WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常のレビュー・感想・評価
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杣人そまびとの日常
林業にスポットが当たっている映画って新しい。今までの人間関係を捨ててでも、誇りを持てる仕事を見つけられるってすごいなと感じた。もとが現代っ子で希薄な中に生きていたからこそなのかな。
他にも林業の作業は沢山ある中で、俳優陣は伐採だけはしっかりマスターした、という印象。それでも、田舎のコミュニティーならではの人情や排他意識まで伝わってきた。優香も西村直美も長澤まさみも、生活感に溢れながら活力溢れる演技が上手だった。
日が沈めば仕事が終わる林業でも、妊活の時代か。継いでくれる跡取りを残すのも、後継者育成も難しいのだろうな。しょうもないのしか応募してこないというのも想像がつくし、大変そうだけれど、実は身の回りの家具や家に通じている必要な職業。
伊藤英明が海も山も攻略して、身体も役者としてもどんどん大物になっていくのが面白い。
とにかく楽しい
とにかく最初から最後まで気持ちよく笑えた。 優香のハイテンションぶりが全体のムードを引っ張っている。ノリは志村けんのバカ殿様に出てるときのテンションに近いんだけど、ちゃんとコントじゃなく演技になってるのはさすが。 伊藤英明と長澤まさみは、ちょっと無理して「田舎の粗野な人」を演じてるような感じで、話に入り込む妨げになったけど、中盤以降、彼らが染谷将太演じる勇気に心を開き始めた頃からは自然な演技になってた。 クライマックスの祭りは、あまりのバカバカしさに腹を抱えて笑った(褒め言葉)。 実際にはあそこまでヤバい祭りもないだろうが(実際にあったら死人が頻繁に出る)、笑えたのでいいや(笑) ちょっとCGっぽかったけど、楽しい映画だったな。 ただ、林業シーンは実際に林業をしている友人も割と丁寧に作られていると言っていたが、シカのシーンはいただけない。 あんなに膨れ上がったシカの死体なんて食えるわけがなかろう。どう見ても死後数日が経過して腐ってガスで膨れている様相だけど、勇気を迎えに行く往路で轢いたシカを帰りに拾った、という設定であれだけ膨れたのなら、間違いなくヤバい病気だから(笑) そういえば捌いた時に大量の腹水が出ていたな。あのサラサラで透明感がある液体は血液ではなく(そもそも死後に切ってもあんなに大量の血液は出てこない)腹水としか考えられないが、あの腹水の量はやっぱ病気だわ(笑) あんなの食ったら相当ヤバいよ(笑) ま、映画の本筋に関与する部分ではないけれど、手を抜いて作られた映像、ということが分かってしまうと映画全体の印象もある程度左右されるので、もう少し丁寧に作ってほしいところ。 まあそれでも、そりゃ長澤まさみがいれば、どんな山奥でも良いよな(笑)
面白い!
テンポがよく、笑いもあり、とても楽しく観ることが出来ました。 これまで考えもしなかった林業の世界を知るきっかけになった作品です。 会社生活が苦しい人にも見て欲しいですね。 いろんな仕事があるのだと励みになります。 主人公が成長してゆく様も見ていて楽しいです。
いい仕事してますね
自分も木に携わった職業の為、凄く楽しめました。 中でも、伊藤英明のチェーンソーの使い、立ち振舞い方がかなり良く、リアルな職人に見えました(笑) さらに、大木を切るときの緊張感や、枝の剪定(芽つみ?)シーンの集中加減など、かなり良く出来てると思いました。 初仕事の主人公以外、大袈裟に安全具を着けてないところもリアルで良かった(笑) そして徐々に仕事に対して誇りを持ちはじめる主人公にジンワリと感動させられました。 すごく好きな映画です。
期待以上の面白さ
元々は劇場で銀のスプーンを観た時にCMで流れていて 観たいなあと思っていた作品。 林業をテーマとした作品は珍しく その中で神々との係わりや風習を混ぜ込んで 馬鹿馬鹿しくも現在の問題提起をしているという とんでもない作品。 自分自身も田舎の割と山の中で育ったので 実感と感情移入がすんなり。 面白かったですよ。 ぜひ皆さんも。
娯楽であり日常でもある
今までにない史上最高の笑いあり、感動あり!自分がしたいと思ったことをやろうと思えるような作品!
