ダラス・バイヤーズクラブのレビュー・感想・評価
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マシュー マコノヒーはこの映画でアカデミー主演男優賞をとったとか。...
マシュー マコノヒーはこの映画でアカデミー主演男優賞をとったとか。
まぁそんな事も頷ける名演技。
初めて観た『評決のとき』からなんて演技の上手い俳優さんなんだろうと思っていました。
そのあと、何と無く映画に出ていない印象がありましたが、『インターステラー」の主演といい、完全復活ですかね。
この映画には破天荒な実在の人物に演じる魅力を感じたんでしょうね。
映画の内容は、15.18禁になるような、過激な性描写の場面も有りますが、ある人物の半生としては普通に観ていられるストーリー。
もちろん悪くはないですが、メチャクチャ奇想天外でも、すごい事を成した訳でもない(見方によっては凄いか?)人物の話。正直、自分を含めて知らない人は多いのでは⁈
アメリカでは有名かなぁ?
AIDSの感心高そうだし。
トータルで、なかなか楽しめたいい映画でした。
実話を元にした…
実話を元にした映画は好きではありませんが、この映画は期待を裏切りとても◎
80年代の話だそうですが、その頃はまだAIDSに対して偏見の塊。AIDSに。ホモに。ドラッグに。カウボーイに。そしてアメリカに…
余命30日って言ったら、お涙物語じゃないすか、普通。この映画はお涙頂戴って言われなくても感動してしまう。ロンの生き方に。
アカデミー賞も納得のマコノヒーとレト。
彼は富も手にして、薬の入手ルートも確保出来ていながら、何故訴訟を起こしてまで戦ったのか?訴訟で勝ってしまうとクラブ経営は成り立たなくなってしまうのに…。
崇高な目的の為に彼が取る手段は、「自分で飲む薬くらい、自分で決めさせろよ」。国がやってることなんかに従ってられっかよ。というスタンスは、80年代でなく、今のアメリカにこそ響くメッセージ。
「もう一度ロデオに戻りたかった」という夢を叶える爽やかなラストシーンは、色んな思いが巡ってとても胸を打つ。
余命30日からの再出発
80年代、テキサス州ダラス。
酒と女とロデオに明け暮れ、刹那的に生きる電気技師のロン。
ある日、ロデオの賭けに負けた彼は、負けを踏み倒して自分のトレーラーハウスに逃げ帰るが、膝から崩れ落ち意識を失ってしまう。
病院のベッドの上で目覚めた彼を待っていたのは、厳しい宣告だった。
HIV陽性。
余命わずか30日。
エイズ=ゲイ
80年代当時、エイズは同性愛者が感染する病気という偏見に満ちた時代だった。
同性愛者でもない自分がエイズに感染する筈はない、とロン自身、感染したという現実を信じることが出来ない。
しかし、何より痩せ細り衰弱した身体が厳しい現実を彼に突きつけていた。
エイズ治療の新薬AZTの治験に参加出来なかったロンだったが、AZTには強い副作用があると知る。
彼は、アメリカ国内では未承認だが副作用も弱く効用も証明されている薬を求めてメキシコへ。
余命30日?
死んでたまるか!
彼を動かしているのは、
「死にたくない」「生きたい」
という強い意志だが、
言ってみれば、実に自分本位な動機だ。
ダラス・バイヤーズクラブの設立も、
同じ病の仲間を助けるというよりも
どちらかといえば、ビジネス。
しかし、彼は生きるために病気について学び、新薬についてリサーチし、一端の専門家並みの知識を得、彼が設立したダラス・バイヤーズクラブは多くのエイズ患者を助けることになる。
衰弱した身体に鞭打って薬の確保に奔走する彼がふと理解者である医師イブに弱音を吐く。
死なないことに一生懸命で、
生きてる気がしない。
しかし、自堕落に生きてきた彼は
「余命30日」から生き始める。
これが実にいい、というか清々しい。
彼の身体は衰弱していくが、彼の精神は生き生きと充実していくのだ。
一方、皆がロンのように生き直せる訳ではない。
同性愛者に対して偏見を持つロンに代わってゲイ・コミュニティとの橋渡し役となるトランス・ジェンダーのレイヨンは、彼の活動に協力しながらも、どうしてもドラッグを断ち切ることが出来ず、
結局それが彼の命を縮めることになる。
死を前にして彼がクラブの存続の為に疎遠だった父親を訪ねるシーンには胸が詰まる。
彼はドラッグを断ち切ることが出来なかったが、最期まで闘い続けた。
(このシーンのレイヨン、というかジャレッド・レト!その彼の弱さも強さもひっくるめて抱きしめたくなった!)
