「自分を見るような…」ブルージャスミン tedさんの映画レビュー(感想・評価)
自分を見るような…
ケイト・ウィンスレットとケイト・ブランシェットを同日に観たのですが、ブランシェットのほうでないと出せないような痛々しいのに美人で、変なオバサンなのに見つめたくなるという興味深いキャラクターですよね。
良く酒のんで鎮静剤が手放せないという間抜けな場面の繰り返しですが、プライドに邪魔されて自爆自沈していくのは、飲み会で悪酔いしてしまった自分を思い出すようで画面が胸に刺さりました。
なんと今度はピーター・サースガードがいつものだめんずではないので、ケイト・ブランシェットのみ全く救いがないように見えます。といっても最近の女性は食いぶちは自分で何とかしてるから、ここまで落ちこぼれはしないんじゃないかな?大体こんなにウブなオバサンも珍しいとも思えます。この辺りがアメリカ演劇というかウディ・アレンの特色ではないかなとも思いました。
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