「教会の戒律とは。。。」あなたを抱きしめる日まで mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
教会の戒律とは。。。
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スティーブン・フリアーズの映画は好きなはずだったのだが、幾本かごぶさたをしてしまった。
修道院にいた女の子が一度の過ちで、妊娠してしまい、そのときに産んだ息子と引き離されてしまい、50年たってその息子を探そうとする。
アイルランドの教会が、そうやって産まれた私生児を売っていたというのも驚きだし、ジェーン・ラッセルが買っていったというのも驚きである。
教会は、快楽に溺れるのを厳しく戒めるのに、人身売買はよしとするのか。
母親が息子を探すのを禁じる契約をかわすのはいいとして、息子が探しに来ても本当のことを言わないというのは、やはり納得できない。
この出来事が記事になり、こうやって映画化もされたわけだから、広く周知されることになる。
どのような経緯で子どもが産まれたとしても、第三者が正当な理由もなしに母と子を引き離すことはやってはならない。
フィロミナ(ジュディ・デンチ)は赦しを与えたが、マーティン(スティーブ・クーガン)はそうはいかない。
僕も許せない。
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