ローン・サバイバーのレビュー・感想・評価
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壮絶
圧倒的な絶望感と、想像を越えた展開で目が離せなかった。
現地の人達こそ、一番の被害者だと痛感。その中でも、死をも恐れぬ選択をできる勇敢さに感動した。
また新しい、戦争の側面を知れた。
因果応報とは言うけど、マーカス、マーフィ達の選択に正解なんて無かっただろう。
まさに衝撃の実話。
MARCUS with his son AXE,2012
パシュトゥーンの掟!!
4年前に映画館で観た時は崖をゴロゴロ転がり続けるシーンが印象的でしたが、やはり捕らえた民間人をどうするかを話し合うシーンが映画のピークだと思います。やはり殺害するか、脱出が確定してから解放すればプロらしかったと思います。通信状況が極めて悪く、現地語を話せる者が一人もいないのも準備段階から甘かったと思います。相手部隊の規模が分からないのに、やり過ごさず先に仕掛けてしまったのも冷静ではなかったと思います。ヘリの人たちはみんな死んでしまったのでしょうか。「ブラックホーク・ダウン」と同じく、ちょっかいを出してやろうとして失敗し、泥沼にはまっていくさまを上手く映画にしています。民間人を殺すなと主張した者が後に別の民間人に救われるという展開が、自分の信仰に適ったりしたのが原作がヒットした理由の一つでしょうが、現実でも自分の仕事ぶりを見ていてくれる人ですらなかなかいないので、そのような機会に恵まれる事は難しいですよね。南スーダンに金融資本家の油田を守りに行って戦死した、自衛隊員たちの戦いも知りたいです。
戦争における兵士と民間人
Be never out of the fight
4人のSEALs 対 200人余りのタリバン勢
あれだけ鍛え上げ、選ばれしSEALsだからこそ、あそこまでの体力と精神力ですが、それをもってしても、地元民の慣れた足取りには及ばないのですね。
若い命と美しく恵まれた肉体が、数日の戦闘で呆気なく散ってしまい、その痛々しさに涙が出ました。
米軍からすれば、志願者を減らしたくはないので、撮影に協力するとなると、どんな失敗でも英雄視せざるを得ないのでしょう。特に自らを危険に晒してでも「明らかに敵視する民間人」すら無傷で見逃したんだという「正しい決断」は、唯一の生存者Luttrellにとっても強調したい点だと思います。
Luttrellを命懸けで救うGulab。
その動機を、Pashtunwaliだから、という簡単な説明ですが、敵から他人を守ることだけが掟ではないです。たとえ敵であっても自分の屋根の下にいる限り弱者・敗者を許し情けをかけるというのは、掟の1つNanawatai (providing asylum) に過ぎないのです。それも本来なら助けを求められた時のみのようなので、その点Gulabは大変勇敢です。
しかし最初の3人の村人は、もしかしたらGulabの親戚や友人やご近所さんって可能性もありますよね??もしこの3人の民間人を傷付けたり、殺したりしていたら、米兵を「敵から逃げる弱い立場の者」とは見なさず、敵討ちとして殺していたかも知れません。だってBadal (revenge) (目には目を)も掟で認められているのですから。NanawataiとBadalなら、前者が勝るみたいですが、とにかく(男とその一家の)名誉を重んじるための掟なので、どれだけ名誉毀損と捉えるかなのでしょう。山間部の厳しい環境で生きており、自立した誇り高き民族だから、自衛力もあるのです。よそ者のタリバン兵にも出て行って貰いたかったのではないかしら。
だから、もし民間人を人質にしていたら、4人がこんな目に遭うこともなかっただろうけど、民間人に助けても貰えなかったかも。全て結果論ですが。
Frankieって呼ばれて、新米Pattonに最初の任務(テーブルの後片付け)を与える人がLuttrellご本人だそうです。
劇中の描写では、射撃術は圧倒的にSEALsが格上で、タリバンが殺した米兵の数より、彼ら4人が殺したタリバン兵の方が多いです。戦場となった地質同様に、戦争は不毛だと改めて感じました。
これが実話とは
潜入の緊迫感
私的に一番好きだったのは、前半部分。敵の目標シャーの偵察のために4人でひっそりと林の中に潜んでいるところ。敵なんて、すんごい遠くにいるんですよ。絶対目視では見つからない。でもどこから相手が見ているか分からない。だから絶対に気を抜けないし、高地ゆえに背丈の低い木々の下になんとかもぐりこむ。なんかこの辺のリアルな感じが、すんごいヒシヒシと伝わってきて好きでしたね。
で、ある決断後の大追撃戦。いやぁ、苦しかったなぁ、観てるの。アフガン、地形厳しすぎるよ・・・。逃げるのさえままならぬ・・・
だけどなんですけどね、私、この「ある決断」にちょっと疑問があって、どうも釈然としてないところがあるんですよ。3つの選択肢があって、そのうちの1つを選ぶことで、この後半戦へ突入するわけですけど、私にはどうも4つ目の選択肢があったように思えてならんのですよね。
もちろん、実話ですし、また軍事的なことはまったく門外漢なので、この4つ目の選択肢自体がおかしいのかもしれないんですけどね。
↓↓以下、私が考える4つ目の選択肢。映画をまだ観てない人は念のため見ないでおいてください。
で、4つ目とは、遭遇した村人を人質にとって、一緒に無線連絡可能な地点まで連れて行く、ということ。
そうすれば、とりあえず彼らの存在が知られるまでの時間はもっと稼げたでしょうし、無事に逃げられた可能性が高かったと思うんだけど・・・・どうなんでしょう、誰か軍事に詳しい人、教えてください。
涙が止まらない
ラストシーン、
主人公の「ありがとう」という
セリフで涙腺が崩壊。
涙が止まらなかった。
そしてエンドロールでの実際の写真と、
マーカスが息子に
戦友の名前をつけたという話でも号泣。
映画でこれほど泣いたのは初めてだ。
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