「怒涛の前編。比べるんじゃなくて感じる方が得」るろうに剣心 京都大火編 しゅんいちさんの映画レビュー(感想・評価)
怒涛の前編。比べるんじゃなくて感じる方が得
8月1日に行きました。夏休みの影響もあってか、子供を無理やり連れて来てるファミリーや、幕末に近い時代に生まれたであろう方など、様々な客層でした。子供には、ちょっとキツイかなぁ。
さて、私自身、剣心に関しては連載当時から大ファンで、連載始まる前のパイロット版?の頃から大好きでした。漫画の後半のテーマの重さのためジャンプでは、いつも、後ろの方に掲載されてて、いつ打ち切られるかヒヤヒヤしながら、毎週読んでました。
そんな剣心の実写化。
前作も、当然観てます!
今回は、人気の高い「京都編」ですが・・個人的には「追憶編~」の天誅のお話が一番好きです。
京都編は、スケールも大きくて、見せ場も多いので映画化は難しいだろうなぁ~。ダイジェスト感は否めないだろうなぁと思ってましたが、とんでもなかったです!
さすが、大友組ですね!
龍馬伝からの流れで、違和感なかったです。
さらに、描き方も丁寧だし。。取捨択一。断捨離が上手いです。
「京都大火」の描き方に賛否両論ですが、僕は、あれでよかったと思います。
あそこを・・原作通りに、進めてたら・・3時間以上の映画になってたと思います。
そして、皆さんがおっしゃってるように、今作の殺陣の素晴らしさ!
「抜刀斎」の抜刀術をあそこまで再現。
さらに、神木くんも、宗次郎の「縮地」をよくぞ、あそこまで体現したなぁ~って思いましたね。
四乃森蒼紫と翁のバトル。。あそこは、本当に田中泯さんと伊勢谷友介さんの気迫というか役者魂を見せつけられました。
そして、あの声も喋り方も、思いっきり藤原竜也なのに、志々雄真実が憑依したかのようなドハマり。
すばらしい作品に仕上がってると思います。
剣心が一人で突っ走ってるだけじゃなくて、それぞれのキャラがキチンと立ってるからこその化学反応だと思いました。
アニメになった時も、随分・・いろいろと賛否両論だったんですよ。
この京都編は・・宗次郎の声優に「日高のり子」さんとか・・ざわめいてましたもん。。
この映画には魂や、スタッフの熱気を感じました。明治の時代を表現したセットしかり・・・
葵屋だけじゃなくて・・ちゃんと「牛鍋屋 赤べこ」まで再現してくれてました。ホント・・細部までこだわって作ってます。
よく、ここまで完成させたなぁ~って思いました。
希望としては、次回作の「伝説の最後」で終わりにせずに、
追憶編~天誅の「縁」の話までやってほしいと思います。
ネタバレですが・・ラストの謎の男。。ひこにゃんが出てきたということは、やはり奥義伝授やるんでしょうか?
天翔龍閃。は・・ひょっとしたら出来るかもしれませんけど。。
九頭龍閃は・・無理でしょうww
てか・・劇場で「ひこにゃん」登場で・・みんな「あ・・比古清十郎」「福山さん!」って・・ヒソヒソ・・。。
このラスト・・好きですよ。
次回予告も流さなかったのが、更にいいと思いました!!