「家族という病」8月の家族たち ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
家族という病
毒親は、彼ら彼女ら自身も子供の時から毒親に毒を盛られ続けられてきたのだ。とあるシーンに「肉を食べると動物の恐怖が体に入ってしまうから肉を食べない」と話すティーンエイジャーが出てくるのですが、連鎖する「毒」の暗示の様に思いました。
「遺伝子で結ばれた無作為な細胞」なだけの集団で毒を食べさせられ、世間様からは「家族愛」という理想像を押し付けられる。遺伝子だけでの関係は厳しいから、理想像がないとやれないとも取れそうです。
しかし、母だからとか娘だからとか抜きにして、苦しみからは逃げるに限ります。
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きりんさんのコメント
2021年5月15日
結果、散り散りばらばらになったあの家族。DNA が近いだけに生体的な拒絶反応もものすごいのかと。
一番最初に“1抜けた”をやったのはDNA 的には一番遠い他人の筈のパパでしたが。
鑑賞後の疲労感、半端なしでした。口直し必要⤵️