魔女の宅急便のレビュー・感想・評価
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旅立ちの春、震災の春
そうそう、こんな感じだった。数十年前に手にした美しい本、「魔女の宅急便」は…! 原作への想いがみずみずしく蘇り、文字から思い描いていた世界が、伸びやかに目の前へ広がっていくことにワクワクした。海辺の街の雰囲気、登場人物たちの服装や佇まい…どこを取っても予想どおり、期待どおり。ずんずんと嬉しくなった。
…と、原作の記憶に浸っていたら、突然、震災の記憶がよぎった。軌道に乗り始めたキキの宅配業は、思いもよらぬところから行き詰まる。人々の態度は一変し、「魔女の呪い」を怖れ、キキが届けた品物を手放そうとやっきになる。うず高く積み上げられた返品の山を見たとき、ふっと「風評被害」という言葉が頭に浮かび、舌がしびれるほどの苦味が、口いっぱいに広がるような感覚をおぼえた。
根拠がない、合理性もない、それなのに拭い去れない歪んだ不安感。人はなんて弱くて、ちっぽけなんだろう。キキを珍しがり、魔法を都合良く使うことにばかり気持ちを向ける人々…。キキは気づかぬままに彼らに振り回され、舞い上がり、傷ついてしまう。
けれども一方で、人は可能性のかたまりであり、理不尽なあれこれを乗り越える、大らかな力を持っている。そんな部分をも、本作は気負いなく、さりげなく描き出す。無口なパン職人、マイペースな獣医など、ろくにセリフがなくても、愛すべき人となりがうかがえる人々があちこちに登場。ふんわりと言葉に頼らない余韻を残す。山本さんも浅野さんも、素晴らしい俳優さんだなと改めて感じた。
旅立ちと新生活の春、そして震災の春にふさわしい作品だ。
夏休みにオススメの秀作
感想を一言で、となると、やはり、
「落ち込んだりもしたけど、私は元気です」
Huluで【GO HOME】5話を観たあとに観た。
小芝風花さん、学生服のシーンがあったが、なんかそのままで、あまり年を重ねていないように見えた。
映画の内容、先に映画化したジブリ版とは、重なっているエピソードが全くなく、
頭空っぽで観る事が出来る。
ナレーションは、原作者の角野栄子先生、ワンシーンご出演もされている。
夏休みの終わりに観るのにピッタリの秀作だと思う。
ただ、残念なのは、出演者に逮捕者が二人いる事。
作品に罪は無い、大事に観続けて欲しい作品だ。
アニメと比較するまでもなく酷い
アニメと分ければ悪くないというレビューなどが散見されるが、本当だろうか?一度は飛べなくなったキキが、なんやかんやあってまた飛べるようになった、めでたしめでたし程度しか覚えていない自分が観ても酷い出来なのだ。どこぞの高校の演劇部の方がマシなのでは?と思わされる演技力。下手したら90年代に作ったと言われても信じそうな低レベルなCGや合成。子供には絶対見せたくないキキへの迫害シーンの連続。致命的なのは全体的に話が暗いのだ。
全体的に設定がハチャメチャで、魔女の立ち位置がフワフワしている。魔女は呪いの手紙を使えるから怖いと子供が言ったら、島の大人たちがみんな信じるレベルで、こいつら脳みそ中世か?となってしまう。舞台が現代日本感あるのに、考え方は中世とかそりゃちぐはぐにもなるというもの。嵐の中で命を張ってカバを急いで運ぶ理由も分からないし、しかも嵐も収まってやっぱり急ぐ必要無かったよねという。
最後は島の人達が総出でお出迎えとなる感動シーンみたいな展開にはなるが、見ているこっちからするとポカーンなのだ。手のひら返しが凄過ぎて、こいつら何なの?と思わされるため、全くスカッともスッキリともしない。駄作によくありがちなのが、登場人物が舞台装置になっていて、こいつらの思考回路どうなってんの?と思うものがあるのだが、この作品がまさにそれである。ストーリーのために動かされていて、登場人物の思考や心情が一切読み取れない。
私は結構好き
「邦キチ!映子さん」にて、この映画の話が出ていたので興味があり視聴しました。
そもそも低レビューなこと、上記の漫画でもトンチキ映画扱いであったことから、あまり期待はしていなかったのですが、見終わったら結構好きな作品でした。(そもそもの期待値が低すぎたのかもしれません笑)
ファンタジー要素がある青春映画という印象です。
小芝風花さんの思春期の少女としての演技がめちゃくちゃ良かったです。
ストーリーはわりと荒い印象でしたが、キキとトンボのやり取りは青春だ〜!!!って感じです。
トンボが全くキキに好感度がないところが逆に新鮮でした。
そもそも原作準拠の作品だそうで、ジブリ作品とは別物です。
ジブリを想像して見た人はガッカリしそうだな…とは思いました笑
ジブリのことを考えずに見ると、楽しめると思います。
ジブリ相手じゃ余計にショボく見える
改めて、世界のジブリ、宮崎駿のすごさを痛感。
実写版はこれはこれでおもしろい。(8割ジブリとストーリーが違うけど)
でも、相手がすご過ぎた。
ひとつひとつをとっても、ジブリの方が圧倒的に上なので「〇〇は実写版の方がいい!」と思う人はいないだろう。
実写版は、まず舞台が外国に見せたいのか日本なのか分からない。
外国的な風景にうっとりさせられた後、バリバリ日本が出て来て興醒めしてしまう。
全体的にだけど、登場人物が魅力に欠ける。特にトンボ。急にキキと仲良くなる展開にもついていけない。
オソノさんやキキは良いけど、もっと「この人みたいになりたい」と思えるほどにして欲しかった。衣装はすごくかわいいので注目!
