。
じゃあ大人向けかと言われるとすっきりしない内容だった。アンナがマーニーとの出会い?を経て成長していくという話なのだろうが、そっちに焦点がいってなくて全体としてはマーニーが何者なのかに気がいってしまって出来損ないのサイコサスペンスを見ているような気持ちになってしまった。マーニーとの関係を知ったことでなぜアンナが劇的に周りとの接し方を変えることになるのかが自分には理解できなかった。理解力が足りないのだろうか。
また、原作から舞台を日本に変えた以外にどの程度手が加えられているかわからないが、やたら説明的だと感じた。絵を描いてるおばさんもはやただの説明要員だったし、マーニーの正体をお母さんから渡された写真で知るシーンも冗長に思える。
でも相変わらず食べ物は美味しそうだった。
トマト食いてえ。
尾を引く作品
印象の選択肢に適切なものがなく、強いて言うなら「悲しい」と言うよりも「寂しい」というのが適切です。
映画が終わってアンナとマーニーの世界から引き離されたとき、寂しさを感じました。
あの湿っ地屋敷がある不思議な世界から現実に戻るのが、名残惜しかったです。
アンナとマーニーの二人の関係にのみしっかりと焦点が当てられていて、ほかの登場人物は敢えて記号的に描かれていたように感じます。
中でも印象的だったのが、空想の中に恋い焦がれるアンナとは対照的に、現実世界にしっかりと根を下ろしていた「太っちょブタ」の委員長です。
アンナにあれだけ酷いことを言われても、その場で同じ程度に殴り返して和解し、きちんと自分のコミュニティに入れてあげようとする度量の広さとバランス感覚は、本当に中学生離れしています。
自分のことで精一杯のアンナは、彼女の優しさには少しも気づきませんでしたが。
初期のアンナは、自分のことで精一杯な反面、自分に向けられる優しさに鈍感で、十代前半の多感な少女の典型のようでした。
輪の中にいる同級生も、周囲の大人も、お金も、すべてが世俗的で汚らわしく感じていた少女の世界が、少しだけ開いて前に進む瞬間をこの作品は見事に描いています。
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