「惹きこまれる」渇き。 幽さんの映画レビュー(感想・評価)
惹きこまれる
まさに、狂ってる、その一言。
登場人物が皆おかしくて、乱暴で貪欲で最低…でも生き生きとしている。魅力がある。
ストーリーを理解しようとなんてせずとも、ただただ惹きこまれて、時間とか現実を忘れました。
告白や嫌われ松子の一生でもそうでしたが、中島監督の映画は観るのに凄くパワーがいりますね。
でも、そんな所が大好きです。乱暴なようでいて繊細で、汚いようでいて綺麗。
原作を読んでから観ましたが、変更点も違和感なく、むしろ原作より狂気に満ち溢れた気がします。
役所さんがほぼスクリーンを独占していましたが、圧倒されっぱなしでした。
バイオレンスなシーンや、麻薬などの過激な表現もありますし、ストーリーはハッピーエンド等なく救いようの無いものなので、万人に薦められるものではありません。
でも、最高に狂ってて、どこまでも突き抜けてて、現実を忘れさせる映画はコレです。
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