プリズナーズのレビュー・感想・評価
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じわじわと明らかになっていく事実が少しずつ繋がっていくのが面白い。...
じわじわと明らかになっていく事実が少しずつ繋がっていくのが面白い。
娘を救うために散々拷問したアレックスもまた被害者だったっていうのが辛い。
隣人夫婦の自分たちは見て見ぬふりで関わらないけど止めもしないっていうのがずるくてリアルだなぁと思った。
今後この家族はどうなるのかを考えずにはいられない。
けど結局子供たちを車に乗せたのはアレックスで居場所を知ってたわけで全くの無罪というわけではないしそこまで後味悪くは感じなかった。
自分ならば
子供の誘拐ものって、バットエンドは絶対に見たくないので。すこーしだけ反則で、子供が生きて帰るのかだけネタバレ検索してから見ました笑笑
重く、緊迫した見応えのある作品でした。
父親役のヒュージャックマンが迫真の演技でしたね。
可愛い我が子を取り返すためなら、一線を越えるのもいとわない。
顔が変形するくらい殴られたアレックス(ポールダノ)が本当に痛々しかった。
同じく子供を連れ去られた夫婦のナンシー(ヴィオラデイビス)が、ヒュージャックマンの凶行にビビりまくりの夫に「手は貸さずにやらせておきましょう、私たちはただ様子を見守るのよ」的な事を言ってましたが。
この時点でナンシーも、もれなくプリズナーの、仲間入り。登場人物ほぼ全員が罪人と言う意味でプリズナーズなんですね。
刑事ロキ役のジェイクギレンホールが良かった。
この方の作品は未だ外れなしです。
序盤で以前男の子をさらわれた近所の母親が出てくるのですが、これもしかしてアレックスがさらわれた男の子なのではという、いやーな予感が笑笑
アレックスが昔誘拐された罪もない少年だとわかるとケラーの拷問がより絶望感に満ちてきて、本当に見てられませんでした。
なにより、子供が無事帰ってきてよかった。
でも、これから家族は娘のために罪もない青年を拷問した父親をどんな気持ちで接するのでしょうか。
自分ならば、どうしただろうと考えると、私はケラーというよりかは、ナンシーの言動に共感できる部分がありました。
ロキ刑事がカッコよすぎる
ジェイク・ギレンホールが演じる刑事が抜群にカッコ良いです。
多くは語りませんが、事件を解決する熱いハートを持っています。
この映画はその当事者の正義(と思い込んでいること)が実行され、別の人間の正義によって裁かれています。
(大きくは主人公、犯人、そして刑事)
そして唯一、模範的な正義(法律)を持つ刑事が物語を終える形になっています。
娘を奪われた主人公が法律を犯してまで実行した正義に最初はよし、そのまま場所を吐かせろ!と感情移入しましたが、だんだんと様子がおかしくなり一線を超えたあたりからその正義が悪に変わっていることに気付かされます。そして正義を実行していたはずなのに刑事に疑われ始めると完全に犯罪者としてハラハラさせられます。
ただし、第三者という視聴者に与えられた特権で、この刑事がいたからこそ主人公がやっていることが悪だと気づかせてくれます。彼がいなければ我々も善良だった人間が凶悪な人間へ変わっていく様を追っていくだけですが、刑事がいることで主人公には主人公の正義があることをラストの種明かしでもう一度(後に裁かれるべきであるということを前提で)応援できるのです。
メッセージという映画を観て、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を知りこの映画を観ましたが、やはりとても良い監督だと思いました。
