「重たいテーマなのに、この映画は少しユーモアに描く。主人公のフィロミ...」あなたを抱きしめる日まで ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
重たいテーマなのに、この映画は少しユーモアに描く。主人公のフィロミ...
重たいテーマなのに、この映画は少しユーモアに描く。主人公のフィロミナ・リーが実際にそうだったのか分からないが、良く喋り 娘思いで、自身の罪を認め(罪は無いと思うのだが)、誰も訴えるつもりは無くて、そして神を信じている。
話しがトントン拍子に進むのがいい。
出だしが早くて、全体の尺も短い。
人物紹介と時代背景をサラッと描き、12分後にはフィロミナとシックススミスが合う。
そこからは過去パートの回想や説明と、2人の旅が始まる。
正反対の2人のロードムービーでも有り、真実の探求である。イギリス→アイルランド→アメリカ。
今では素晴らしい国になったアイルランドは1995年くらいまでは、酷い部分もあったらしい。カトリックの厳しすぎる決まりで、結婚前の妊娠は許されなかった。
壁に貼られた写真の中に、場違いな雰囲気の女優ジェーン・ラッセルがいる。彼女は熱心なキリスト教徒で、養子縁組の支援活動も行っていたらしい(←Wikiより)。この映画ではロスクレア 聖心修道院から子供をを買った事になっている。真実は知らないが当時アイルランドから孤児を買っていたアメリカ人には悪意は無かったかも知れない。しかし法律的には犯罪で、今も多くのアイルランド人の養子とその母親がお互いを捜し続けているのは事実。
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