インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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誰もが抱く感情だから共感できる
ライリーの頭の中の感情と家族がテーマのストーリーです。
子供の頃から思春期になるまでの心の動きを繊細に捉えられて、笑えるシーンも感動もたっぷり詰まっています。
感情は次々と変化します。けれど、人生がそうであるように、どの感情も互いに影響しあっていて、意味のない感情なんてない。
いっぱい泣いて、笑って、いろんなことを経験して大人になっていく。
ライリーの成長を通して自分の人生もそうであることに気づかされる映画です。
どちらかというと大人の方が感動できる作品だと思います。
ビンボン!
期待どおりおもしろかった。
そして、大人向きの映画だ、大人が感じることがあると思う。
マイナス思考な私だからjoyを若干うざいなぁ、とか思いながら見ていたけど、人間のいろんな感情があってもいいこと、あるべきことを再確認させてくれる映画。
ピクサーらしい感情の5人の細かい動きに笑ったし、ビンボンがひたすらかわいく切なく涙出た。
焦った時、紙袋吸ってたfear、足を出すsadness、Justin bieber 的なライリーの理想の彼にも笑った。
ドリカム好きだけど、あれはないわ。
あの邦画よりも
ちょっと前に同じようなコンセプトの邦画が公開されていたが、それよりはるかによく練られた脚本だった。
最後の帰還シーンだけはそこに至る苦労を考えるとアッサリしすぎな印象もあるけど、とにかく楽しめる作品だった。
感情が溢れてきます!
2015年7月18日
インサイド・ヘッド
(原題:Inside Out)
〈同時上映〉
南の島のラブソング
(原題:Lava)
【一言】
感動!ピクサー映画の中でも最高作。
最後は目がウルウル。
まさに『あなたの物語』そして「私に寄り添う物語」。
【STORY】
「頭の中ってどうなっているんだろう?」誰もが一度は考えたことがあるこの疑問。
ピクサー最新作の主人公はライリーという女の子の頭の中の感情たち。
ヨロコビ、ビビリ、イカリ、ムカムカそしてカナシミ。
両親からたくさんの愛情をもらって育ち、親友を持ち、ホッケーが得意な女の子ライリー。彼女の記憶は楽しいことでいっぱい。……ある出来事が起こるまでは。
ライリーが11歳の時、仕事の都合で故郷であるミネソタからサンフランシスコに引っ越すことに。しかし新しい生活は思い描くものとは違った。新しい学校に馴染めないライリー。そんな彼女の不安な気持ち渦巻く中、カナシミのミスにより感情をコントロールする司令でありライリーに楽しい思い出を与えるヨロコビがカナシミと一緒に司令部から締め出されてしまった。
バラバラになった感情たちと2つの感情を失ったライリー。
果たして感情たちはライリーの笑顔を取り戻すことができるのだろうか。
【感想】
★
観に行こうか迷っていたら応募した無料鑑賞券(ムビチケ)が当ったので早速観てきました。観て、迷っていた自分がばかりですだったと思いました。これはお金を払ってでも観るべき作品だと思います!
本編が始まる前から最初、そして最後まで。さらに短編映画までも。どこをとっても素晴らしかったです! 本編が始まる前の数分の映像と本編の最後に猛烈に感動しました!特に最後は目がウルウルしてきます。
監督が「これはあなたの物語」って言っていたけれども本当にそのとおりだと思います。 ただキャラクターが描く映画を観るだけじゃなくて自分の『想い出』、『感情』、『想い』にリンクして共感することができるからこそここまでの作品になったんだと思います。
思春期とか反抗期とかを経験した高校生、人生経験の長い大人、そして親。そういった人が観るべきだと思いました!
