「聖なるもの」あなたを抱きしめる日まで ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
聖なるもの
クリックして本文を読む
原題は「Philomena」Philo(愛)と me(私)意訳すれば「私を想っていた」
インテリで無神論者のマーティンと無教養で敬虔なフィロミナとのギャップでの笑いで映画は進み意外な最後へとたどり着く。
クライマックスのシスター・ヒルデガードの台詞も意訳すれば「真面目にやって来た私を貴方たちに批判される筋合いではない」であり、逆切れでもある。
そして対比として息子の本心を知るのを恐れていたフィロミナの終盤への教会からクライマックスそして終焉までの行動からみえるのは「真に必要なことは教条を守ることではなく試練を乗り越える」である。
試練を乗り越えたフィロミナは聖なるものを得た。だからこそ修道院の残忍な行為を赦すことができたのだ。
コメントする