ダラス・バイヤーズクラブのレビュー・感想・評価
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実話ということに、より興奮
主人公のロンは最初は自己中心的な一面が見えていたが、自分がHIVにかかってしまったことで同じHIV患者に対する優しさが徐々に見えるようになってきているのを感じました。
そのほかにも、ホモを嫌う友人がレイヨンの握手を拒んだことに対する反応や、HIVにかかった後はセックスを我慢する行動は相手を思いやっているんだなと感じ、序盤の主人公の印象が見終わったころにはだいぶ変わってました。
それから主人公はだいぶ行動力があるなと終始感じました。今自分がやるべきと思ったことを行動に移している姿を見て、これが死に近づいた人間の姿なのかなと感じました。
演出の面では、主人公がHIV患者ということもあって、マシュー・マコノヒーの痩せ具合が病人であることをしっかり連想させてくれましたし、ジャレッド・レトの死直前のストッキングのボロボロな感じも含めたやつれ方が、絶望感を演出していました。
最後の主人公が裁判に負けて帰ってきたのを会員が祝福しているシーンは、照れくさそうにしている主人公の感じがよかったです。
同性愛差別とエイズ差別、賄賂と様々な問題が絡み合った作品。現在に比...
同性愛差別とエイズ差別、賄賂と様々な問題が絡み合った作品。現在に比べて当時のエイズ発症率は高く、効果の高い薬の使用も認められていなかった。エイズで余命30日だと宣告された主人公は初めは利益のために違法薬物を売っていたが、お金のないエイズ患者も助けようという気持ちになっていく。主人公はエイズ治療に非常に貢献したと思う。最後はすかっとした。
重い内容ではあるが…
昨年度アカデミー賞作品賞ノミネート、主演男優賞受賞、助演男優賞受賞ということで、今回鑑賞したが、なかなか見応えがあった。内容自体はエイズをテーマとしていてとても重いのだが、生きることとは何なのかをひしひしと訴えてくる。マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトの演技は受賞しただけあって、申し分ない。音楽なども良くて、見入ってしまう。個人的には作品賞受賞しても良かった気がする。
病気と闘う人
マシュー・マコノヒーとジャレット・レト。
2人の演技に対する姿勢が際立つ映画。
いまは健康だけど、もし大きな病気になったら自分はどんな生き方が出来るのだろうか…そんなことを考えた。
主人公が医者に母親の絵を渡すシーンはグッと来た。
病気になって、再度人間らしさを取り戻していくカウボーイに泣けた。
アメリカのいろいろが分かる映画だったな。
なってみて初めて分かる事
酒女博打薬と奔放に生きるカウボーイがHIVに掛かり1980年代当時偏見と誤解に満ちたこの病から生延びる為、未承認薬密輸をビジネスにして国絡みの薬事利権と戦う話。自身が患者となり生延びる為また金儲けの手段として初めた活動が、最終的には同じ病を持つ人々を少しでも救う為にと使命感と共に変わっていく様には泣けた。同様にメスやコカイン使ってた男が加工食品にすら抵抗を感じる様になっていく様は笑えた。自分も数年前から指定難病持ちで投薬治療を受ける身の上、共感する部分は多かった。ウルフオブウォールストリートでもヤク中なマシュー・マコノヒーのキャラ作りの為の努力含め演技が非常に良い。ジャレッド・レトもトランスジェンダーという難しい役をスマートにこなしていてとてもよかった。
テキサス男が薬事法無視の
規制や規則は必要だから存在するはずが、余命が宣告され、なりふり構っていられない人には足かせになることも。
常識にとらわれない生き方、不可能を可能にする行動力、薬事法に対する皮肉、自堕落だった男が役割を見つける姿が描かれていた。
ユーモアは困難な状況で元気をくれる「お前に必要なのはハグとロデオの観戦さ」とか、言ってみたい(笑)
死に直面した男の行動力
余命30日と言われた男の行動力が素晴らしい
今までドラッグなど無茶して生きてきた男が自身の病状をしり、HIVとは何かから勉強しはじめ、行動を起こしていく
周囲の無知識からくる差別や偏見を受けつつも、自分が正しいと思った道を違法ではあるが突き進んでいく
荒れた生活をしていて、適当に過ごしているように見える男が、死に対して恐怖を抱き涙を流しているのはとても切なかった
自分が助からない病だと知ってから生きるということは、耐え難いものなのだろう
悔しくて、怖くて、たまらないだろうと思う
そんな中で、国をも動かしていく行動力
彼の残した功績は素晴らしい
医師の余命宣告から、長い歳月を生き抜いたことに感動した
主人公の変化の様子がすごい
