インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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見てよかった〜
親戚の子を3人も連れて、子守で見に行きましたが、見てよかったと素直に思えました。直情的な子供だったライリーが少しずつ成長して複雑な感情を抱くようになっていく、その過程がとてもよく描かれていたと思います。思わず笑ってしまう場面があり、涙があふれそうになる場面もあり、本当に楽しめました。感情の擬人化も、記憶や思い出や人格の視覚化も、とてもわかりやすくて、一緒に見た子供たちも十分理解できていました。
ただ、本編が始まるまでが長すぎです。他の映画のCMはいつものことですが、ドリカムのオープニングや短編アニメも含めると30分以上も待たされて、正直ちょっとイラつきました。これは勘弁してほしいです。
なんか号泣しても歌わせ
日常と想像力
まぁまぁ
じわじわと込み上げる感情
(親として)身につまされますわ
子供の頃を思い出す
毎度イマジネーション溢れる設定で見る者を楽しませてくれるピクサー映画ですが、今度は感情が主人公とはこれまた凄い。
ただ、ストーリー的には深みがありすぎて、小さいお子さんが本質を理解するには少々難しかったかな?
まあでも、画的な部分での楽しさ、可愛さや、笑えるシーンも多々ありましたから、どの世代が見てもとりあえずは楽しめるピクサーらしい作品に仕上がっていたとは言えましょうか。
感情達のキャラクター具合もまた分かり易くて良かったですね。
喜び、悲しみ、怒り、ムカムカ、ビビリ、他にも人間の感情はたくさんあると思いますが、この5つに絞った辺りは見事な匙加減だったと思いました。
しかし感情は単品だと正直どれもウザイものですね。
出来れば楽しいことだけ考えてポジティブに生きたいものですが、喜びの様子を見ていると、それはそれで周りの人間は見ていてかなり疲れることもこの映画を見て相当実感させられました(苦笑)
そして悲しみの必要性も、ってまあここはある程度着地点は読めてましたが、それでも感動させられてしまったのはさすがピクサーと言うべきかな。
それとビンボンなる存在にもやられましたね・・・。
大人になるにつれて消え行く記憶、それが自然なこととは言え、あれは泣けたぁ。
まあ何にしても、ライリーの成長物語、そして感情達も成長していく物語、ピクサー映画にしてはやや地味だった印象ですが、でもまずまずは楽しめました。
心理学好きには興味深い!
さすが心理学の国アメリカ、
"感情"をテーマに子ども向けエンタメ映画を作るとは、、、
プロットの細部を支える設定やエピソードも、
しっかりと心理学的モチーフが存在することを感じさせる作りになっていて、
あぁ、ここは発達心理学のあの考え方だな、
これは認知の話だな、
コーチング的アプローチだな、とか、
したり顔する満足感もあじわえる(^^;;
そして、
はじめは実家の引越しに混乱しているだけかと思わせつつ、
そういうネガティブなライフイベントから思春期の訪れが重なっているという設定も、
物語の根底に流れる成長というテーマも、
人間の心理の力を信じているものと捉えられた
まさにディズニーランドの細部へのこだわりを見せつけられた時の感覚に似て、
楽しむことができました^ ^
大人向けのディズニー
普段はサスペンスやホラーやアクションを見ることが多いので、映画館でディズニー映画を見るのは初めてでした。
感動と笑いの連続です。家族・友人・趣味のホッケーに囲まれて充実していた生活から、一変、引っ越しを気に躓く主人公の感情の変化を表しています。
幼い頃なんであんなに笑ったり苛々したり泣いたりしていたのか、キャラクターを通して「あ、そういうことだったんだ」と思い返す事が出来ました。見てて笑うことが多くほんとに楽しい映画でした。ただ、内容は大人向けな気がしました。
大人向け
子供向けは見かけだけ。
中は大人向け。食卓の夫婦の会話は傑作。
なんでもない場面で、ポロポロ涙が溢れる。
自分は何を忘れてきたんだろうか?
これから何を忘れていくんだろうか?
感情が踊り出す超娯楽作!
ピクサーが「トイストーリー」を制作・公開してから20周年を記念して制作された、CGアニメを2D吹替版で鑑賞。
今回は11歳の女の子の頭の中の「感情」が主人公ということで、
一体どんな話になるのか期待と不安が半々だったのですが…、
ピクサー至上、BEST1の出来でした!
