真夜中の五分前のレビュー・感想・評価
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ゆったりした時間の流れと謎、きれいな映画
個人的に淡々とした映画は好きです。なので、この映画は退屈という感想もありますが、私は好きだと思いました。
全体として透明感があり、きれいな映画です。
三浦春馬さんが出演しているということで初めて視聴しましたが、2回目に見たときの方が深く味わえたと思います。1回目に見たときは、ところどころで入る姉妹の入れ替えに「???」な部分もあったので。
生き残ったのはルオランだが、意識がルーメイと入れ替わるような経験を幼少のころからしているため、自分がどちらかわからなくなってしまう。しかし、最後は「今」を生きるため、時計の時間を直し、これまでのルオランでもなく、ルーメイでもない、自分らしい自分として生きていく覚悟をした、そして、改めて良との物語が始まる、と私は感じました。
1回目に見たときは、別れを伝えにきたのかなと思ったんですが・・・。
淡々とニュートラルな表現なので、見る時の自分の気持ちによって、どちらにも思えますね。
そういうところも好きな映画です。
白黒つけないと気持ち悪いという方にはおススメしません。
ストーリー展開が最後まで、ドキドキ!色んな意味で!
美しい影
孤独を背負ってひとり異国で生きる青年が、美しい双子の姉に恋をした。恋愛ものだと思ったら少し違う。詩的、哲学的でもあり、そしてミステリー。双子であるがゆえ、答えのない問いかけを繰り返しながら生きていく姉妹。劉詩詩がこの上なく美しい。
遠くまで出かけ知らない街の映画館でリクエスト上映を観たせいか、センチメンタルな気分も多分に加わったと思う。秋の初めの頃だったから、長い期間、静かな余韻の波にずっと揺られていたような気がする。
三浦春馬はこういう何か道具を扱う役がよく似合う。指先の動きがきれいだからかな。行定監督の映像の光と時計の音色と彼とで美しい影を生み出していた。
もう一度、リョウに会いたいよ。上海の通りをスクーターで走るキミが好きだった。
美しき共依存
美しい双子の姉妹、そして成功者と中国で働く青年との話。
姉妹は小さい頃から共依存に陥っており幼少期に味わった苦しみを共有する事で心身のバランスを取っていた。
衣類、楽しみ、そして憎しみ。
同じものを好きになり、同じ未来を夢見る。同じ人を選び、同じ人に癒やしを求める。
一人を失った彼女はしだいに精神を保てなくなり自分が何者か分からなくなる。
その間で揺れる男性たち。
この難しくも美しい話が、
中国との合作なのがとてももったいない。
日本で制作して日本語だったらもっと日本でヒットしたのではないか。
三浦春馬はこういった普通の青年を演じるのがとても上手い。
行定勲監督の作品はいくつか観てきたけれどこれはDVD買いしたい。
自分自身に価値があるか
三浦春馬さんの表情や目力が絶妙で惹き込まれます。光、色、音の作り出す世界観が現実なのか幻なのかまどろんだ感覚になります。リウ・シーシーさんの双子を演じ分けない曖昧な感じがとても切なく儚さを感じます。自分に価値があるものを愛すればよい。
美しい上海の情景と三浦春馬さん
真夜中の五分前
三浦春馬の演技に引き込まれ最後の結末の行方がドキドキの展開になる。恋をしていく、彼の心が真実は一体どうなのか、彼自身がいったい誰を好きになったのかわからないのではないのだろうか?三浦春馬自身が素直だからこんなにも表現豊かに演じられるのだろうと感じる作品。伏線が様々とあり何度見ても三浦春馬から目が離せなくなる。
誰も他人を愛することはない
リウ・シーシーさん目当てだったが、かなり面白く、深い内容だった。
どちらかわからないほど瓜二つなこの双子は、自分自身がそれぞれルオランとして、ルーメイとして、本当に承認されているのか、愛されているのか不安に駆られていたのかもしれない。自由に生きるルーメイに比べて、やりたかった仕事やティエンルンを取られてしまったルオランは、とりわけ自分のアイデンティティがあやふやだったのではないか。