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自宅にて鑑賞。木乃伊取りが木乃伊と云えばそれ迄だが、タイトルが誰を指すのかと考えると感慨深く、二人の行方不明事件を発端に斯くも沢山の失踪・監禁が発生するのかと三思してしまう。序盤のゆったりしたペースとは裏腹に、真相に迫る後半以降が駆け足気味でややちぐはぐな印象を持ったが、然程多くない登場人物乍ら、ツイストも利いている。演者達も上手な人が集められており、演技も申し分無い。事件のきっかけになる笛がラストにも繋がり、活かされているのが小気味良く、153分と云う長めの尺も気にならず、後味もすっきりサッパり。70/100点。
・曇り空が多く登場するが、真冬の感謝祭と云う季節に片田舎の地方都市と云う舞台設定が、D.フィンチャーの鬱然とした空気感とは違ったドライな心象風景を映している。会話が成立し辛いミステリーとしては禁じ手で卑怯にさえ思える容疑者達とぶっきらぼうな田舎町の住人達と云う登場人物達の巧妙な設定も心憎い。
・脚本のA.グジコウスキーによると、オリジナル版は三時間を越えていたと云う。劇中、登場する新聞記事の一つはこの脚本家の署名が見てとれる。
・本作で謎を追い掛け解決する捜査官は“ロキ”だが、スクリミルと云う名の巨人の子を守ろうとするが、オーディンとヘーニル同様、諦め断念してしまうロキと云う神が、ノルウェー神話『ロキ・タトゥール』に登場する。
・M.レオが演じた“ホリー・ジョーンズ”と云う名は、カナダのトロントで'03年に発生した誘拐後、殺害された10歳の少女の名と同じである。
・本作は'09年から製作が続けられていたが、当初はB.シンガーがメガホンを取り、“ケラー・ドーヴァー”にM.ウォールバーグ、“ロキ”にC.ベイルを据えて製作が進行していたが、M.ウォールバーグが(共同)製作総指揮に留まるのみで降板した。C.ベイルとM.ウォールバーグは降板後、『ザ・ファイター('10)』にて共演した。その後、“ロキ”役は監督の推薦でオーディション無しでJ.ギレンホールに決まったが、R.ゴスリングもこの役の候補に挙がっていた。尚、L.ディカプリオも本作に長らく関係していたが、降板した。
・H.ジャックマンは『ラブリーボーン('09)』の“ジャック・サーモン”役に決まっていたが、降板し本作に参加した。その後、“ジャック・サーモン”役を継いだのはM.ウォールバーグで、丁度この二人が役を交換した形となった。
・終盤、M.レオの“ホリー・ジョーンズ”がH.ジャックマンの“ケラー・ドーヴァー”にもう少し呑みなさいと迫るが、このシーンは呑む量が少ないと判断したM.レオのアドリブで、H.ジャックマンがこれに応じた。
・鑑賞日:2017年6月3日(土)
はぁ??
ヒュージャックマン演じる父親は結局事件解決に何した?
なんもしてないよね。
小さい時に誘拐され育てられた子供を殴ってただけ?
全て事件解決したのは刑事。
観るものを惑わせて楽しませようとする作品の作りは分からないでもないが、惑わさせ過ぎ。
最後に閉じ込められてた父親が笛でピーッピーッと助けを求めるところなんか少し笑えてきました。
見終わってからよーーく考えると、はぁ??となる映画でした。
サスペンス
いい!極上のサスペンス映画。
よくできたストーリーで魅せてくれた。
謎もあり、最後までハラハラさせてくれる。
観終わった後はいい映画観れたなという満足感が。
これ映画館で観たらいい気分で帰れただろうなー。
最悪の事態に備えよとはよく言ったもの。
娘の笛に救われた最後もいいなあ。
アルカリシャワー怖っ。
煙の描写怖すぎ。
何度もハラハラしたし、遺体見つける時も刑事さんやられちゃうんじゃ!?後ろからバーンてきちゃうんじゃ!?って場面もあったけどチープな方向に行かなくて良かった。
ホラーじゃなくて最後までサスペンス。
誘拐やら自殺やら絡むから怖くはあるんだけど。
引っ張って引っ張って最後に本性あらわにする犯人、事件の真相が紐解かれるラストに心鷲掴み。