勇気が林業やヨキ、ナオキ、その他の人達を通して成長が見れる。矢口監督らしい所々の面白さやボケが良く、エロティックな描写も矢口監督ならではの魅力だ。主題歌である"Happiest Fool"もすごく良い。元気で明るさがあり、未来が明るいことを示唆しているようにも思える。林業らしい仲間や、四季の変化も観られ、とても自然らしさを感じた。
勇気が始めは帰れるまでの日数を計算していたが、過ごしていくうちにそれをも忘れ、村での暮らしや林業が好きになっているというもの成長であると感じた。
染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明はじめ、豪華キャストでとても素晴らしかった。後半など、勇気を含めみんな笑顔なのが素敵だと思う。エンドクレジットも笑顔が溢れていて素敵!
また、一年の研修の終わりを待ち侘びている勇気と、過去に恋愛で研修生に裏切られた直紀の、二人のぎこちない関係と心情の変化も、豊かに描かれていて魅力的でした。
幸せとは人によって異なる。自分のペースで幸せを求め生きていく。それを人との繋がりとともに描いているということが、この作品の何よりの素晴らしさ。
なあなあな日常がとても素晴らしい。
6/2(月) Movix亀有にて
6/9(月) イオンシネマ浦和美園にて
6/17(火) TOHOシネマズ船橋にて
火災発生
6/18(水) イオンシネマ浦和美園にて
田舎の風景が良い
伊藤英明さんの体がたまりませんでした笑 というのと長澤まさみちゃんの可憐さ。 そして主人公の流されて流されて林業というのも良かったけれど、また観るかと言われるとね笑 だけど詰まらなくない。 親方が、車の中で、林業は次の世代に繋げていくものだと。死んでから良い仕事が出来ていたか分かると言っていた。 そこ凄く勉強になりました。 そして役者も揃っている。 最後、新築中の家の木の香りに連れられて…というところは好き。 最近なかなか木の香りを感じる場所や家に行ってない。 でも田舎育ちの私。 あの山の中の生活、山。 なんか自然が懐かしく感じました。 それにしても運命って流されて出会って受け止めて決まるのかもしれませんね。
テーマがはっきりしない。
取り敢えず言いたいのは、脱都会して田舎で林業にいそしんでも、「優香」も「長澤まさみ」もいないです(笑)あと、田舎に行くと癒やされる。なんて幻想です。田舎は都会よりもろもろ疲れます。 面白かったですよ。伊藤英明の手鼻かむとこも、染谷君のふんどし姿も。 でも、肝心な染谷君の林業修行のシーンがなかったような? あ、私の母の旧姓は樹木の名前を2つくっつけた珍しい名前なんですが、それだけ木に囲まれて生活しています。 林業って、厳しいです。同級生のお父さんや、知人が山で亡くなった。 なんて話は沢山あります。 面白かったけど、いまいちテーマがはっきりしない作品でした。
染谷くんかわゆ
まずですね、染谷くんの出演作についてですけど。 2015年9本、2014年9本、2013年11本、2012年12本ときて、2016年は「亀岡拓次」「海賊と呼ばれた男」の2本だけって何ですか。何なんですか。しかも亀岡役でも海賊と呼ばれた男役でもない。脇役で2本だけって!もうね。2017年8000本くらい出るからその充電期間ってことでいいですか。ファン泣かせな男よ。 仕方がないのでちょっと昔の主演映画でも観ますよ! 三浦しをん、「こちらなんとか便利屋」みたいな小説は数年前に読んだけど、まるでハマらなかった。続編は読まず。勿論この原作も読んでない。直線的に延々と続く日常から少ーしだけ逸脱した、和やかな異世界に足を踏み入れ、まったりと感動したり成長したりする主人公。的な。よくあるやつ。 でもよかった。いい映画だった。「さようならーーーーーーーーー!!!!!」のシーンはかなりホロリときた。こんなに単純明快なストーリーなのに、きっとこうなるんだろうなぁっていうこちらの安易な予想を何一つ裏切らないどシンプルな展開なのに、泣けるって何よ。 しかも染谷くんめっっっっっちゃ可愛かった。軽くて、ちゃらんぽらんだけど、素直で、いいやつ。よくいるやつ。笑 まぁでもあれだ。主演が染谷くんじゃなかったら、たぶん誰かに勧められても観なかったな。単品で向き合えばそれなりにいい映画だし、林業という珍しいテーマは面白い。とは言え、「林業」である必要性を感じなかった。