インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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赤の他人がボロ泣き
ピクサーにはもう期待してないとか言ってすみませんでした!結構終盤まで頭の中―インサイド・ヘッド―の世界観の説明に終始した感はあるものの内的葛藤を外的な活劇に仕立て上げただけでも凄い。ライリーが心情を吐露するクライマックスはボロ泣き…映画はエモーションだ!
実は中盤にもイマジナリーフレンドとの別れっていう泣かせポイントはあるんやけどそこは正直タルいなあ…とか思ったクチ。でもまあ気付かん間に心を掴まれとったんだろうなあ
物語は地味過ぎるかもしれんけど11歳の少女にとっては狭いセカイこそがすべて。監督の娘が主人公ライリーのモデルという極めてパーソナルな作品に赤の他人である俺がボロボロ泣いてしまう。やっぱりミクロはマクロに通ずる
様々な感情ひとつひとつを…というよりはアンビバレンスをこそ大切にしていこうっていうメッセージも素晴らしい
とはいえ『インサイド・ヘッド』。世界観の説明を『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ばりに視覚的なものに特化したらもっと素晴らしい作品になってたと思います。惜しい!
やっぱりピクサー最高傑作は『ウォーリー』!断トツ!
大人向けのピクサー
さすがピクサーというか、破綻がなく素晴らしい仕上がり。何よりも頭の中の構図をキャラクターで描写する発想が上手い。伏線も最後に見事に回収され、練られた感あり。絵も本当に綺麗です。
笑いあり、ラストは涙。
吹替版を観ましたが、声優さん上手かったですね。
特に竹内結子さんと大竹しのぶさん。
女優=名声優ではない、というのが
他のディズニー映画で露見している中
さすがにプロと感心。
特に竹内さんは声優やナレーションでも十分
食べていけるのでは?
内容的には、これはどちらかというと大人向け。
子供には通じない部分もあるでしょう。
新たな境地をピクサーは考えているのかな?と
思いました。
惜しいのは日本のマーケティング。
私はドリカム好きですが冒頭のあれはどうかと。
せめてエンディングにしてフルコーラスは避けるとか。
スライドショーももう少し工夫するとか…
この部分だけ減点です。
なんかレビューみて微妙なんかなーって感じの感想多かったから期待しな...
なんかレビューみて微妙なんかなーって感じの感想多かったから期待しないで観たら普通に良かった。
心理描写とか、頭の中のしくみがめちゃくちゃファンシーなのも良かった。
ファンシーなんだけど本当にこうなってそうだなーとか、めちゃくちゃどうでもいいCMのメロディをふと口ずさんだりするのも、あぁ。頭の中でこんなやりとりされてたのかー。とか考えられて楽しかった。
ウルっとくるとこたくさんあるし。
なかなか深いなあって思うとこあるし。
Blu-rayでたら是非買いたいし、ピクサー作品の中では一番「元気がない時に見たい映画」って感じだ。
シークエンスのすばらしさ
まずは非常にディズニー映画ならではのすばらしさがありました。
喜怒哀楽のわかりすさと愛らしいキャラクターたち、細かい動きのすばらしいシークエンスが印象的です。
映画音楽としてはそこまで力の入ったものではなく、最低限といった程度のもので、やはり見所はカラフルな色彩とピクサー協力ならではの、細かい表情や、動きの描写といったところでした。
本筋のライリーとその周りの人たちのストーリーやプロットは平凡なもの。それに付随した脳の中の話が今回のメイン。
ニューロンや海馬、前頭葉など働きは様々にあれど、擬人化されてるのは日本人としてはかなり親しみやすく古くからある発想でテッパンといってもよいかも。しかしまあ感情の働きだけでなく様々な機能を作品として取り扱われてるのは、興味深く、脳科学者とか見たらたまらんのだろうなと笑
全体を通して子供向けの内容でわかりやすかったのは良かったですが、カタルシスにあたる部分が本当に最後の最後にきてしまったので余韻は残らずさっぱりとした印象でした。
子供とあれこれ話すのにとてもいい映画かなという感想です。
本編は◎、短編はシュール、ドリカムは結婚式余興
ミネソタに住みアイスホッケーが大好き、両親に愛されスクスク成長する11歳の少女ライリー。頭の中の5つの感情達はそんなライリーが大好きで、皆それぞれ自分の役割を果たし毎日思い出のボールを増やしていきます。ただカナシミは5人の中では浮いた存在。特にリーダーであるヨロコビからは邪険に扱われます(と私には見えたw)
そんなある日大好きだったミネソタから引っ越す事に。そこから感情達はパニック!新しい環境でライリーが上手くいくよう頑張っていた中、頭の中であるトラブルが!!、、、続きは映画館で☆