あれこれ考えて予想したり推理するのも楽しいんだけど、いや!このままラストまで連れてってくれ!ってなる位ストーリーに引き込まれた。
きっちり終わりを着けてくれた。
いい映画だ。
ハラハラした
見てると疲れました。
重く暗いサスペンス。無駄にアクションがないところがいい。
これこそサスペンスです。
父親の行動はどうなんでしょう。やりすぎのように見えるかも知れないけど自分の子供が誘拐されて、犯人であることをほのめかされたら…。
拷問してでも口を割らしたい、と思ってしまいますね。
情けはひとの為ならず
自分の娘が突然消えたという悲劇から、青年を誘拐する。犯人と疑い、拷問する。犯人を捕らえたはずが、犯人から捕らわれてしまった。
ひとつの悲劇が沢山の悲劇を生む構造。憎しみが連鎖して行く作りは、「灼熱の魂」を思い出させます。辛い内容ですが、子供が助かったことには、救いを感じました。父親は、このまま罰を受けるのでしょうか。「情けはひとの為ならず」です。
神を信じないと殺人鬼になるぞ!って映画です
①スタートから聖書の一説。
②子供を誘拐された主人公はキリスト教を信じ続け最後に救われる。
③妻は夫の残虐行為を肯定。
④子供が死んでキリスト教を捨てた犯人は殺人鬼になり最後は射殺
これ、キリスト教じゃなくて同じ宗教であるオウム真理教だったらどうなんですかね?
名作だと騒ぐのでしょうか。
こういう、、映画に見せかけた
特定の宗教を崇める為だけに作られた作品は様々な意味で糞(クソ)です。
やるならパッションのように特定の信者向けの宗教作品を作ってほしい。
普通の映画に擬態というかステマ的な作品はただのCMだろう。
元々のストーリーは最後に主人公が助からない話だったんじゃないかと思ったのだがどうなんでしょう。
主人公も助からないのであれば作品としてのメッセージや提議がしっかり成立するのですが。
まあ結局この映画に関しては
広報が頑張って火曜サスペンス風にしただけの物です。英語圏での評価が高いのは当たり前。
78点
演技上手ーい!
ヒュージャックマンの立場でも
あんなこと言われたらやっちゃうよねーw
おばさんも組んでたと思ってたけど
おばさんが犯人やとは思わんかった!
騙された!
ヒュージャックマンと同じミス
しちゃってた。
複雑にする為に意味のわからん所いっぱいあった
やけどが銃持ってる事ぐらいはわかるやろw
謎のドリンクw謎の注射
少々長い
内容的には満足しましたが、弱冠長かったかなと思いました。時計を二回くらい確認してしてしまった…
みなさんのレビューにあるように主演二人がかっこよすぎます。特にジェイクが。
見終わったときに伏線回収できてないの一つあるのでは?って思ったんですが
先に助けられた黒人の子どもが言ってた「あなた(ケラー)もいた」の発言
よくよく考えてみたら、娘を助けるために魔物になってしまった父親と子どもを誘拐をする魔物が同じものに見えてしまったってことなんでしょうね。…多分。
また、最後の笛ですが、ジェイクが一人になるまで笛に気づかなかったのはそれまであのジュースが効いていたからですかね??謎です。
タイトルの意味はそういうことだったんですね。
ジェイクギレンホールの左薬指にフリーメーソンの指輪。 ロキという名...
ジェイクギレンホールの左薬指にフリーメーソンの指輪。
ロキという名前は北欧神話に出てくる神の名前で、神ロキは子供を執拗に守ろうとする。
この作品の監督候補はアントワンフークワやブライアンシンガーなどがあった。
役者候補にはマークウォールバーグ、クリスチャンベール、ディカプリオなど。
元々の話は、最後ヒュージャックマンは助けられず行方不明のまま死ぬ設定だった。
ラストでジェイクが病院まで急行してるシーンで、同じレストランを3回通り過ぎる。
久々に面白かった!