★
ピクサー長編アニメーション20周年記念にふさわしい作品でした。(こういう記念作品って不作なことも多いんですよね。)
ピクサーが今まで描いてきたメッセージや内容をギュッと詰め込んだような感じです。
シーンの一つ一つに心が動かされます。お母さんの一言、お父さんのセリフ。ヨロコビなどの感情たち。ヨロコビとカナシミの仲。ヨロコビを助けた夢の友達。そしてラスト。
そんな場面一つ一つに今までピクサーが作品に込めていたであろうメッセージが詰まっているような気がしました。
映像はポップで、カラフルでキュートで楽しいです。特に頭の中にある物が良いですね。トランプの家やトロフィーの街。夢の撮影現場やイマジネーションが生まれる場所などなど。
綺麗なCGアニメーションとカラフルな世界はやっぱりピクサーらしいです。
女子はこういうのが好きなんですかね?(笑)
あとは、細かいですが感情たちが綺麗でした。髪の毛などが分かりやすいですが各感情のイメージ似合ったような質感で。特にヨロコビの肌が良かったです。実線じゃなくフワッとした感じで曖昧なんです。
また、標識や看板などの文字がちゃんとした日本語になっていたんです!公開国に合わせて変えたんですかね?凄いです。
★
いつも邪魔者扱いのカナシミ。楽しい記憶があればそれていいのにどうしてカナシミなんているんだろう?そんなカナシミがいたからこそ私たちの今があり、思い出があるんです。この映画で「どうしてカナシミが必要なのか?」という問いに対する1つの答えが描かれます。
そのシーンが来た時は「そうか。だからカナシミって必要なんだ。」と心から思いました。 はっきりと言い切るのではなくて少しボヤッとした抽象的で、でも何が言いたいかは分かる。そんな描き方なので観ている個々人が『自分にとってのカナシミの必要性』を感じることができると思います。
予告編ではカナシミの声を演じた大竹しのぶさんがカナシミの役割について言っていましたね。
●
ちいさい頃はヨロコビでいっぱい。何をしていても楽しいし、全てが新鮮。生まれてから毎日がハッピーのライリーが描かれて観ているこっちがホッコリ。
引っ越しをきっかけに感情が崩れてしまうライリー。そんな彼女を観ていると辛くなります。頭の中の感情たちに「もうやめて!」と叫びたくなります。
そっとしておいてほしい気持ちや自分でもどうなっているのかが分からずに混乱してしまう気持ちはすごくよく分かります。
ライリーがどうしていいか分からずにあんな行動にはしってしまったり。あのシーンには驚きました。
何度も言うようにこうやって共感できるというのがこの映画の良いところだと思います。ヨロコビでもカナシミでもたくさん思い出がある人ほどこの映画で感動できると思いますよ。
★
本編が始まる前に5分ほどの特別映像が流れるのですがそれが凄く良かったです。この時点で良作決定ですよ!たくさんの人の思い出が詰まった5分間ですよ。 歌詞とリンクしているところがgoodです!
★
例えば嫌いなピーマンが食事に出てきたらイカリがスイッチを押す。危険なことがあったらビビリがスイッチを押す。そして楽しければヨロコビが押す。感情がどうやって現れるかが分かりやすいですね。 そして頭の中であんなにも感情たちが議論をしているなんて。
豆電球「
感情たちに愛着がわきます。
面白かったです!ヨロコビやカナシミの感情たちに愛着がわきました。
ヨロコビだけじゃ人は成長できないということ、カナシミを乗り越えてこそのヨロコビがある。そういったメッセージを感じました。
そして普段吹替で見ないのですが、今回たまたまその時間しかなかったので仕方なく吹替で見ました。しかし大きく予想を良い意味で裏切ってくれました。竹内結子さんと大竹しのぶさん、おふたりの声の演技が素晴らしい。それがまた一つの映画の魅力になっていると思います!
ただ一つ残念なのは冒頭のドリカムさんの歌をフルで聴かされるところですかね…早くはじまらないかなあとずっと思ってしまいました。(友達は寝てました笑)
本編の前の3本が、ダメにした
本編は良かった。兎にも角にも「カナシミ」役の大竹しのぶがハンパじゃなかた。大竹しのぶの存在感、そして、邪魔者扱いされていた「カナシミ」の存在意義がラストで証明されるのも納得。
だけどね、本編の前の3本、アレ何?
監督のインタヴューなんて、パンフで掲載するだけで良し。
DCTのPVなんて、要らん。
短編アニメは、イマイチ。
インタヴューか短編アニメだけならともかく、3本も見せられたら、ゼニ出して観た客は本当にイライラするわ。
冒頭の挨拶からの数分間をガマン…というか、これから始まる本編を庇う...
冒頭の挨拶からの数分間をガマン…というか、これから始まる本編を庇う気持ちになる位に冷静に見過ごし(→ムカムカを司令塔から外し)ました
がしかし、
しばらく見ていて数10分、あまり引き込まれず途中寝てしまっていた
感情を5つ擬人化。ピクサーならきっと一筋縄でない筈だよ!
…と、思いたかった
(身体側を)巨大なロボットを操作しているような心側の世界
感情の擬人化キャラと本人が同一だと感じ足りないのは何でだろう?