見て思ったのは子供向けではなく大人向け。先日まで上映してた脳内ポイズンとカブりますが、こちらは円卓で会議するのみ。でもインサイドは設定がとにかく凝ってます。あ、なるほどねと納得いく構成。広げた風呂敷も物語が進むに連れてしっかり意味のある物として回収されます。頭の中という独特な世界観はまるで二次元の世界。子供には少し退屈?難しいですね。
これは(大人の)貴方の映画。
笑いあり涙あり、アメリカの笑いもコレは日本寄りかも?笑えます。
笑えると言えば、短編。
まじシュールです!!何度か吹き出しそうになりました。いや、ほんと。
あと吹替版のドリカム丸々一曲が本編前にスライドショーと共に流れます。
正直コレはイラネー(・Д・)ノ結婚式の余興かと思ったよ。反応に困るわw
ちなみにアタシ、ムカムカが好き
「思い出」の扱いが素晴らしい
『インサイド・ヘッド』を鑑賞。
ピクサー・アニメーションスタジオの最新作。
ミネソタで育った少女ライリーは父親の仕事の都合でサンフランシスコに引っ越す事に。友達との別れや環境の変化に対する不安など、頭の中では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ヒビリ」の5つの感情が奮闘していた。
設定を聞くと、先日公開されたばかりの「脳内ポイズンベリー」を思い浮かべる方も多いだろう。ストーリーは全く異なるものの、肝心の設定というか根本的なアイデアが酷似しているのだ。偶然なのだろうがピクサーからしても大きな痛手である。
しかし物語は別物なので私は気にしない。
やはりライリーの脳内を描く手法が良くできている。
感情の変化はもちろんだが、記憶の表現が素晴らしい。蓄積されていく思い出、その中でも性格を形成に直結する大切な思い出、そして忘れられていく思い出。ビジュアルを通して描かれる映像は実に論理的。終始「なるほど」と納得しながら鑑賞する事になるだろう。
少女の成長と共に、それぞれの感情の活躍度に差が出てくるあたりも実にリアルである。
ただ、気になる点は2点。
1点目は一見ファンタジー要素が強いが内容は実に現実的なので、子供向けとはいい難い事。
そしてもう1点は今までのピクサー作品らしさがほとんど感じられない事。
題材やテーマ、表現方法は抜群に良いのだが、登場するキャラクターやテンポ、ストーリー展開などといったピクサー作品が得意とする最大の強みがあまり感じられなかった。そういう意味ではいつものピクサー作品を期待すると満足度が低いかも知れない。
しかし「頭の中」の構造に興味深く、感心しながら観る事ができれば一転かなり満足度が高い作品となる。
要は好き嫌いがハッキリする作品なのだ。
そして鑑賞後には自分の行動と頭の中身を想像してみるのもちょっと楽しい。もっとも私の場合は「ヨロコビ」の活躍が不足しているので、きっと迷子にでもなっているのだろうが。
たくさのことを教えてくれる
初日に観てきました。
今までのディズニー、ピクサーには無いような
作品になっているんじゃないかと思います。
ピクサーアニメ20周年ということもあり特別感も感じられる感動の物語でした。
ヨロコビカナシミイカリムカムカビビリどの感情もとても大切な物で無くてはならない私はこの作品をみて実感しましたまた友情や家族の大切さなども教えてくれる作品です。この作品は成長する上で沢山のことを教えてくれて夢を持たせてくれるそんな作品でした。
感情を理論で落とし込んだ面白さ
擬人化させた感情とその主人格であるライリーの2軸の絡ませ方が上手です。
感情同士の互いに相容れぬ性格をストーリーで見事に着地させたのはロジカルてで面白かったです。
今までのピクサー作品に比べ盛り上がりに欠ける所は否めませんが十分に満足感のある作品だと思いました。
ただ吹き替え版の冒頭にある「愛しのライリー」+スライドショーは余りに安直すぎて、十二分に練られたピクサー作品の前座としては役不足に感じました。
ピクサー20周年にふさわしい!
個人的にMUと並ぶ大傑作でした。
ピクサーの映画はどんなモチーフや
世界観でも人を共感させてきたが、
今回は人間の頭の中が舞台ということも
あって、もうあるある!が溢れ出る。
キャラクターもそれぞれ
最高に可愛く、魅力的で癒される。
人間側のストーリーは
決して派手ではないが
頭の中を通すことにより
大スペクタクタクルになっている。
ビンボンの活躍には泣かずにいれなかった。。
佐藤二朗さんの吹き替えも良かった!
意図しているのかはわからないが
20年前の「トイ・ストーリー」と
プロットが似ている部分もあり
ニヤリとさせられた。
希望をいえば、
ライリーが将来結婚し、
子供を産み、
その子供の頭の中にヨロコビが
誕生するまで
ぞっと見ていたい世界観だった。
・・・しかしドリカムの使い方もったいない 笑
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