劇場公開日 2014年9月19日

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猿の惑星:新世紀(ライジング)のレビュー・感想・評価

全197件中、1~20件目を表示

4.0面白いけど…

2025年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ジェネシスの続編
猿の惑星は何度もリメイクされた。
当時から大好きだったが、そのアイデアからインスパイアされるストーリーは今後も続きそうだ。
さて、
この作品の大きな概念であるサルが人間化するという部分
そこに見られる「言葉」をしゃべり始めたこと。
人間は犬や猫や鳥たちが言葉を遣えないから馬鹿だと考える。
しかし個人的に思うに、彼らは見た映像そのものを仲間に転送することができると考えている。
つまり言葉など不要なのだ。
そして、そもそも彼らは右脳中心で生きている。
つまり「いま」しかない。
だから頭の中のおしゃべりを、彼らは経験しない。
人間はいつからか、左脳中心へと移行した。
だからいつまでも過去に囚われ、ありもしない未来を恐れる。
コンピュータもAIも、そしてこの作品のような概念もすべてが「左脳」の概念で出来ている。
左脳の代わりを人間が一生懸命作っている。
確かに左脳はこの文明を作ってきた。
しかし同時に敵も作る。
もしサルが言葉をしゃべるとき、その前に映像転写機能が失われることになる。
それが起きた理由は「分離」になるだろうか。
日本で言えば縄文時代にあった能力が、それ以降で消えたということだろう。
大和朝廷 卑弥呼… ヒエラルキーの登場
支配するものとされるものはまさに分離だ。
そうしてますます左脳優位の社会構造が出来上がった。
もしかしたら、宗教なるものがヒエラルキーを作ったのかもしれない。
しかし、
この猿の惑星のシリーズは間違いなく面白い。
ただ、SFという軸で考えれば、その考察はボタンをかけ間違えているんじゃないかと思う。
まったく勝手なことを言ってしまうが、
もし私が新しい猿の惑星を作る場合、ヒエラルキーのない社会構造を、人間の失敗した過程をサルたちが特定し、同じ轍を踏むことなく新しい社会を作り上げていくという物語のするだろう。

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R41

3.5恐れと怒りが戦争を産むんだな

2025年1月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

恐れと怒りで、
逃げるか、従うか、分かり合うか、戦うか、
深いなー。
知性と感情がある限り、戦争は永遠に終わらないわ。

エイプファイトは見応えあったなぁ。

そんな感じ

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やふたろう

4.5感想メモ

2024年11月22日
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ヒラめ

3.0ヒトの世紀が終わろうとしている。

2024年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

怖い

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にゃに見てんだ

4.0共存か淘汰

2024年11月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

リーダーが変われば体制も変わる
攻撃対象を見守れるかどうか

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いのしし

4.0前作よりも猿の登場シーンが多く、内部でも対立がありハラハラ

2024年10月9日
PCから投稿

楽しい

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かちかち映画速報

3.5出来はいいけど大切なことが忘れられている

2024年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

続編としても、単体の映画としても面白いと言いたいところですが、基本的には、『猿の惑星:創世記』を見ていないと、話の方向性が理解できず面白さも半減するでしょう。

VFXは極限まで高められ、猿が人間にとって代わる過程がていねいに描かれています。もはや、着ぐるみや特殊メイクでは及ばない領域まで映像が進化しています。モーションキャプチャーと、スタント、VFXを駆使した演技は、サルたちの描き分けや、表情、アクションまでどれも最高のクオリティです。このレベルの映像が作れるのはハリウッドでも限られたスタジオだけでしょう。

ドラマもしっかりと作ってあり、キャラクターの描き分けや相関、人間と対立に至るまでの過程に、無茶な展開もなく、本当にぴったりとパズルのピースがハマった感じです。でも、どうしても納得いかない点がふたつ。

ひとつ目は、このジャンルの根源的な問題点ですが、人類が文明を失った後を扱ったドラマにつきものの、ディストピアの描き方に、何ひとつとして目新しさがないこと。『ウォーキングデッド』シリーズですら、時間と予算をふんだんに投入して文明喪失その後を描いているようでいて、実は銃社会から抜け出せていません。これは、アメリカの国土が舞台になる以上避けられない問題なのでしょうが、強い武器を持つものがその世界を支配するという不文律が必ず成り立っていることです。

このジャンルは、核戦争、電源喪失、水の枯渇、謎の病原菌、ゾンビなど、様々な理由で滅亡寸前の人類が、秩序を取り戻し、生き残っていくさまを描いているものですが、たいてい銃を持っているものがそのコミュニティの王者として君臨します。解り合えない同士は、銃で解決する社会構造が透けて見えるのです。

そしてもうひとつ、これが大事なポイントですが、『猿の惑星』を名乗っている以上、あの偉大なチャールトン・ヘストン主演のSF映画につながる要素が欠けているということです。光速で飛ぶロケットでたどり着いた惑星は猿が支配していた。そしてその星は実は…というあまりにも有名なプロットにつなげるためには、人類が少なくとも文明を失う前に、宇宙飛行士を外宇宙に放出している必要があり、今のところその兆候はみじんもありません。なので、この映画は続きものであるにもかかわらず、どこにもつながっていないという自己矛盾を起こしています。

