超高速!参勤交代のレビュー・感想・評価
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時代劇×喜劇の良作。 無理難題を知恵を使って乗り切る様は痛快。 上...
時代劇×喜劇の良作。
無理難題を知恵を使って乗り切る様は痛快。
上手な役者が多かったけど、知念と深キョンの演技力ではちょっと足を引っ張ってた感じもするのが残念。
上地雄輔は映画はなんか上手な演技するよなぁ…。
鯛は、裏返して食べる2日目が美味いのぅ
映画「超高速!参勤交代」(本木克英監督)から。
江戸時代、平和を維持するために実施されてという
「参勤交代」を題材にしながら、
また、コメディの要素を取り入れながらも、
「財力の豊かさ」と「心の豊かさ」の対比は面白かった。
「幕府」と「弱小藩」の行動・考え方の違いが、
現代の中央・首都圏と地方都市との重ね合わすことができる。
特に、幕府の役人と小藩藩主が、各々のシチュエーションで
朝飯に、鯛を食べるシーンが滑稽であった。
幕府の役人は「鯛は、美味いところが少ないのぅ」と嘆き、
小藩藩主は「鯛は、裏返して食べる2日目が美味いのぅ」と
余すとこなく食べ尽くす。
同じ「鯛」という魚を、どう捉えて食するか、
そして「貧乏」とはいえ、考え方次第では、楽しめる。
「財政規模が小さくても、まちづくりは出来るぞ」
そんなことを教わった気がする。
「時には百姓、時には侍、移り行く世を楽しく生きるのみじゃ。
ははは」と笑い飛ばす陽気さが、眩しかった。
ゆっくりだなと思った。
ポップなタイトルだと思うが、内容はそんなに超高速でもない。
目的地に着くまでに邪魔が入ってあの人がああなるんだろうな、とか話の展開が予想通りに進んで行く。もっとひねりが欲しかった。
30点。
情けは人の為ならず
これ、設定を江戸時代にしてるだけで、徳川幕府が米国、田舎の藩が日本でもいける。それよりも、吉宗のセリフ、「この磐城の土を決して汚してはならぬぞ。未来永劫にな」は、福島のあの大惨事に掛けて今の日本人が失っている心を皮肉ってて印象深い。
討ち入り!完成披露会見
映画はまあ突っ込みどころ満載ではあるが、キャストの演技と脚本で乗りきり、面白くまとまってたと思います。
で、まあストーリーは他のレビュー通りだと思うので、そちらを見ていただければと思うのですが、もしDVDでこれをこれから見るのであれば、表題のオプションが収録されているので必ず終わってから見てください。
この映画の面白さはこのキャストから成り立ってるんだなあと実感することができるでしょう!
笑えますwww
おもっていたより
しっかり作り込まれていて
笑いあり涙ありでとても楽しめる映画
特に忍者の設定がしっかりしていたと思う
アクションシーンも意外と盛りだくさんなとこもよく
のぼうの城と同じように殿の人徳が周りを動かしていくところが好きでした
裏の意味は無いのかな?
皆さんが書かれている様に、あまり話題にならなかった時代物ですが、素直に楽しめる良作です。
タイトルがもうちょっと上手に付けられなかったかと思いますが、まあご愛嬌。
見たまんまでストーリーは楽しめるのですが、裏の意味がすごくある様で気になっています。
舞台は今でいう福島の被災地界隈。
江戸(東京)からの無理な要求に地方が精いっぱい応える。でも、その要求は民の事を真摯に考えて出たものではなく中央の権力抗争の歪から出た物。
あまりに劇中に登場する地名が311のニュースで出て来る地名と重なるので、勘繰りすぎでしょうか。
内藤(今でいう知事)が上様(今でいう総理大臣)に「お上(政府)が本当に愚かでなくて良かった。」と言う言葉があります。内藤は本当にそう信じて言ったのでしょうが、監督は別の意味をこめて言わせたのかなと。
考え過ぎなのかなあ・・
お金掛けたスペシャルドラマ
周りの評判は良かったけど、イマイチだった。超高速という割に色んな事が起こって高速感は出てなかった気がする。
脇役のキャスティングがパッとしなかったし、エンディング曲はゾッとするほど悲惨だった。
笑いどころはあるんだけど、爆笑まで行かずむしろ原作は面白そうだけど演出が下手なんじゃないかと思った。
映画というかスペシャルドラマって感じで、もっとラフに観たら良かったかもしれない。
「半沢直樹」みたく最後はズバッと悪い奴は倒して欲しかった。
珍しく歴史物を見た
歴史物は得意じゃないけど、これは別格でした!!!