場末感漂うカウボーイだが、意外と素直にHIV陽性を受け入れて、一見不向きな図書館にこもって治療薬について調べたり、まっすぐだった。急な余命宣告を前にして、生きる事に貪欲に、HIVになる前よりも更生した生活を自ら送っている。副作用の大きな認可薬よりも海外の認可外の効果のある薬を求めて手段を選ばず密輸するうち、いつの間にか、人の為も思いながら行動するようになっていく。主人公が1作品の中で、顔つきや顔色や体型まで、病状や心情に応じてビジュアルもころころ変わっていく。医者や役者よりも、命がかかっている患者の方が余程知識に富んでいる。
荒くれた弟とは違い警官の道を進みながらも、弟を優しく見守りピンチを救う兄の存在がとても温かかった。
当たり前の日常が脅かされる不健康は恐ろしい。
マコノヒー、再評価に成り上がり
終わった俳優ってイメージ定着のM・マコノヒーだったが最近の出演作が頗る良い。
そしてオスカー受賞と蘇った感が素晴らしい注目する役者になった。
ロデオ・カウボーイにドラァグクィーンの二人の演技にヤラれた。
地味な印象?のJ・レトもオスカー獲って渋い役者になった。
タダでは死ねないヤサぐれたギリギリのM・マコノヒーの生き様とJ・レトの存在感に感服。
カウボーイ・ヒーロー
我が強く不器用で自由奔放、絵に書いたような荒くれぶりのテキサス・カウボーイ。
そんな彼が気付いたら、最初は毛嫌いしていた人々の為に行動している姿に感動しました。
徐々に、体は痩せほそっていくのですが、それとは相反して、人を想い、優しく、力強い目をしていく主人公に観ていて涙が出た。
うーん
余命を告げられた人がどう生きていくか
みたいな内容かと思ったが、焦点が違った。
エイズやゲイに対する偏見と、
死の病に関して未承認薬を利用・配布することの功罪や、
承認機関(FDA)の問題点等を描いた作品。
生きたい!という気持ちは応援できるけど…
実話に基づいた…
アカデミー男優賞
やはり私はミーハーだ(笑)
しかしながら
マシュー・マコノヒー氏がとても苦手で、躊躇していた
やっぱり避妊は必要だよね
やはり死ぬとはとても怖いものだ
生きたいと思う
その気持ちは応援したくなる
そうか
当時はエイズとはゲイ特有の病気と思い込まれていたかもね
差別と偏見
法規制などなど
ロン自体もステレオタイプというか偏見ある男な気がして
ホモ野郎と字幕が出るたびに、
ロンが自分の余命を告げられると
「マザー◯ッカー!」と何度も叫んだり
気持ちは分かるんだけど、
HIVについて猛勉強したらしいから、その辺りは凄いと思うけれど、自分の不摂生や女好きからかかった病気なのにね…
なんて…なんとなく嫌な気分になった
メキシコから戻ったロンはだんだんと元気になってきたように見えるから不思議
ま、病気が病気であるから完全ではないけれど
自分の金儲けから始まったことだけど、いつの間にか皆んなのため?みたいになってたね
人も雇ったりして
藁にもすがりたい気持ちになる
人それぞれに合った薬や治療法があるだろう
裁判に負け帰ってくるロンは大拍手を受ける
なんだか教祖的になっていて
なんか違うよな…
って思ったり
マシュー・マコノヒーもジャレッド・レドも役作りの為に過酷な減量をしたとのこと
過去にそのような役作りをした俳優が何人かいた
アカデミー賞を獲得してる
それが賞取りの近道的?にならないといいのだが…
エンドクレジットはやはり
T. Rexだった(笑)
総合的にまたまた
辛口かな…(笑)
激やせが痛々しい映画
Mマコノヒーがアカデミー主演男優賞を取ったのも納得の演技。
でもストーリー自体は、実話に基づいているからとは言えいまひとつ・・・
もっと当局との争いとかいろんな苦労があったんじゃないかと思うわけだが、そのあたりが描写が少なくて盛り上がりに欠ける気がした。
目を背けてはならない現実
最初は自由に生きててふざけた人だったのに話が進むにつれて周りをみて行動するようになって観てて良かった。
行動の根底には「死にたくない」ってのがあって、どんな人でも死にたくはないし神にすがるような思いを持っているんだと感じて観ていて辛いことが多かった。
偏見が生み出す差別は恐ろしいもので正しい知識というものが無くてはならないということと、最期までやり通せば少なからず結果はでるから簡単に諦めたりするもんじゃないということかひしひしと伝わった。
マシュー・マコノヒーが主演だったとは観終わってから知った。「インターステラー」のイメージがあったから全くちがったけれど演技がとてもうまかった。
でもそれより助演男優賞の人は凄いと思う。
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