キケン空間の表現が良かったです
少女の成長物語
内面を5つのキャラクタープラスアルファで表現した成長物語。
その人の言動に至るまでに脳内会議が行われているという発想が面白い。
笑い有り涙有りで良いのではないでしょうか。
ディズニーお決まりの短編は今回はあまり好きになれなかった。
本当は分けて考えるべきなんだろうけど、
本編始まるまでに宣伝→予告編→短編→主題歌と賞味30分。
(監督インタビューもあったか)
正直ウンザリした。必要ですか?これら。
いくら本編良くても他で評価下げてたら勿体無い。
ユニークな着想は◯
大変、ユニークな着想の映画です。
大切な思い出が一人ひとりの個性を形づくるという設定まで入っていて面白と思いました。
でも途中で少しダレるのとあくまで子供向けなので評価は⭐️⭐️⭐️です。
すごく新鮮
新しい視点で描かれていて、とても納得してしまった。
みんなの頭の中もこーなのかなって。
そーやってみんな成長するんだね‼️
Sadness だって必要なんだよねって‼️
大人でも十分楽しめる映画♫
ほっこりしました。
カナシミを受け止めてくれる人がいるというヨロコビ
ピクサー久々のオリジナル作品は、11歳の少女ライリーの
“感情”が主人公、というユニークなアニメーション。
『さすがは』って言葉はマンネリも連想させるのでちょっと使いたくないのだけど、
それでもやはりさすがピクサー!というべきか、
ノンストップの快テンポで動き回るキャラたちの応酬が楽しい楽しい。
世界観の作り込みもしっかりしていて、
睡眠することで1日の記憶を整理するシーンとか、
日中受けたストレスを夢で再現または解消するシーンとか、
実際の感情の仕組み(つってもちょっと本でカジった程度にしか知らんけど)を
世界観としておもしろおかしく取り込んでいるあたり、
大人も子どもも分かり易いようによ~くアイデア練られてるなあ、と感じる。
イマジナリーランドとか夢スタジオとか深層意識の牢獄とか、まあ出るわ出るわ、
カラフルなココロの施設の様々なアイデアにワクワク。
そしてそこで繰り広げられるドタバタにニヤニヤ。
主人公たちが駆け回り飛び回るアドベンチャー要素もしっかり盛り込まれていて飽きさせない。
(ただ、ここの疾走感がピクサーの過去作より劣る気がするのが不満点ではある)
一方でライリーが送る日常も、子どもの頃に感じた不満や不安が事細かに描写されていて唸る。
両親のケンカなんて見た日にゃまるで世界の終わりみたいに思えたものだし、
僕は転校の経験は無いけど、それでも中学校に入学した時とかは
知らない同級生やオソロシイ先輩とかが一気に増えて不安だったしね。
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印象的だったシーンは、
ライリーの空想の友達・ビンボンの最後の姿。
たとえ忘れ掛けられていても、思い出してもらえなくても、
彼はずうっとライリーの友達でいてくれたんだと思うと涙。
そしてもうひとつは、
ヨロコビとカナシミが、ライリーを見守りながら肩を寄せ合う姿。
歳を取れば取るほどに気付かされるのは、
世の中はヨロコビばかりじゃなく、むしろそれ以外の
イヤな感情を呼び起こすものの方が多いという事。
この映画のライリーのように、世の中のすべてが自分に
敵意を持って襲い掛かって来ているんじゃないか、と
思えるような時期もある。
イライラしてみせても怒鳴ってみせてもどうしようもない、
「明日はきっと良い日になる」なんてとても信じられない、そんな日もある。
時には悲しみに身を委ねて、自分が一体何に苦しんでいるのか整理する時間が必要だし、
自分の力ではどうしようもないと認めて助けを求める事も必要だったりする。
そうして悲しみをありったけ吐き出した時、
それを両腕で受け止めてくれる誰かがいてくれる、その喜び。
これは何物にも替え難い。
映画のみならず自分自身のいつかの経験から言っても、
それはいつまでも大事に記憶される気持ちだと思うし、
前進する為の力を与えてくれるものだと思う。
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入り雑じり色混ざり、どんどんフクザツになっていく人の心。
どんな感情も記憶も、前進する為の大切なものだと
前向きに捉えていけそうな、そんな気持ちになれる映画。
と同時に、自分の悲しみを受け止めてくれる人達が
いてくれるって本当に幸せな事だし、
なるべく自分もそうありたい、と感じた次第。
良い映画でした。
それにしても笑ったアイデアは、
他の人たちの個性豊かな頭の中までいくつか登場する所。