例えば、宇宙飛行が無理なら、コールドスリープで砂漠に埋まっていたとか、何とでもなったはずなのに、人類が滅んだことを知らずに猿の文明に放り込まれる人物が出てこないまま話が進んでいくので、この先どうするつもりなんだろう?という疑問がどうしても消せません。今さら『猿の惑星』の看板も外せないし、どうやって収拾をつけるんでしょうか。

まだ完結編を見ていないので、この感想は的外れなのかもしれませんが、逆にその疑問が解消されない限りは、このシリーズそのものから興味を失ってもおかしくないことなので、時間をかけてのめり込むのが馬鹿らしく感じてしまいます。

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うそつきかもめ

4.0変えられない流れ

2024年10月4日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

興奮

新3部作の中では突出した出来だと思いました。
上映時間のほぼ大半を猿が占め、しかも鳴き声と手話が主なコミュニケーションツールというハリウッド大作にしてはかなり挑戦的でストイックな前提条件下で展開される、力強いストーリー。語られるのは、無くならない争いはこのように始まるのだと言わんばかりの普遍的かつ哀しい真理を孕んだテーマ。
それぞれの正義と思想が交錯する中、何とか争いを避けたいと共存の道を模索するも、その努力も虚しく決められたゴール(もしくはスタート地点)=戦争へと向かってしまう猿とヒトの運命。コロナ禍を経て決して絵空事ではないと痛感するパンデミックの恐怖と行動真理は、猿たちの映像以上にリアルで非常に見応えのある作品でした。

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吠えない狼

3.5第二部盛り上がりました。

2024年9月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

エイプはエイプを殺さない。

シーザーは誰よりも人間らしく気高い。

隙が多いのも愛おしいですね。

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ボタもち

5.0シーザーがカッコよく見えてくる

Mさん
2024年5月25日
Androidアプリから投稿

もし、知性のある犬がいて、人間的に信頼のおけない人間と、人間的に信頼に足る犬(意味不明というか意味が微妙ですが)がケンカしていたら、知性があって信頼に足る犬を応援したくなりそうな気がする。
この映画を見ながら、自分は人間と猿のどちらの立場なのか考えながら見ていた。
今起こっている現実の戦争にも重なる面が多く、考えさせられた。

話変わって、昔、ホンダのバイクにapeといういいバイクがあった。ずっとapeの意味なんか考えてなかったけど、MonkeyやGorillaの兄弟分のバイクであることがわかり得した気分。

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M

4.0ブルーレイの感想

2024年5月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

興奮

まず本編と違う部分で申し訳ないです。

ブルーレイの吹替版で鑑賞しましたが…
セリフの声がとにかく聞き取りにくい!
ちゃんと聞き取れる部分もありましたが、多くのセリフがボソボソっとした感じで…。
セリフが聞き取れるように音量を大きくすれば、BGMや効果音が大きくなりすぎますし、音声バランスが悪いように思いました。
(自分だけだろうか…)

本編ですが、映像も綺麗でとても面白かったです。
人間の存在によって、猿同士が争ったりするなんて。
そして、シーザーのとても人間じみた姿に胸を打たれたり。

当初抱いていた「猿の惑星へのイメージ」からだいぶ変わりました。

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きよ

3.0猿インフル後の世界

2024年5月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

猿インフルエンザのパンデミックにより人類の大半が命を落とした世界を描く、シーザー三部作の第二弾。

お互いが相手を恐れているので、なかなか信用出来ない。猿も人も平和的なのに、一部の強硬派のせいで軋轢が生まれる。これは人間同士でもある事だ。
毎日のニュースで見る戦争や紛争も、元々はそんな理由から始まったんだろう…
そんな事を考えさせられる作品だけど、個人的には心に残らないんだよなぁ~

とりあえず、(画面暗いし)イマイチ猿の顔が見分けがつかない(^_^;)

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n.yamada

4.0人間のエゴが見える

2024年5月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

前作のシーザーが森に
入ってから十年の月日が流れた
ウイルスで淘汰された
人間が免疫を持つ者だけ
が生き延びた世界
電気を発電しようと森に入るが
そこはエイプの棲み家だった
人間VS猿の戦いだけど
人間は銃でもって猿を服させよう
とするが…
盗んだ人間の銃でシーザーを撃つ
銃さえあれば権力をもつ
エイプが
武器を持ったが為に
猿と猿の闘い
シーザーが…最も恐れていた
人間とエイプの全面戦争に
繋がってしまった
お互いに歩み寄る世界
になるかな~と思ったけど
この人間と猿の世界は
現在の国と国々との争い
を反映している様にも思える
銃を持つことで相手を征し
もっと多くの人を殺すために
戦車、ミサイル、核と殺傷能力の
高い武器を使うようになる
そしてお互いに殺し合い
滅亡する途をたどる

共存できると思った
…俺も

想い通りにいかない
無念さが残る
シーザーが主役です

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しろくろぱんだ

5.0「猿の惑星」進化の行き着くところは・・・

2024年5月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

怖い

興奮

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ratien

4.0シーザー達の片言英語は聞きやすい。

2024年5月3日
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鑑賞方法:VOD
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どん・Giovanni

4.0始まり方の演出が絶望感満載で、前作の終わり方の演出とリンクしてて、...

