ぶどうのなみだのレビュー・感想・評価
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意図的?映っちゃてるけど。
地雷映画。
ストーリーが無いだけで無く。矛盾して勝手に弾けている。
旧国営放送みたいだと思ったら、そうだった。
意図的?映っちゃてるけど。
我の偏見ではあるが、やっぱり、まずくない。映画の内容が内容だけに、隠してあげたほうが無難だと感じるが。
だって、
旧国営放送なんでしょ?
僕は土臭いワインは飲みたくないな。女性の監督だと思って見たが、駄目な物は駄目。後先考えて演出してもらいたいものだ。
それはともかく、
で、何が言いたいの?
メルヘンと印象派的映像
幼い頃に読んだ「ブレーメンの音楽隊」のようなのどかで楽しいバンドと北海道の自然の融合が一番の魅力。挿入される広大な景色は印象派の絵画にあるようで日本人向き。
さて、作品としては、人物描写を略しすぎ。伏線だけ示して、後は観客が想像するスタイルを志向しているとも思えず、中途半端感が残る。監督の意図は、童話を読むように流れで楽しめということかなあ?
タクトを持つ?と突発性難聴になる主人公。大泉洋の指揮者シーンが冒頭、笑えてしまう掴みは良かったけどね。
ナゾのヒロインは、勝手にヒトの土地に穴掘るし、江波杏子とのシーンは??? 解き明かさず謎を深めるばかり。観客の創造に委ねるなら、困惑させる挿話はカットして欲しかった。
独特な世界観
タイトルを見て、ほのぼの系の物語かと思いきや斧を持った洋ちゃんが現れた。
まるで人を殺さんばかりの殺人犯の様な登場。
だが洋ちゃんは、その斧の刃を己に向けた。
想像を裏切るシリアス展開に、ちょっとこれは構えて観なきゃいけないかなと椅子に座り直したが、結果から言うとやっぱりほのぼの物語だったかな。
時代はいつなんだろう?
警察官も郵便屋さんも皆服装が独特で、ちょっと不思議な世界観。
アオが床屋さんに顔変わったなと言われていたが確かに変わりすぎだ!
若かりしアオは洋ちゃんには悪いが洋ちゃんよりイケメンに思えた(笑)
エリカの様な生き方はなかなかいいな。
ああいう生き方をしてみたいものだ。
漣パパは亡くなっている役で出番も少なかったが印象に強く残っている。
印象深いというとアオの音楽家として苦悩している様子を洋ちゃんが見事に演じていたと思う。
耳が聴こえなくなって指揮棒を持ったまま道路で叫んでるシーンは好きだった。
アオが音楽家からワイン作りに転身してという話なんだけど、ワイン作りでも苦悩する。
この様子に阿部サダヲの『奇跡のリンゴ』を思い出していた。
ストーリー自体は淡々と進んでいく感じで、ありがちだけど独特の雰囲気があって映画らしい作品だった。
雰囲気を押し付けてくる割には、内容が薄い
観る人によって、こんなに受け取り評価が変わるものなのか、と
自分の感性にもびっくりしました。
観ていて、私は不快と感じました。
途中で観るのを止めようかと なんども思いましたが
「もしかしたら面白くなるかも」
と期待して最後まで観て、、、
「やっぱり時間を無駄にしたな、、」という感想。
始終、
『ほら、こういうのが好きなんでしょ?
こんな衣装や、こんな生活、こんな人達、
これが欲しいんでしょ??』
って、
押し付けられてる気分で、
イライラしました。
『雰囲気押し付けてくる割には、内容薄いな』
というのが感想。
テーマがどれも 中途半端。
安藤裕子も、 好きな方だったけれど、
この映画を観て、急に嫌いになってしまった。
一日中、炎天下で穴掘りしてて
あんなに病的な色白な訳あるか。
「あんたの土地じゃないから」と穴掘りして
最終的に
「穴の中にも根があるよ。ぶどうすごいね」って!!!
結局、ぶどうの成長に影響を与えかね無い状況に。
私の頭のなかは
「????」で一杯です。
乾杯!