ロン、レイヨンを演じたM・マコノヒーとジャレッド・レトはそれぞれ20キロ、18キロの減量をしてこの役に臨み、見事にオスカーを獲得した。
減量は役にリアリティを与えはしたが、受賞は彼等のこれまでのキャリアの積み重ねであり、実力だと思う。
どんどん痩せ細っていく二人の傍で、医師を演じたジェニファー・ガーナーの健康的な姿はロンとレイヨンの二人にとっても観客にとっても慰めとなっていたと思う。
納得のアカデミー賞
HIVを巡る当時の混乱と製薬業界の闇を描いているが、主人公の生き方が聖人君子ではなく、生きることにとことんこだわり、ある意味見苦しくもあるけれども、結果的に世の中を動かしていくという話の展開は痛快でいかにもアメリカ的。何より、マシュー・マコノミーの迫真迫る演技とジャレット・レノの唾を飲む妖しさが素晴らしい。お二人は納得のアカデミー俳優賞。
じっくり鑑賞映画。
誰にもぜんぜん共感できないが
マシュー•マコノヒーの演技につきる
レイティング下げてもいいんじゃない?
2014年2月の公開時には時間が合わず泣く泣く見に行けなかった本作。そろそろレンタルするかなーと思っていたら、行きつけの映画館が2014年ベスト10として、上映するとのこと。しかも会員500円!鼻息荒く行ってまいりました。
マコノヒーはマッドでもアウトローなレッドネックの男を演じておりました。それを先に見ているので、ダラスバイヤーズクラブのロンと、中の人が同じとは思えない容貌になっていて、知っていてもびっくりしました。俳優は大変だ。
AIDSの話であり、偏見の話であり、戦いの話です。わりと社会派です。
R-15だと中学生が見られません。そんなに性的な過激さは強くなかったと思うので、下げて広く見てほしいなと思いました。
思っただけですけど。
最初、薬を買いに来たゲイカップルに、ロンはまだホモフォビア満載の態度ですが、長い付き合いのうちに彼らとハグできる程度には変わりました。
出会ったときは噛み付かんばかりに侮辱したジャレットレトの為に、スーパーで旧友に怒鳴りました。
ちょっとだけ、視野が広くなって違うことを受け入れられる人になったロンが見られました。
その辺りがじんわり感動でした。
重くも描けるネタを、悪ぶったまま描ききっており、その辺も好感を持ちました。
余命宣告後に仲間に追われて、車で逃げる途中に絶望して自殺しようとするシーンがあります。あの情けなさに人間らしらを見たように思いました。
まったく共感できない
ドラッグ中毒でセックスジャンキーがヤリまくってAIDS発症。これ自業自得。
病気を受け入れるかと思いきや治療薬をネタにボロ儲けを目論む。
牧師やら医者の振りして簡単に税関をパスして医薬品を密輸できるところも事実?
アメリカ税関はそんなに甘いのか??
医薬品認可の裁判も正義感というより
商売の邪魔されたから?
うーん共感できない。
これがアカデミー賞とはアメリカ怖い
助演男優さんはすごい。
勉強になる!
銃、麻薬以外のハリウッド映画を観てみたい。
確かに万人受けする映画であるがアメリカ文化の負の文化のオンパレードであって極論で言えば自業自得映画な気がします。マシューが20キロの減量でのぞんだ映画らしいが作品と減量とは関係ないと思う。確かにレイジングブルーのデニーロが減量にのぞんでから色んな役者がこれでもかってぐらい真似しているが極論元から痩せた役者を使えば良い事であって。減量してまで演じたって事がやたら先行して内容より評価だけが上がるのに違和感をおぼえる。冷静に観るとマシューの演技も極々普通でした。最近のハリウッドってやたら麻薬患者を美化する映画多くない?この映画を日本規格でやったら全く逆の評価になると思う。このギャップの差はアメリカの負の文化が美化してる事に慣れてしまった事の怖さかもしれない。
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