2024年5月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

始まり方の演出が絶望感満載で、前作の終わり方の演出とリンクしてて、いきなり引き込まれる。コバが初めて銃の引き金を引くシーンが怖い。

2011年アンディ・サーキスが『創世記』の続編の契約を結んだことが発表されたが、報道によると、シーザーを再演するにあたり、7桁に及ぶ額の報酬が支払われる。

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ナイン・わんわん

5.0ついに人類とエイプたちがぶつかり合うリブート2作目!

2024年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

あともう少しで平和になりそうなのに、絶妙に歯車が噛み合わない感じが非常にもどかしい。
現実の争いもそんなもんなのかもなぁ…

人類側もエイプ側も誰かしらルールを守らないというか、全体の考え方から外れた考えの人がいる事で、事がうまくいかないどころか戦争となる。

・エイプ同士は殺し合わない
旧作でも重要な掟だったわけだけど、本作でもとても重要なものとなる。
旧作をリスペクトしてそこに沿った話にしている部分も大きいと思うけど、殺さないにしても同族同士でも裁きが必要であったりするのは文明が進む上で必要な事だとすると、旧作のストーリーからこの辺りとても良く出来ているなぁと思わされる。

・結局武力のぶつかり合いだとね…
エイプたちがそこまで銃火器を使いこなせるとは思えないけど、圧倒的にフィジカル面で有利な事を考えると勝てないよな…
機動力が違いすぎる。
コバが人間から銃を奪う時の緊張感といよいよ感がなんだかとても良かったなぁ。
直前まで道化を演じている感じからの反逆感が良い。

人類対エイプだけでなく、エイプ内での思想違いなんかも描かれ、先の展開に緊張感を持ちながら鑑賞できた作品。

次の作品も楽しみ!

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ごはん

3.5新シリーズ序章2作目

2023年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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NO NAME

5.0戦争のはじめ方

2022年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 冒頭では猿たちが巨大グリズリーに遭遇し、シーザーの息子がピンチに!その迫力の映像にはかなりまいった。どんなCG技術を使ってるんだ?!と最初はそんなことばかり考えてしまった。

 コマーシャルの売り方は猿対人間の構図で、どちらを応援するか?などと単純な構えで見てしまいがちだが、とんでもない傑作であることが進むにつれてわかる。まずは最初の遭遇時に、片時も銃を手放せないダム技師が一匹の子ザルを撃ってしまう。しかしシーザーは即座に反撃するのではなく、あとから人間の居住区へ大挙押し寄せ「我らの家に来るな」と警告を発するだけであった。猿が人間の言葉を喋ることへ驚きを隠せない人間たち。しかも、動物的な攻撃を見せずに話し合いで解決しようとする知能の持ち主に敬意と畏怖を抱くのだった。

 そんな前哨戦にもかかわらず、電力源を確保したい人間たち。マルコム(クラーク)を中心とする平和主義的なグループが交渉に赴く。しぶしぶ協力を承諾したシーザー。さらにテリトリーから早く出て行ってもらいたいためダムの修復を協力したりする。シーザーの人間への思いやりにいらだつ攻撃的なサブリーダー、コバ(トビー・ケベル)は捕らわれていた頃の人間への恨みもあり、探索に出かけた際に人間の武器庫を発見し、これを機に人間が戦争を始めようとしていることを吹聴する。そして、銃を奪ったコバは闇討ちのようにシーザーを撃ち、人間への仕返しとばかり仲間をシーザーの復讐と銘打ち戦闘準備するのだ。

 ここまででも猿をモチーフにしてあるが実は人間社会の戦争の始め方を的確に皮肉っているのだ。なぜ銃を持つのか?銃に対しては銃で対抗するのか?そして多くの戦争のきっかけは自作自演の暗殺事件などという構図を見事に描いていた。平和主義者の猿に好戦的な猿・・・一方の人間コミュニティはその逆。

 マルコムのシーザーへの期待。そしてシーザーも人間に世話になって信じる心を芽生えさせるという友情物語に泣けてくる。撃たれた瀕死のシーザーも人間によって救われたのだ。そしてシーザーの長男もコバに従ってはいたが、父が生きていたと知ると彼の手伝いをするように成長する。巨大な鉄塔に立て篭もった猿軍団だったが、地下では爆弾を仕掛けていたドレイファス(オールドマン)一派。壮絶なクライマックスも迫力あるのだが、そこまで行く着くまでに泣けてきたので、結末を静かに待つだけとなった。瀕死のシーザーを運んでいたマルコムたちがシーザーの生家(前作、ウィルの家。彼も死んでしまったに違いない)へと隠れ、そこで懐かしいビデオを見つめるシーザーの姿・・・。

 銃社会への批判、戦争への批判、とにかく、これは猿と人間というドラマ以外に感じるところがてんこ盛りの作品だ。

【2014年9月映画館にて】

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kossy