ブロークン・アイデンティティ
劇場公開日:2014年1月21日
解説
全ての個人情報がシステムによって管理される近未来を舞台に、謎の青年をめぐる攻防を描いたメキシコ製SFアクション。網膜をスキャンするだけで全人類のID照会が可能となった近未来。離婚する妻と共同所有していた山小屋の荷物を整理しにやって来た医師ハイメは、嵐の中でひとりの青年が倒れているのを発見する。記憶を失ったその青年を介抱したハイメは、嵐が止むのを待って彼を病院に運び込むが、彼の網膜はどのIDとも合致しなかった。そんな中、謎の組織が青年を追って動きはじめる。出演は「GOAL!」のクノ・ベッカー、「アモーレス・ペロス」のアルバロ・ゲレロ。「未体験ゾーンの映画たち 2014」上映作品。
2012年製作/104分/メキシコ
原題:La ultima muerte
配給:クロックワークス
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2022年3月18日
Androidアプリから投稿
近未来のSFアクションとの宣伝文句だが、実際はSFサスペンスといった所か。SFと言ってもメキシコ産だからなのかSF要素はさほど感じない。やはり予算的にはこちらが期待するような描写は難しいのだろう。一応SF要素として、IDで管理されている社会など、要所要所にそれっぽいものは感じるが、それ止まりである。基本は謎の組織から追われる身元不明の青年を守り抜く医師の話なのだが、命を救われたからと言って周囲の人間、あるいは世界を巻き込んだ大騒動を巻き起こすのはいかがなものかと思う。だが、その攻防等はかなりハラハラさせられ、意外にも最後まで普通に楽しめた。
パッケージの様ないかにもなSF感は皆無だが、描写が丁寧であり、複雑な部分をよく噛み砕いて説明してくれている様にも思える。それがやや間延びの原因にもなっており、中盤まではダレてしまうが、ラストの色々な意味にも取れるシーンや、記憶を失った青年の衝撃の事実など、見応えもそれなりにはあるかと思う。
これはハリウッドが巨額の制作費を投じて作り込めば、「マイノリティ・リポート」の様な名作になるかも知れない。
メキシコ近未来映画。人間クローンの恐怖がジワジワと・・押し寄せてこなかったんですよ~。
脚本と構成がイマイチ。
もっと面白くなるはずですよ、この作品は。
2014.4.5
2018年6月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
むしろSFサスペンス。サスペンスとしてみたとしても、SF要素は網膜認証とクローン臓器移植のみ。更にクローン臓器移植は言葉と手術跡のみ。広告文が内容を言い表せていない。期待して見てたものと全く違う。
でももう少し面白くできたんじゃ?とは思う。
でも全体的に良かった!