セッションズ
劇場公開日 2013年12月6日
解説
障害者の性を題材に、首から下が麻痺してしまった男性が愛する女性と肉体的にもつながりたいという願いをかなえるため奮闘する日々を、温かなユーモアとともに描く。幼少期にかかったポリオが原因で首から下が麻痺し、重度の呼吸障害を抱えるマークは、それでも人生を悲観することなく生きてきた。38歳になり、若く美しいヘルパーのアマンダに恋したマークは、健常な男性同様に「愛する女性と肉体的にもつながりたい」と願うようになる。周囲の励ましもあり、意を決したマークはセックスセラピストのもとに通い始めるが……。主人公マークを演じたジョン・ホークスが第70回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演男優賞に、セラピスト役のヘレン・ハントが第85回アカデミー賞で助演女優賞にそれぞれノミネートされた。監督は自身もポリオサバイバーであるベン・リューイン。
2012年製作/95分/R18+/アメリカ
原題:The Sessions
配給:20世紀フォックス映画
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2022年2月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
障がい者の性、
そして高齢者の性。
近年ようやく表立ってその存在が明らかになってきている。
でも
どちらも独特の興味をもって覗かれる“隠されていた世界”であるし、
薄々に気づいてはいても、声を潜めて語られるべきタブーの世界だったかもしれない。
ところがこの映画、
そんな“異常性”への興味から覗き見しようとしていた者に不思議な変化をもたらす良作だ。
見終わってみて「セラピーを受けていたのは他ならぬ私自身だった」と気付かせてくれる、人肌のあたたかで穏やかな映画なのだ。
体のふれあいは、イコール、心のふれあいと不可分離。一対のものなのだと、改めて僕らにわからせてくれる作品だと思う。
* * * * *
立っている人間からの視線と、寝ている人間が見ている景色の汲み取り方も丁寧ですね、
助演者たちがとてもいいから、物語に厚みが出ています。
オススメです。
日本語吹替えで鑑賞しました。詩人の物語をリスペクトして、会話と詩作の翻訳には細心の注意がなされています。
オススメです。
5年間、脳性マヒの青年の《24時間全介護》をチームを組んで行った 僕きりんからのオススメです。
2021年7月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
実はこの映画はまぎれもない宗教映画。こう書くとますます敬遠されがちではあるが‥(笑)
主人公をマークという名の詩人であるというかなり特殊な設定(4大福音書作家マルコへのオマージュ)、敬虔なカソリックのクリスチャンという点で最大の理解者が神父である点・・(なぜカソリックか?)、セックスセラピストが夫の哲学者に説得されてユダヤ教に改宗する点(プラグマティズムやユング派サイコアナリストへのオマージュ)、アメリカのマジョリティであるプロテスタント系の社会ではおそらく生きている間に主人公が3人の女性から愛される経験を得る事は難しかったと思います。最後まで支えたボランティアが中国系、最初の好意を持ってくれた女性がラテン系、などアメリカのマイノリティが総出演で主人公の人間回帰を支える事となる。アメリカのリアルは背景にある民族と宗教のリアルでもあるということを見事に描き出した映画であった。
ちなみに横たわるマークの裸身はミケランジェロのピエタを想起させることを追記しておく。
2020年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2019年10月19日
映画 #セッションズ 鑑賞
障害者のsexを題材とした映画だけど、重苦しくなくでもシリアスな内容でした。
セックス・セラピストという職業があることを初めて知りました。日本ではなかなか描けない映画でしょうね。でもこの映画が18禁の理由がよくわかりませんでした。厳しすぎ!
#ヘレン・ハント#ジョン・ホークス#ウィリアム・H・メイシー
2020年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
なんかビックリドッキリやけど
面白かった。
嫁と一緒には観れんなぁ。。
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