海でも山でも、ぶっちゃけ新宿の雑居ビルでも、ちゃらんぽらんな若者がそれまでの常識や価値観から離れた物事や人と触れ合って成長するチャンスはいくらでもある。その中でなぜ敢えて林業にしたのかが私にはあんまりピンと来なかった。 なんでかなぁ、と考えていたら、ふと思ったんだけど、この映画は「人」に重きを置いている気がした。柄本明扮する気難しい会長、伊藤英明扮する気合の入ったニイちゃん、居候先の優しい夫婦、井戸端会議中こお婆ちゃん達。東京とは一味違う人々と触れ合い、彼らの芯やプライドを感じることで、平野勇気は成長する。 わかるんだけど、でもそれってすごいよくある話だと思うの。柄本明や伊藤英明みたいな、一見とっつき難いけど根は良い人間は普通にその辺にいるし、ちゃらんぽらんな若者はどこにいたってそれなりに成長する。平野勇気の元彼女が連れてきた集団だって、いつか「このままじゃいけないな」って思う瞬間が来る。遅かれ早かれ。 そういう意味で、この映画が私の中で「それなり」の域を出なかったのは、林業そのものより、それに携わる人々に焦点を当ててしまった所以だと思う。 逆に、お祭りのエピソードはすごく面白かった。森で一番大きい木を、機械は使わず、斧やノコギリで力を合わせて切る。切った大木は台に乗せ、木で作った線路を滑らせてジェットコースターのよう麓へ届ける。轟音と、麓で待つ女性たちの歓声。なかなかの迫力だった。 あんな祭りがあることを私は勿論知らなかったし、外部の人間を入れることを渋る会長の意地も共感できた。そういうエピソードがもっとあったら、文化的な勉強にもなるし、もっと深みのある、唯一無二な映画になったんじゃないかなぁ。 あと染谷の尻な!尻!派手に拝めるぜ!!
ダイハツハイゼットはオマージュだね。
伊藤英明と染谷将太といえば「悪の経典」。 その中で特徴的な車として登場するのがダイハツ・ハイゼット。 年式こそ新しくなっているけど、今回も伊藤英明の仕事用車として登場します。 これってオマージュだよな~って楽しませていただきました。 内容は、皆さんの書かれている通り。 地元の対応がリアリティあっていいな~
結果がでるのは、おいらが死んだあとなんや
映画「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」
(矢口史靖監督)から。
時代のスピードが速い分、誰もがすぐに結果を求める傾向にあるが、
この映画は、そんな考えを蹴飛ばしてくれる作品、と言える。
林業の素晴らしさ、いや林業に携わっている人たちの考え方が、
観ている私たちに、多くのことを気付かせてくれた。
自分たちが伐採してきた木を、わが子のように眺め、こう自慢する。
「よそのに比べて、うちのは節もないし、
レコード盤みたいに年輪が細かで均等やろ?。105年の間、
先祖が丁寧に枝打ちして、間伐したから、こういう木になるんや」
そして、こんなに高く売れるなら全部売っちゃえば?という主人公に、
「自分が生きとるうちのことしか考えとらんやろ」と叱り飛ばす。
種を蒔いた農作物が、半年もすれば収穫できる農業を比べて
「林業はそうはいかん。ええ仕事をしたかどうか、
結果がでるのは、おいらが死んだあとなんや」と嬉しそうに話す。
全てが「まぁ、なあなあやな」という言葉で片付けてしまうが、
「なあなあ」とは、神去村の人々の口蔵であり、
「ゆっくり行こう」「まぁ、落ち着け」といったニュアンスらしい。
村民全体が、すぐに結果を求めず、限られた時間を丁寧に生きている、
そんな感じさえした。
三世代で「木を育て、林を育て、森を育てている」感覚が心地よい。
林業という職業は、技術だけでなく、人生観が大切だな、きっと。
気持ちの良い作品
森林の空気が観てるこっちにも伝わってきて、私は途端に木の匂いを感じたくなりました。 分かりやすい内容で、笑いあり、人の成長の感動もあり、気持ちの良い作品です! なんといっても演出面で笑ってしまうことが多くて終始飽きませんでした。 配役もすごく良かったです。 染谷×伊藤さん、加えてチェーンソーの音があると悪の教典を思い出しましたが、 熱い男・与喜はそれを吹き飛ばしてくれました。 染谷さんは本当に表情豊かで… 良い意味で今後の活躍が恐ろしいですね。 山の中に響く長澤さんの大声は、とてもきれいで気持ち良い。 子供たちの演出も面白かったなぁ~!
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