「ケイト・ブランシェットの演技に圧倒!」ブルージャスミン ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ケイト・ブランシェットの演技に圧倒!
ウディ・アレン監督×ケイト・ブランシェット主演の
痛々しくも滑稽でもあるジャスミンの生き様を描いた作品です。
ケイト・ブランシェット演じるジャスミンの生き様には戦慄を覚えました。
虚栄心とか自己顕示欲の溢れ方がハンパじゃないんですよね。
冒頭の飛行機から降り立つシーンからもはやその示唆には富んでおり、
一貫してジャスミンの生き方は変わらないんです。
そのジャスミンを演じているケイト・ブランシェットの
場面場面での表情(特に目👀)やセリフまわしの変幻自在な感じには
圧倒されましたし、アカデミー賞主演女優賞も納得です。
特にサリー・ホーキンス演じるジンジャー(ジャスミンの妹)の子ども二人👬との
レストランでの夕食シーンは圧巻です。ジャスミンが怖すぎて子どもたちが固まっている
シュールさというか、ここまでくると滑稽にも映るんですよね。
痛々しいを通して滑稽さも滲み出ているんです。
後半になるほどジャスミンの暴走は静止がきかなく怒涛の転がり方をするのですが、
セレブ時代と現在との対比の落差を演じるケイト・ブランシェットがすごすぎて
ますますファンになりました。
私の映画鑑賞史上No.1は今なお『TAR / ター』ですが、
本作を観ずに『TAR / ター』を観てケイト・ブランシェットに圧倒されたので
もしこの作品を先に観ていたなら『TAR / ター』での演技は実に納得感のあるものだと感じていたであろうし
さすがケイト・ブランシェットだなという感想に変化していたものと思います。
ただ、ジャスミンとターのキャラクターには共通項もあるなぁと思いましたね。
本作のジャスミンには共感はできないものの、こういう人はきっといると思いますし、
そのリアリティを感じる作品でした。
なんと!ケイトが出てるんですね!!Netflixなんですね…ちょっと訳あって、鑑賞できなくて…今調べてみたらDVDにもなってないんですね…ちょっと観れるのは先になっちゃうかもです。またその時は共感させて頂きます(^_-)-☆
グレシャムの法則さん、ありがとうございます。過日Netflixで鑑賞した『ソング・トゥ・ソング』もルーニー・マーラ目当てではなく脇役としてのケイト・ブランシェットを見たいがために観た作品です。脇役にもかかわらず、やはり別格でした。今後もずっと追いかける俳優ですね。
単なる推しを超えるケイト・ブランシェット礼賛!
100%賛同いたします。
エルフのガラドリエルもこの人でなかったら、ロードオブザリングの完璧さが少し損なわれていたのではないか、というほど崇敬してます。