北海道で静かに暮らす兄弟。
兄のアオは難聴で夢を諦め、戻ってきてぶどうを、弟のロクは小麦を育ててる。
ある時旅人のエリカが来て日常が変化してゆく。
大泉洋さん色んな役が出来るなぁ。
変わらない世界観に、美味しそうな料理。
色んな人の葛藤シーンは見入ってしまった。
個人的にはもう少しなぜぶどうなのかを掘り下げてくれたらもっと嬉しかった。
ふわっとした部分より情熱や葛藤が見える作品だった。面白かった。
道民ゆえ特別な感情に
私はヒロイン安藤さんの大ファンで、
地元が空知で本当に映画にあるような景色の中で育った。
レビューの評判はよくないのは知っていたので。評価通りやっぱりストーリーは正直あまり頭にはいってこなかった。
でも飾らない安藤さんと、洋ちゃんの演技にはあっぱれと言わざるを得ない。
しかし嬉しいことばかり。
お巡りさんの車にSORACHI POLISEの文字。空知は地方でそんな街ないんだけどと突っ込みつつ。
美味しそうな料理。今もだが、畑で採れた野菜ばかりが食卓に並んだなぁと幼い頃を思い出した。
そして雄大な景色。
それを見て恥ずかしながら、最近色々あったこともあり、地元に帰りたくなり久しぶりに心から泣いた。ストーリー関係なく。
そしてエリカの母親の豪邸?は札幌の円山かどこかで撮影したんだろうか。JRタワーが見える。と、地元民はそういうのを探すのも楽しいかもしれない。
とりあえず、自分のやりたいことに正直に生きようと思わせてくれたこの映画には感謝。すぐにでも故郷に帰りたい。
コロコロ変わる空より、私は土のほうが好きだな
映画「ぶどうのなみだ」(三島有紀子監督)から。
作品中、タイトルについてこう説明している。
「葡萄の木は、冬の間は雪ノ下で、ひっそり眠っているんだ。
でも、春になると雪解け水をいっぱい吸い上げて、
小さな枝からひと雫、水を落とす。
その雫を『ぶどうのなみだ』って呼ぶんだ。その水を見ると、
ああ、葡萄の木が目覚めたんだって思うんだよ」。
映画の予告編でも「よろこんだ涙。すべて味わいになる。
それは、しあわせになるための、ひとしずく」。
なるほど、そういう意味なのか、とメモを眺めた。
そんな作品の中、私が選んだ一言は
「コロコロ変わる空より、私は土のほうが好きだな」。
そのあとに、こんな会話が続く。
「何億年も前は、海で生きていた生き物が、今はここに眠ってる。
土って、いろいろな生き物が、生きて、死んで、生きて、
その積み重ねなんだよ」「当たり前じゃないか」「そう、当たり前」
そして「土って、いろいろな生き物がここに眠っているんだよ」
土から栄養分を吸収して育つ「ぶどう」を始めとした植物は、
多くの生き物の歴史が土に含まれているから美味しいんだ、
そう自分なりに解釈してみたが、いかがだろうか。
食べ物、飲み物を題材にした作品は、どうしても似たような構成、
同じようなまとめ方になってしまう気がする。
ワイン飲みたくなった。映像キレイ。
映像がとっても綺麗です。
景色やブドウ畑や料理。すごくきれいです。
ストーリーが重いのが気になりました。
個々が問題を抱えており・・なんか暗い。
突然来た女が穴掘り出して・・ちょっと理解しがたかった。
大泉洋さん演じる男と寄り添っていくにかなーーなんて期待していたが
あっさりお別れ?
うーー・・ラブストーリーに至らず悶々・・・
しっとり大人向けな作品なのかなー。
ワインが本当に飲みたくなります。
お料理も美味しそうだったー。
お部屋でまったり♪DVD本編かけっぱなしで飲みたい。
そんな楽しみ方はいかがでしょうか?
