「ケルティッシュ・ハープ」あなたを抱きしめる日まで きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
ケルティッシュ・ハープ
政府の要員になっていたアンソニーは、胸に小さな金色のケルティッシュ・ハープの記章を着けていました。
「どこかにいるお母さん! いつかテレビか新聞か、それとも雑誌の片隅で、僕のケルティッシュ・ハープに気づいてね」
そういうことだよな・・
今夜はちょっと泣きながらギネスビールを買ってきて飲みたい気分です。
派手さのない小品でしたが、魂にしみる映画でした。
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「イタリアは呼んでいる」では軽薄でTV カメラ目線をたびたびやってしまっていたスティーブ・クーガンだが、この映画では企画から立ち上げただけあっていい演技だった。
ジュディ・デンチのあの役の入れ込み様を間近に見れば、共演者側も渾身の演技を引き出されてくるというものだ。
そして50年というギャップを一気にさかのぼる演出は、スピーディーで目が離せない作り。もたつく老母が主人公なのだが、話の展開は実はとても速い。
才長けたジャーナリストの 読ませる原作ゆえだろう。
二人の表情の演じ合いが見事。
3回鑑賞。
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追記
ピートのあの拒み様は何故と思い映像を再点検。
部屋の置物にヘブライ文字が入っています。そしてあの髭。ユダヤ教徒ですね、カミングアウト出来ないピートの立場が判明。
共感とコメントありがとうございました。
最初の教義が変わっていく…。
他の宗教でもありますね。やはり、政治とか、いろいろな思惑に利用されたり、信者の都合の良いように解釈されたり…。難しい…。
「裁きの神」
キリスト者ではないのですが、”教養”として、『新約聖書』に手を付けたことがあります。う~ん、神による、信者への信仰心へのお試しと、守れなかったときの裁きがきつくて、途中で挫折いたしました。
またいろいろ教えてください。
ケルティッシュ・ハープ。
USAに、望まれて買われて養子に行ったのに、教育はつけてもらえたのに、USAには居場所がなかったのでしょうか?養両親・家族ともいい関係だったのに、それでもなお、自分のルーツを希求したのでしょうか。養子縁組で家族になった方々の幸せを祈りたいです。
追記:
クーガン氏は、この映画と『80デイズ』しか観ていないのですが、『80デイズ』でも良い演技されていました。どうしようもないお坊ちゃまからの成長(*'▽')。元々コメディアンだそうですね。イギリスらしい笑いを振りまいてくれていました。コメディ要素の多い映画が多いですが、コメディに限らず、いろいろな映画に出ているのですね。お気に入りの一人です。
こんばんは♪
情け深い🦒さん、共感とコメント
ありがとうございました😊
レベルが違いすぎて何とコメントしようか悩まれたのでは?本作、
レビューにもコメントにも書いてられるように一大事件だったのですね。キリスト教が大きく影響しているらしいですね。
お返事いいですよ。🦒さんの他のコメントやwikiとか見てみます。
あのバッジは、見つけて貰えるように付けていた、鋭い❣️
今晩は。コメント有難うございます。
「イタリアは呼んでいる」もしょーがねえなあと思いつつ結構面白く観てしまったNOBUです。(この作品、今日、私が移動中ラジオで紹介されていましたよ!吃驚。名古屋だけかな。)
で、今作。沁みましたねえ。母が子を探す映画(逆も又然り。)にほぼ外れなしですね。スティーブ・クーガンも良かったし、流石のジュディ・デンチでしたね。
拙レビューにも記載した通り、私、英国BBCの映画って気品があって好きなんです。ギネスの黒ビール、一度英国のパブで呑みたいですね。行けるかなあ。ビールは3リッターまではOKのNOBUでした。(ホント、スイマセン・・。)では。
きりんさんへ
こちらの方こそ御無沙汰しております。
私の理解に及んでいない点について色々と教えて頂きました。
私も、ジャーナリストの勝訴場面を見たい訳でもなく、また「スリー・ビルボード」のような結論を観客に委ねる手法も好きな映画ファンなのですが、
多分に話の内容そのものではなく、
例えば、最近「ソフィーの選択」を最近
再鑑賞したのですが、この映画と違って何か作品の世界に引き込まれる“演出の力”を感じなかったのか、良く分からな
いままに終わってしまった印象でした。
また、いつか、きりんさんの御意見を参考に再トライしてみたいですね。
また、色々と御指摘頂けますことを楽しみにしておりますので、今後とも宜しくお願いいたします。
Wikipediaで
フィロメナ(映画)で調べると、この作品が引き起こした論争=好評と非難が、相対して激突をし、新聞紙上で世論を問うべく意見広告まで掲載されたことも分かります。
フィロメナ本人の、それに対する朴訥なコメントも。