「"赦す”とはなんだろうか」あなたを抱きしめる日まで ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
"赦す”とはなんだろうか
信仰とは、赦すとは、難しい問題ですね。
フェロミナにとってカトリックの信仰があったからこそラストで、シスターたちを赦すということができたのだと思うと余計に。
ジャーナリスト・マーティンとの戻ってくる旅は、フェロミナにとってかつて失った息子との日々を疑似体験したような気分だったのではないかしら。そしてフェロミナとマーティンのやり取りは重くて難しいテーマを描く本作の中で清涼剤のように感じました。
かつてのアイルランドのカトリック修道院については『マグダレンの祈り』を、児童移民については『オレンジと太陽』(原作小説題:『からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち―』)、信仰と修道院については『汚れなき祈り』を思い出したのでした。
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