作中に出てくるフェルナンド・ペソアの「誰も他人を愛することはない」の詩は、ルーメイ(仮)にとって救われた言葉だったのではないかと思う。ルーメイ(仮)は自分がルーメイなのかルオランなのかを、他人から識別してもらうのではなく、自分がどう思うかを選択していくのではないか。個人的にもこの詩の内容はものすごく腑に落ちた。
ルーメイ(仮)と表記したが、旅行中の手紙の内容とラストシーンを合わせて考えると、やはり生き残ったのは姉のルオランなのではないかと思う。時計を戻しに来たのは、自分がルオランであることを証明するためではないか、と思った。
自分を愛すること
ものすごくゆっくりと、一定のテンポで進んで行く映画でした。
私は三浦春馬の顔と演技が好きで、視線の動きで感情表現するところがやっぱり素敵だなぁ…と思いました😍 そしてリウ・シーシーの1人2役も見事❗纏ってる雰囲気が全然違う😲
双子に生まれて何度も何度も他人(もう片方の姉妹)に間違われると自分の存在感とか薄くなって行くのかなぁ…とか想像しました。
結局自分の存在を認めて愛する事が出来なかったルオランは自分を見失ってしまったんですね。でも最後にあの詩を読んでそれに気が付いた😊 地味ではあるがハッピーエンドで良かったです。
可愛そうなのはさんざん振り回されたティエルンでしたね😅
美貌の双子姉妹に翻弄される
恋愛映画の名手と言われる行定勲監督だが、手掛けた恋愛映画は個人的にあまり好みではない。
大ヒットした『セカチュー』も一部では好評だった『ナラタージュ』も。
本作も然り。
上海で時計の修理工を学ぶ青年リョウは、ある日プールで、清楚な女性ルオランに心惹かれる。
それは唐突の出会いとなり、ルオランから一卵性の妹で女優をしているルーメイへの誕生日プレゼント探しを頼まれる。
美しい双子に魅了されつつ、リョウは姉ルオランとの関係が発展していく。
そんな時、姉妹が旅行先で事故に遭う。
二人の内一人の命が助かったが、それは姉か、妹か…?
日中合作で、ラブストーリーはミステリー要素を加味。
とにかく、美しい双子姉妹に見てるこっちも終始翻弄される。
最初に出会ったのは姉ルオランで、恋人関係になったのもルオランで、でも命が助かったのは妹ルーメイで…って事には一応なってるけど、時々違うのでは?とさえ思ってくる。
と言うのも、この姉妹、時折本当に入れ替わったりもする。
ルオランと思って会ってたのが実はルーメイで、ルーメイと思って会ってたのが実はルオランで…っていう時もあった訳。
しかし、幾ら一卵性の双子とは言え、中身は別個の人間。違いもある。
性格はまるで別。姉ルオランは控え目だが、妹ルーメイは自由奔放。
なので、事故以降性格が急に穏やかになったのは気になるに充分だし、“5分前の時計”や姉妹の複雑な関係や過去など、意味深さや伏線は所々に。
単なる世界観や感情に酔ってるだけのようなラブストーリーかと思ったら、ミステリーがスパイス効いていた。
三浦春馬は中国語を奮闘し、一人二役のリウ・シーシーの美貌には魅せられる。
だけどやはり、良かったかと問われたら…。
作風であるのは分かるが、まあとにかく全編通して淡々とメリハリ無く、ズバリ言ってしまうと、退屈…。
睡魔との激しい戦いになる。
それに、難解。所々予想は出来たりもするけど、勿論明確に明かされたりする事は無く、うやむやのまま。
余韻は残るっちゃあ残るが、凝りも残る。
美しい双子姉妹が誘う、ミステリアスで哀しく切ない愛の世界に取り残された感じ。
とりあえず、美人双子姉妹を好きになったら、慎重にならねば。
最後まで分からない…。
どっちかなぁ
どちらでもいいでしょう!ってかんじだったけど
やっぱりどっちだったのかは気になるところだよねぇ。
個人的にはルーメイだろうなと。
モーリシャスで今を生きようと思うって言った
ルオランがルーメイにすり替わろうとするのは
考えづらいかなぁ。
うーん、まぁどうかなぁ
全体的に綺麗で音楽も好きだったなぁ
誰かと議論したくなる
中国語、、、
ゆっくり流れる時間がいいです。
タイトルなし(ネタバレ)
本多さんの小説が好きなので見てみました。
ですが、この原作は読んだことはないです。
私にはハッキリとした終わり方だとは思えなくて、どっちなのかな?って感じの終わり方だと思いました。
でも最初から最後まで雰囲気が素敵でした。
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