観客の失涙。
おかしいな、なぜだろう?と思った。
「しあわせのパン」も観たが、内容はさほど記憶に残ってない。
老夫婦に終いに出すのがポトフかよ?なんて思いはしたが、
とりあえず作品内に出てくるパンが、全て美味しそうだった。
今作も前作と同じフードスタイリストが担当しているようだが、
え、だったらなんで、あのワインと料理なの?と思ったのだ。
飲食物を題材にした映画で、それが美味しそうに描かれていない
映画を観るのは(私的に)かなり苦痛。少し前にアイドル女優が
東北の山村でひたすら手料理に励む映画を観たが、あっちの方が
数倍は面白い。それはなぜか?別段あちらの作品の構成がいいと
いうわけではない、ストーリーなどあってないようなもんだったけど
とにかく作る料理が全部美味しそうなのだ。本当に食べたくなる。
なにがいいたい映画かというと、料理がいいたい。それが明瞭。
どうして今作にはそれがまったく感じられないんだろう。
物語はあくまでファンタジー。ヨーロッパあたりでは
こんなお洒落な服を着て農夫をやってる人がいそうな気もするが、
北海道だって決して風情では負けていない。美しいんだと思う…。
いや、やはり何か風景も私的にガツンとこなかったなぁ。
だってひたすら穴と畑とワイン蔵だけだもの。あとは服飾関係か。
とにかく勿体なさが鼻につく。ナチュラルファッション雑誌に出て
きそうな色合のファンタジーは、明らかに俳優・大泉洋と染谷将太を
無駄遣いしている気がしてならない。アンモナイトだ?それで食べて
いかれるなら苦労はない(爆)少しは料理でも作ったらどうなんだ?
謎の穴掘り女登場にも落胆。ぶどうのなみだよりこっちが泣きたい。
…と、いたたまれぬ音楽隊も含めてまだまだあるのだが、
北海道・空知の大自然と豊かな農作物の恵みに感謝しようと思う。
美味しいワインは自分で探しにいくぞ!(爆)
(兄弟二人が天パなのがいいねぇ^^;似てるのはそこだけだったけど)
リアリティが感じられなく、入り込めなかった。
北海道の自然と、素材を活かした料理の数々はとても心地いいものでした。
ただ、残念ながらそれ以外のあらゆる要素にリアリティがなく、そのおかげで、肝心なブドウ・ワイン作りの大変さにも真実味が感じられませんでした。
かろうじて気迫ある大泉洋の演技から感じられたくらいで、それ以外は監督の独りよがりな中途半端なメルヘンに走っている様に感じました。
・やたらとかわいい警察の車
・かわいすぎる郵便屋さん
・不自然に大きなぶどう園(一人でやってる?)
・不自然に大きな麦畑(一人で収穫してる?)
・やたらとお洒落な服装(スタンドカラーのシャツばかり?穴掘るのが好きなのにその格好?)
・突然の恋愛展開(いらないような)
・アンモナイトを掘って生活(趣味ならまだしも・・・)
・ブドウ作りに四苦八苦してると思ったら、やる気出したら次の年には満足できるものができちゃった?(ブドウ作りって10年単位の世界じゃ?)
これが大泉洋を全面にフューチャーした娯楽映画ならいいのですが、娯楽に走っているわけでもなく、かといってリアリティもなく、全く入り込めない映画でした。
トドメは最後の恋愛シーン。ほとんど(というか全く?)作品中のテーマとして無かったのに、最後の最後でそれ必要??という残念な展開。
きっと色々な周囲からの期待とかあったんだろうなぁ、とスタッフロールを見ながら思いましたが、それにしても少々残念でした。
つまらない。
追記します。
映画の観方なんて人それぞれ。
人のレビューを読んで裏を見るんですねってコメントがあったのですが、裏からでも表からでも公開された以上どんな観方をされても制作側に言われる必要はないし、ましてやそこら辺の他人に言われる筋合いもありません。
不愉快ですので削除しました^^
これの上に書かれたレビューの主がコメント主でないことを願いますが、上記レビューの中に書かれているような、パンフレットを読まないと内容がわからないような映画なら作る意味がないと思います。
しあわせのパンのひどい駄作っぷりにこちらも期待せずに観ました。
結論から言うと、北海道に観光客を誘致したい市町村の思惑と、三島監督が好き勝手自分好みの映画をつくりたいという思惑が一致してできあがったものなので、非常につまらない映画だということです。
しあわせのパンと同じコンセプトなんだって、そりゃつまらないに決まってるw
『空を知る』と書いて空知。
そんな美しいフレーズを使いたかったのは制作側ですが、一方で岩見沢市のワイナリーでつくられたワインなのに、岩見沢でつくられたワインとせずに空知でつくられたワイン、と言っているのはエンドロールに流れてくる数々の協力市町村に不公平感を与えたくなかったのだろうと思います。
あと空知空知言っているけれど、空知というくくりは、天気予報の区分けであり、税金関係の届け出や納付の管轄であり、普段の会話で『ねぇ、今日は空知までドライブしようよ!』なんて使わないわけです。
北海道発信という割に道民には違和感だらけというこの矛盾…
ロクの『幾春別川に捨てたんだ』とトロフィーを捨てたことをアオに告白するシーンも同様。
兄弟が幼い頃から育ってきた土地の川のことを2人で話すときに、わざわざ幾春別川とは言いません。ただの『川』といえば通じるからです。
エリカは現実離れしたキャンピングカーでやってきて、突然人の畑の土を掘り返してアンモナイト探しです。
アンモナイトをモチーフにしたのは三笠市がその産地だからでしょう。
三笠でアンモナイトがよく出るのだということ、日本のどれくらいの人が知っているのでしょうね?