サスペンスは色々と見てきました。
このところ複雑過ぎたり過剰な物が多かった気がしますが(ドラマ ハンニバルの見すぎかも知れませんか)
凄く久しぶりに、単純に楽しめました。
我が子が居なくなってしまいバランスが取れなくなる父親母親の気持ちも良くわかるだけに、最後までアナとジョイの安否が気になって仕方がありませんでした。
愛なのか狂気なのか
いろんな意味でプリズナーズというタイトルには納得です。
あまりに暴力的過ぎて好みな作品ではなかったですがヒュー・ジャックマンの鬼気迫る演技がよかった。
しかし、アレックスの顔の変形具合が痛々しすぎます。
娘のためとか、根は善人とかいうセリフが出てきますがあれはやり過ぎだと思う。
真犯人にたどり着く過程が最後まで誰なんだ誰なんだとドキドキしながら観られました。
伏線も最後にバシッと繋がってスッキリ。
娘を病院に連れてくシーンもハラハラしたしラストの笛もよかった。
終盤にかけて矢継ぎ早に畳み掛けられた作品でした。
どうしても気になる脚本の粗
『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴのハリウッドデビュー作。
正直、前作のような衝撃は感じられず。サイコミステリーとしては、然程新鮮味はない。(ハリウッドデビューで監督にもたらされる豪華なキャスティングが、キャラクターの役回りを予想することを容易にしてしまう。)
多分脚本家の狙い、言いたかったことは、苦難に見舞われた時に、人間はどんなふうに罪深い存在になれるのか?ということではなかったかと思う。
ただ、言いたいことを伝えるためのシーンがどうにもご都合主義に感じられてしまう。
ロキ刑事がいつも単独行動なのは、犯罪捜査ものとして相当違和感があるし、人格者であるように見えるケラーが一線を越えるに当たり(単独でも十分可能なのに)友人を巻き込むのも解せない(同じ悲劇に見舞われても反応の仕方は違うことを際立たせたかったのだろうが)し、「常に非常事態に備えよ」と息子に言って聞かせているケラーが、安易に犯人の元に乗り込み、“背中を向けて”、真実を知っていることを告げるのは余りにも“備えていない”!
ラストシーン、現場で作業している警察関係者がうじゃうじゃいただろうにあの時点まで誰もケラーの存在に気づかなかったのもおかしい。その他にも解せないところが多々ある。
実は二度観たのだが、観れば観るほど粗が見えるのは如何ともしがたい。
ロジャー・ディーキンスが切り取る身体が芯から冷えてくるような重厚な映像、ポール・ダノの怪演、ジェイク・ギレンホールのセクシーなみだれ髪など見所もあるので、どうしても脚本の粗が気になりました。
意外とまとまる所にまとまった感
見てる途中で思ったのが、「ミスティック・リバー」と展開が似てるな、ってこと。
しかし、ミスティック〜とは違い、因果律の観点からは意外とキレイに収まるところに収まったなって感じた。
悪人は死に、善人には日常を回復させ、ギレンホールは人間的に成長し、ジャックマンは罪の禊も終え、ハッピーエンドの大団円。
因果律がメチャクチャでモヤモヤの残りスッキリしない、恐るべき「ミスティック・リバー」のリアリティーに比べ、かなり御都合主義的だけど、ミスティック〜と比べるのがそもそも酷だろう。
ジェイク・ギレンホールに間違いなし
面白かった。そんな期待もしてなかったけど、スゴく良かった。親目線で観ると胸が締め付けらる二時間半だけど、展開が読めずにあっという間だった。
マッチョでメンタルの強い一見憧れの親父だけど、俯瞰で見ると行き過ぎてて結構ヤバいなと自分の目指す父親像はこれではないなと感じた。
ジェイク・ギレンホールの瞬きを深くする演技が面倒くせぇ集中しろ問題を解決するんだと考え込んでるようで信用できるなと思わせた。
一つ分からないのが、黒人の女の子が見つかり「あなたも居た」と言うのがいつのどこの話なのだろうか?
自分の信じた家族にはもう戻れない憐れな父親の事よりそこが引っかかって抜け出せない自分の馬鹿さに凹みました。
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