もうオープニングからひたすら号泣!
真夏の汗のように涙がだだ漏れ…。
目玉がもげるかと思いました。
CGアニメでここまで泣かされるなんて、「トイストーリー3」以来です。
となりが女子高生のグループだったので、34のおじさんがヒクヒク嗚咽を漏らして、かなり恥ずかしかったです。
さて本題…、
鑑賞前は、主人公の頭の中に住む感情「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ビビリ」「イライラ」が、
それぞれの感情以外の感情を出してしまっては、
この世界観自体が台無しになってしまうのではないか、キャラクターがとても描きづらい題材だな、と危惧していたのですが、
そこを「成長」というファクターを通して描いていて、なるほど納得いきました。
初めはそれぞれの感情でのみ行動していたのに、
感情同時で影響しあい、それぞれの感情をも表現できるようになって、より深い人間形成がされていく…。
という、映画としての着地と11歳の少女の成長とが、うまくはまっていました。
また、「頭の中」という複雑な構造を至極わかりやすい世界観で表現しているので、
無駄なツッコミを考える余地なく「なるほど、具体化するとそうゆう感じになるのか」と納得できますし、
実生活上でも「幼少期の記憶でなぜかあのシーンだけ覚えてる!」とか「あの頃はハマってたけど、いつの間にか好きじゃなくなった趣味」とか、
そういった記憶のアレコレを観客がおのおのの体験をもとに咀嚼して追体験できる構造になっています。
また、登場人物によって、感情を指揮しているキャラクターが違うのも、よく考えられているところです。
ママの内面はカナシミが指揮をしていたり、パパの内面はイカリが指揮をしていたり。
それぞれの成長の中で核となる感情が次第に形成され、その影響を受けて現在の思考がなされている。
表現するのはとても複雑なはずなのに、具体的に明確にコミカルに視覚化しています。
邦題は「インサイド・ヘッド」ですが原題は「インサイド・アウト」というのも興味深いです。
「自分の内面が、環境・他者に影響をあたえる」という言葉で、
邦題よりもより深いテーマに感じられます。
実際に、主人公の内面が変化したことによって、状況がみるみる変化していきます。
それは環境や他者のせいではなく、主人公の感情が引き起こしています。
逆に、そうなるまでの主人公は、ヨロコビによって、無理に笑顔でいたり、無理にポジティブを装ったりと、精神的な負担が大きかったように感じます。
精神の崩壊と再生を、こんなにもわかりやすく、具体的かつコミカルに描けるなんて、
脚本家・監督の手腕は、まさにアカデミー賞ものだと思います。
また、「少女の成長」という題材に、鑑賞中「千と千尋の神隠し」を連想してしまいました。
全くアプローチは違いますが、境遇や着地点など共通する箇所があり、もしかしたら影響を受けて創ったのでは、と勘ぐってしまいました。
今回は一見すると、かなり大人向きに創られている印象ですが、
脳内のハチャメチャ感や、起こる出来事の数々は理解不能なドラッグ映画のようなので、
子どもにもハマる要素は満載です。
この夏、ぜひ親子で観に行って、
鑑賞後はお子様をギューと抱きしめてあげてください。
しみじみと心に伝わってきました
子供の頃は
ヨロコビを感じるためにはカナシミも必要。という言ってしまえば説教くさいテーマだが、それを押し付けがましくなく伝えられていると思った。
5人の感情たちが女の子をコントロールしている。と考えるとあまりスッキリしないが、人の感情をもし具現化するとしたらこんな感じ。と捉えるとすんなり観られる気がした。
ライリーの小さい頃の空想上の友達、ダンボン。
自分にも子供の頃、空想上の友達がいたような気がするが、どうにも思い出せなくて、でも多分ライリーと同じように、忘れることによって少し大人になったんだな。と思うと、自分の中のダンボンに感謝したり、ちょっと申し訳なくなったりして、なんだかすごい泣けた。
テーマ的には子供には少し難しいかな?と思ったが、笑えるギャグシーンも沢山あり、映画館の中は夏休みの子供たちの笑い声が響いていた。
笑えて泣けて少し切なくなる最高の映画でした。
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