ダウジングでアンモナイトって見つかるんですかね?私は金属探知機のようなもんだと思っていましたが。
なぜエリカの母親が幼いエリカにアンモナイトを渡したのか?
なぜ母親に捨てられたのか?
なぜ突発性難聴になって音楽の道を絶たれたアオが、小麦づくりじゃなくてワインづくりに執心しているのか?
そのどれもが描かれておらず非情に消化不良です。
パトカーは外国の絵本の中に登場するようなかわいらしいものでしたが、エリカがアオたちの前から姿を消すときに走る車の窓の外には、ごくごく普通の北海道のリアルな住宅街の景色が流れていきます。
ぶどう畑で楽器を奏でるときのメルヘンな衣装然り、きたろうの床屋さん然り、監督のこだわりがわかりません。
そここだわってるのに、こここれでいいわけ?っていうのがあちこちに出てきます。
前作同様、この監督が北海道の美しい景色を気に入って使いたいというのはわかりました。
使ってくれていいので、せめて映画の中では、別の架空のどこかの物語にすればよかったのにと思います。
変に北海道を出してくるから、地元に住む人間としては違和感ばかりが募ってしまうんです。
洋ちゃん、染谷君、安藤裕子、みんな別に悪くない。むしろ俳優たちに難はない。
ただこの3人がどうしてもこの役を演じなければいけない必要性ってあったのだろうか?
洋ちゃんはキュー社長(元副社長のミスターの奥さんね)の持ち込み企画だからまぁ主演は当然か。
ただこちらもしあわせのパン同様、大泉洋の良さは活かされないという役柄でした。
それを寡黙とかかっこいいとか言っているけれど、それだと別に洋ちゃんが演じる必要性がないんですよね。
そしてロクもあの程度なら無名の俳優がやっても変わりませんでした。(染谷君に出演いただいて申し訳ないくらいです)
エリカも別に安藤裕子を使う必要性が感じられず…役のせいで私の中の安藤裕子のイメージが悪くなりました。
主役級3人の役が、どの俳優がやっても別にいいんじゃないの?という印象しかないので、ますます物語の魅力がなくなります。
結局三島監督の脚本や出てくるキャラクターに魅力がないんだと思います。
俳優の名前と北海道の美しい景色だけで売ってく映画です。
☆1つ付けたのは、北海道の美しい景色と、無償で作品を提供した作家さんたちへ、です。
ただ、きれいに撮れそうな場所に行けば携帯カメラでもそこそこ美しい画を撮れるのが約束されるのが北海道の景色なので、プロのカメラや腕があればあの映画くらいのクオリティは当然とも思えます。
ちなみに、ぶどうのなみだ上映前の予告で流れた、ささらさやは青天の霹靂に次いで洋ちゃんが演じるにふさわしい役で予告ですでに私泣けました。
あと実写化を恐れた寄生獣でしたが予告見たらかなり期待できそう!と思いました。染谷君の演技も十分堪能できそうです。
本編よりもこの予告2本に心は持っていかれましたね。公開が楽しみです。
ところどころで光る画の美しさ
演奏のシーンや自然の風景など美しく、とてもセンスを感じた。また安藤優子の演技が良い。大泉洋も演技が素晴らしいが、彼のキャラクターと役があっていない気がする。また、雨粒が顔に落ちてくるシーンや演奏のシーンはわざとらしく感じ、気持ちが冷めてしまった。
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