劇場公開日 2014年3月15日

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あなたを抱きしめる日までのレビュー・感想・評価

全85件中、1~20件目を表示

4.0重たいテーマなのに、この映画は少しユーモアに描く。主人公のフィロミ...

2025年9月5日
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鑑賞方法:VOD

重たいテーマなのに、この映画は少しユーモアに描く。主人公のフィロミナ・リーが実際にそうだったのか分からないが、良く喋り 娘思いで、自身の罪を認め(罪は無いと思うのだが)、誰も訴えるつもりは無くて、そして神を信じている。
話しがトントン拍子に進むのがいい。
出だしが早くて、全体の尺も短い。
人物紹介と時代背景をサラッと描き、12分後にはフィロミナとシックススミスが合う。
そこからは過去パートの回想や説明と、2人の旅が始まる。
正反対の2人のロードムービーでも有り、真実の探求である。イギリス→アイルランド→アメリカ。
今では素晴らしい国になったアイルランドは1995年くらいまでは、酷い部分もあったらしい。カトリックの厳しすぎる決まりで、結婚前の妊娠は許されなかった。

壁に貼られた写真の中に、場違いな雰囲気の女優ジェーン・ラッセルがいる。彼女は熱心なキリスト教徒で、養子縁組の支援活動も行っていたらしい(←Wikiより)。この映画ではロスクレア 聖心修道院から子供をを買った事になっている。真実は知らないが当時アイルランドから孤児を買っていたアメリカ人には悪意は無かったかも知れない。しかし法律的には犯罪で、今も多くのアイルランド人の養子とその母親がお互いを捜し続けているのは事実。

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ナイン・わんわん

4.03.9

2025年5月13日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

意外な展開が引きつける
既に何事も悟った者と人並みの感情を出す者との組合せが面白い

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トシ

4.0ジュディ・デンチの間の取り方に真実を見た

2025年5月10日
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子供を探す母親役に
ジュディ・デンチ
やはり上手い

長い苦しみ、許し
刻まれた深みがある

重いだけでは映画は沈む
浮力を持たせる記者
彼の軽快さと洞察力
それが加わり魅力倍増

実話の映画化
許しがあって
人は前に進む

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星組

4.0赦すこと、赦さないこと

2025年5月9日
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鑑賞方法:VOD

知的

 言ってみれば息子捜しの母親とジャーナリストによるロードムービー。最初は互いに受入れられなかった凸凹コンビがアイルランドからアメリカへと旅をして、2人とも宗教面や天職、さらにはLGBTQについての認識が成長するという典型的なパターン。しかし、フィロミナの言葉を借りれば、100万人に1人の割合での奇異な体験をする物語・・・しかも実話。

 もっとも注目されるべきはカトリック教会。ジャーナリストのマーティンは昔は信じていたと言っているほど理解はあるが信仰心はない状態。フィロミナが私生児を産んだというだけで4年間の過酷な労働を強いられ、しかも息子を引き離され行方知れずとなったことに憤りを覚えるほどだった。その批判精神が仕事を引き受けた動機でもあったわけだ。

 アメリカに渡った2人は息子が10数年前に死んでしまったことを知る。しかもブッシュ、レーガン時代に法律の顧問を担当するほど偉い仕事に就いていたことも知る。それでも息子が母のこと、故郷のアイルランドのことを慕っていたかどうかを確認したい。記事にならないのなら自腹でアメリカに残るとも説得したフィロミナ。彼女に説得される形で、元同僚、元恋人を訪ねることになったのだ。

 息子の写真にはケルトハープのバッジが・・・まさに一周回って故郷のアイルランド、しかも親子の縁を裂いた教会に埋葬されたという。教会が金のために養子縁組したという悪。シスターヒルデは罪はイエスが判断するのだと強硬手段。そして、成長したフィロミナの「赦す(forgive)という言葉がずしりと響く。

 娘ジェーンの心情が最初だけしか出てこなかったり、周囲の反応もわからなかったりと、ロードムービーの特徴の一つなんだろうけど、ちょっと不満も残る。50年間誰にも喋らなかったというフィロミナの精神的苦痛も彼女の明け透けな性格によって吹き飛んでしまっているし、どことなく悲しくはならない悲劇だったと言えようか。

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kossy

4.0ラスト10分

2025年1月31日
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ピッポ

4.0派手さはない

2024年11月16日
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ジャーニー

4.0仰天実話

2024年8月3日
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lanachama

3.0良いお話だとは思うのだが…

2024年7月17日
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鑑賞方法:VOD

母息子愛に感動を求めて鑑賞。
とても良いお話だとは思うのだが、実話が題材ゆえどうしても既定路線内。
影像や音楽でもう一工夫欲しかったかな。
私の評価は良いお話にケチを付けているようで少々心苦しいが、それでも総合的にはやはり星3つというところか。

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いけい

3.5修道院はクソだった(笑) それでもあなたは神を信じますか? 私なら...