エピソードとして、歴史になぞられているかって言われたらアレだけど…関係ないって思ったかな。
福島出身として、応援したくなる映画でもありました。
笑うシーンいくつもあり、色んな作戦にはなるほどー!って感心したり、面白かった(o^^o)
日数よりも費用が大変だったろう
磐城国の小藩である湯長谷藩は、参勤交代が明けて江戸から自国に戻ったばかりだったが、数日後に幕府の老中から、「5日以内に再び江戸へ参勤せよ」と命じられる。とても無理難題と思える幕府の命令だったが、何としても5日以内に江戸へ参勤するよう、湯長谷藩の藩主と家老たちが、すったもんだありながら江戸へ向う。
2000年以降、時代劇の新時代とも言えるが、本作もまた、「時代劇」という日本映画にとって宝の山の大いなる可能性を示した良作だ。
まさに痛快!と言える娯楽時代劇。
さて、実は「5日で江戸へ参勤」というのは、それほど無理難題ではないと思われる。江戸時代の参勤交代といえば、1日でおよそ平均的に30〜40キロ程度の行進があったとされている。湯長谷藩といえば、現在の福島県いわき市いわき湯本の辺りだ。そこから江戸大手門まで約200キロの行程である。1日約50キロを進めば到着する。たしかに厳しいが、しかしけっして絶対的に無理という話ではない。事実、例えば湯長谷藩よりもおよそ1.8倍も遠方の仙台伊達藩は、8〜9日の行程で2000〜3000人を引き連れて参勤交代していたとされている。小藩なら引き連れる人数もかなり減るし、磐城から江戸なら、十分に5日で到着できる日数だ。もっとも、劇中では「通常の参勤でおよそ8日間」としている。あくまでも「準備万端でも8日間なのに、急に5日では無理」という話だ。
むしろ、財政的な無理の方が難題だったろう。劇中では、江戸までおよそ150両の予算が掛かるとしている。15000石の藩にとって、150両とは年間予算の2%にあたる。現在の国家予算と比較すれば、年間予算約200兆円のうち、4兆円。福島県の年間予算で比較すれば、約1兆円の予算のうち、200億円。これだけの規模が、いきなり必要となるのだ。
史実の湯長谷藩藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)と言えば、厳しい財政の中で倹約した人物である。劇中でも藩の倉には何もないと言っているが、突然の出費は、それだけで藩が財政破綻するほどだったはずだ。
いずれにしても、江戸時代のこうした習慣や制度を上手く使えば、まだまだ日本映画のコンテンツには、大きな金脈が眠っている事になる。
今後も時代劇には注目である。
理不尽な命令が何だ!貧乏が何だ!奇策で試練を切り抜けろ!
参勤交代を終えたばかりの湯長谷藩(現・福島県いわき市)藩主・内藤政醇は、幕府老中の陰謀で再び参勤交代を命じられる。しかも、8日かかる距離を4日で。金も無い、人も無い、時間も無い、しかしやらねば藩が潰される。あれこれ策を巡らした奇想天外な参勤交代が始まった…!
まず、参勤交代なんて言葉聞いたの、学校の勉強以来(笑)
大名の威厳を見せ付ける為の行列だったっけ?…と、うろ覚え。
実際は、小藩にとっては存続問題。妻子を人質として江戸に住まわせ、一年おきに江戸へ往復させて将軍への忠誠を示させ、莫大な費用もかかり、財政をも圧迫させる。
さながら、権力を使った藩潰し。
これは正直、知らなかった…。
そんな参勤交代を、面白可笑しく描いた本作。
最初予告編を見た時はコントみたいだなと思ったもんだが、これがなかなかに面白い!
なるほど、口コミヒットも納得。
走れ!荷物は置いてけ!グルグル回って人数を多く見せろ!近道で山を行け!
知恵と工夫で江戸を目指せ!
しかし道中、トラブル続出。
はぐれるわ、隠密に襲われるわ、そして裏切り…。
期日は目前!間に合うか!?
単なるコメディに非ず。
時代劇の醍醐味、殺陣やチャンバラシーンも。
これがなかなか本格的。
時代劇と言ったら、人情も忘れてはならない。
用意していた行列要員に逃げられた時、偶然通りかかった知り合いの藩主の懐深さに思わず感動。
良き人居れば悪人も居る。
今回の無理難題を企てた張本人、憎々しい老中にやられてなるものか。
田舎侍、舐めんでねぇ!
貧乏藩でも困っている藩があれば無償で助ける心優しき藩主を、佐々木蔵之介が好演。
西村雅彦(とある姿は爆笑必至)、寺脇康文、上地雄輔、六角精児ら個性派が殿を取り巻く。
殿は藩士を信頼し、藩士は殿を敬愛し、民に愛され…理想の姿。
陣内孝則が対するように、憎たらしい悪役を楽しそうに演じる。
深田恭子が華を添え、忍役の伊原剛志も印象に残る。
(それにしても、出演者に「相棒」関係者が多いのは偶然…?)
劇中のようにアイデア凝らせば、まだまだユニークな時代劇は作れる。
時代劇には珍しいオリジナル脚本もポイント高い。
我が福島、方言も耳に心地良い。
斬新でありながら、しっかり定番のツボも抑えたエンターテイメント!
結末が想像できるけど面白い
ストーリーは途中で埋め込まれた伏線をうまく回収してまわるシンプルな構成なので、無駄がなく人間模様が際立って面白かった。かなり話がきれいすぎるところがあり、それは浅はかすぎるだろうとちょっと眉をしかめてしまいそうになるのですが、こういう趣向の映画だと理解してからは、逆にきれいごとや浅はかさを期待するようになり映画が一層楽しめました。演技や演出が良かったのか映画に引き込まれ、楽しい2時間を過ごせました。
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