最後のイヌ・ネコなんて、中も外もあんまり変わんないんですけど(笑)。
<2015.07.18鑑賞>
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長い余談1:
僕はいつも宣伝に関する部分は本編とは切り離してスコアを付けている。
(作り手が意図してない部分で作品の評価が下がるって不憫だもの)
だけどねえ、今回は余計な宣伝のせいで気分が盛り下がったのは間違いない。
監督ピート・ドクターにもドリカムにも恨みは無いが、
本編直前に作り手のメッセージやら本編とは直接関係の無い
イメージソングやらを無理やり聴かせるのはやめてほしい。
さあいよいよ映画だ!と気合を入れたところで、
作り手の顔や話題作りの為の曲を見せられると、
否が応にも映画が“商品”であると認識させられて
も・の・す・ご・く気分が盛り下がる。
(だいたいメインの客層であろう親子連れがピート・ドクター
の顔を見て「監督だ、わあい」と喜ぶワケないと思う)
誰だ、こんなガッカリ構成を考えたのは――。
僕は目を閉じて、インタビューも曲も意識から締め出してました。
おまけに今回は短編までもが全編歌なので……しかも
ハワイアンソングがそんなに好きな訳でもないので……
それになんか歌詞も深みが無いししつこいしなので……
本編を観る前からなんだか耳が疲れてしまった。
全編オルタナティヴロックだったら喜んで観るけど。
(絶対ファミリー向けじゃないよそれ)
長い余談2:
某映画誌の評論家等が『キャラに人間がコントロール
されてる描写は不気味』みたいな内容を書いてたのだが、
子どもの絵本とかだとそんなのはありふれた描写じゃないかしら。
むしろ精神分析の関連用語だらけになりそうな内容を
こんなに楽しく簡潔にビジュアライズできるアイデアに驚嘆する。
そもそも世の映画の全部が全部オトナ向けに作られてるワケじゃないんだし、
ファミリー映画に対してそんな穿(うが)った見方をして楽しいのかね、と思う。
楽しめた♪
なぜカナシミが必要なのか、分かってすっきり!
冒頭にいきなり音楽流れたのには少しモヤッとした。
ああいうのはディズニー映画にはいらないと思う。
誰?ってなるし。
作品自体はとっても面白くて良かったですよ♪
娘と夏休み観賞。
やはり、ピクサー!!
映像、キャラクター、音響、編集テンポ
観ていて、飽きのこないつくりには
大人も子供も満足間違いなし!
「トイストーリー」「ウォーリー」
「カーズ」「モンスターズインク」
「シュガーラッシュ」
の名作には、及ばないかもしれない、
が、
大まかに同じような着地でもアイデア一発でこんなに楽しくさせるのは流石☆☆
吹き替えの大竹しのぶさんは本編中
顔がチラチラ浮かんでこない!
ホントに素晴らしい。芸能人吹き替えNo.1
ただ、今までのピクサーが名作揃いな為、
期待値を超えるのは難しかった。
スケールの小ささや、「頭の中の出来事」に
入り込みにくかったのは僕だけか。。
ドリカムの歌は良い 日本アニメ!みたいな
オープニングが、少し悲しい。
まぁ一緒に観た小2の娘が楽しそうやったからまぁ良いか☆☆
感情表現
2D・吹替。
基本、ピクサーはレンタル落ちですが、
今回は【感情表現】をテーマにしていたので劇場鑑賞。
ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリ。
各表現のキャラ設定や表現はわかり易くて良かったと思います。
ライリーの赤ちゃん~年少時代にかけて、
感情たちがどう動くかによってライリーの動きが変わっていく部分も良かった。
少女になったライリーにかかってくる環境変化とヨロコビ、カナシミの事件によって
残された3人の感情がライリーにどう影響されるか。。。
又、脳内の記憶の表現も中々。サブキャラたちにも注目。
ライリーだけではなく、その両親(大人になってから形成された感情たち)も成程と。
ただ、やっぱりピクサーは子供向け。
両親が子供連れて親子で観る映画ですね。だからわかりやすい。
少なくとも50過ぎ子供無し夫婦が2人で観る映画では無かったです(笑)
ピクサーで劇場鑑賞したのは
Mr.インクレティブル(コメディヒーロー)
ウォーリー(SF)
カールじいさんの空飛ぶ家(頑固爺の冒険活劇)
と、ひとつ工夫されたヤツでないと大人だけでは観れないです。
ピクサー=親子
というのが再確認できた作品でした。
あ、本作のヒットはネコだよ。ネコ(爆)
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