2024年7月14日
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修道院はクソだった(笑)
それでもあなたは神を信じますか?
私ならこう答える。
「万物を創造した神は信じるが、人間が創造した神は信じない」

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はむひろみ

4.0スティーヴ・クーガンがよかったです

2024年4月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2024年4月17日
映画 #あなたを抱きしめる日まで (2013年)鑑賞

18歳で婚前妊娠したため修道院に入れられ、生まれた息子が3歳になった時に強制的に養子に出された女性が50年経って息子を探す旅に出た実話

一緒に旅をするジャーナリストとの掛け合いがよかった

神の元で行われた人身売買が恐ろしい

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とし

4.0この一言が沁みる

2024年2月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

主人公フィロミナ(ジュディ・デンチ)が、カトリック教会の老シスター、ヒルデガードに行った一言「私はあなたを赦します」が秀逸!
シスターがみんなマリアテレサかと思ったら大間違い。厳しい戒律を守り通したからといって人間性を磨いたことにはならないのです。

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こみちやすお

3.0母はなぜ?

2024年1月19日
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りか

3.5酷なことをする

2024年1月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

知的

 1952年アイルランド。10代で未婚の母となったフィロミナは、母子とも修道院に入れられ、幼い息子アンソニーは養子に出されてしまう。50年後彼女は娘ジェーンにそれを告白し、アンソニーを探そうと決意。ジェーンは、知り合ったジャーナリストのマーティン・シックススミスにそれを依頼し。
 なんて酷なことをする、それでも聖職者か。実話をもとにした物語。当時、それが当たり前だったとは信じられませんでした。フィロミナおばあちゃんと皮肉屋マーティンの掛け合いがユーモラス。またその後のアンソニーであるマイケル・ヘスの、ケルティックハープに願いを込めた劇的で波乱な人生に驚きました。

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sironabe

4.5『最高の結末よ、100万年に一度よ。』

2024年1月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

遠藤作品を色々読んで思うのは、イエスは素晴らしい人格者だと思う。

ただ、それを曲解して、違う方向で広まったのはキリスト教だと思う。

イエスは自分の崇拝など望んでないし、ただ、辛い思いをしてる人に寄り添う。

この映画の主人公フェルミナがそうなのだ。人の過ちを赦す。

その分、自分が苦しむことを選ぶ。

鑑賞して思うのは、この母と息子は、分かり合えている。

それは死後も続く。

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藤崎敬太

5.0罪とは、罰とは

2024年1月11日
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時代によって罪の深さは変わる
昔はあまりにも厳し過ぎ
現代はあまりにも幼稚過ぎる

けして今が良いとは言えないけど

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カルヴェロ

4.5【”赦しの心。”若い時に生まれた息子を、修道女の女性が年老いてからインテリジャーナリストの助力を得ながら探す作品。後半の展開は可なり心に沁みる作品である。女性ってヤッパリ偉大だな、と思うのである。】

2023年12月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

4.0信じ待ち赦す

2023年6月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

TVドラマ「スクール・ウォーズ」で、
滝沢先生が生徒に説いたポリシー。
今思えば、彼はカトリックだったのか❓

でもシスターは謝ってない。
「我こそ正義」を貫いているが、
「正義」こそ厄介という真実。

天災などを例に挙げ、
「幸せな人生に宗教など不要」
と言われると、
色んな国を敵に回しそうなセリフだが、
宗教のいう幸福とか幸せって、
大勢とか国とかじゃなくて、
もっと個々の価値観に沿うものでないと、
そこまで寛容にならないと、
残っていかないのでないだろうか。

18歳で子供産んだ私が悪い、とか、
ゲイである自分が悪い、とか、
自分を責めなくて良いよ👌

「007」のMが、
少し間の抜けたおばあさんを見せる所が、
息抜きになる。

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クリストフ

5.0タイトルはダサいが中身は良い

2023年5月24日
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無駄に二時間超えが多い中で1時間半強に手際よくまとめた手腕に敬意を表します。
息子を訪ねて一種のロードムービーとも観られます。
結構いろんなエピソードが入っているにも関わらず、人物の背景や心情も的確に描写しています。
主役二人が上手いというより、余りにも自然に演じていて共感性が高いです。

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越後屋

4.0理解が難しい。

2023年5月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

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光陽

5.0収奪された時間を取り戻す、過去へと向かって行くロードムービー的側面

2023年5月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

かつて、一夜限りの交わりで授かった子どもを修道院に取り上げられた老女が、子どもの50歳の誕生日にその過去を告白し、彼との再会を志す。

信仰とはなんだろうかと考えさせられた。

本来、人を救うためのものである宗教が、救うためではなく、償うために、厳しい戒律を強いる。

殊、絶対神を崇める一神教には、生まれてきただけで罪深いとする「原罪思想」や最終的には神に裁かれるとする「終末思想」に象徴されるように、大なり小なりその傾向が見られるし、特に厳格なカトリックでは、そこに教会の支配性が加わると思う。

本作は、信仰のもつ強い原罪観、終末観の結果、収奪された時間を取り戻す、過去へと向かって行くロードムービー的側面もある。

悪意ではなく善意から生まれる悪魔的行為を、更なる善意で包むジュディ・デンチの好演が光る。

カトリックへの強い批判性を持ちながら、信仰の本質である「愛」や「赦し」を逃げずに真正面から描いている。

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えすけん