ラストは大問題。私が偉い人なら脚本、後半は全直しさせる!
キキのピンチがピンチ過ぎるし、みんなが見てないのは悲し過ぎないか?
キキにこんな事させるのも非道過ぎるし、そもそもそこまでしなきゃいけないように見えない!
職員のうるさい演技も不快。
稚拙
宮崎版は飛行シーンの巧みさが味噌だった(この成長譚は寧ろ凡庸だ)と本作の下手さを見て改めて気付いた。
CG合成の稚拙より演技演出の稚拙がイタい。
日本の瀬戸内に魔女を置く違和を撮る意志は酌むが、だから何?
当時の薬師丸に大きく劣る有望株美少女の力量不足も明白。
ジブリアニメとは別作品として
どうしてもジブリのアニメの印象が強すぎるので、実写版を作ろうと考えた製作陣の勇気に拍手を送りたい。私もジブリアニメのヨーロッパの街並みや森の印象でとらえていたので、昭和な街並みなんだけどちょっとおしゃれ感を出していたり、キノコ狩りでもできそうな森や火曜サスペンス劇場に出てきそうな海の雰囲気が、自分の知っている魔女の宅急便と違いすぎてかなり戸惑いを隠せず(笑)。ただ俳優さんは皆さん好演されてますし、変にアニメ版と比較をしなければ十分に楽しめます。主演の小芝風花さんがキュートなキキを演じています。
ジブリを忘れて観るべき。
ネタバレは含みません。安心してください。
魔女の宅急便とは言いつつも皆さんがご存知のあのジブリの実写版だと思うとホントに残念な部分が多いです。
しかし、あのジブリ映画をないものとし、ただの邦画として観てみるとたいして悪くはなかったと思います。
小芝風花さんをはじめとするキャストの演技などは素晴らしかったと思いますので、それなりに楽しめるとは思います。
ただ、ジブリの魔女の宅急便がホントに好きだという方は「観ない」もしくは「ジブリ別物だと覚悟して観る」と良いと思います。
今どき低レベル
低レベルなCGと合成技術。不自然なセリフ選び
素人が撮ったかのようなカメラワークはかなりの違和感
ハリウッドを狙えとは言わないけど、これはちょっといただけない
ストーリー展開では痛々しい部分が非常に多く観ていて不快
トンボがブチギレたり、キキが罵声浴びせられたりは映画っぽい雰囲気が損なわれている本作なだけに妙にリアル(ホントに目の前でキレてるみたいで嫌な感じ)
おそのさんの旦那はただの不審者にしか見えない、もっと俳優さんしっかり選びましょうよ?
唯一よかったのはキキの声のトーンがアニメに近いかなー?くらいであった
映画は何でも最後まで観る方だがこれは途中でやめました
子供が喜んで観ているので星三つ
衣装のコスプレ感に違和感を覚えました。
VFXの違和感と合わせて映画の世界への投入感は余り味わえませんでした。
これらの映画、ドラマで毎度思いますが、何故衣装がピカピカのパリッとした新品なのだろう・・・この映画に関しては母親のおさがりなので、主人公に馴染みはしないだろうが、母親の少女期の服であれば保存系の魔法が使えないとの事なのでもう少し古びた感じが出てても良いはず。
ディテールにこそこだわって欲しいかなと。
ファンタジーだから良いか!
キキは可愛いし、おそのさんは男前やし、瀬戸内海と小豆島の風景はとても綺麗で楽しめましたが、カバさんを運ぶのは無理があるかなぁ。野宿する獣医もなんだかなぁと思いました。
でも皆んなが応援するのは良かったなぁ、嵐の中で歌を届けた歌手の場面は良かった。
ジブリの作品になじんできたせいだろうか・・・
ジブリ作品の『魔女の宅急便』の実写化ではないようすだった。
それにしても酷い。CGやVFXも60年代の映画と同じレベルのような感じだったし、脚本がとにかく酷い。動物園の飼育員(新井浩文)だとか、最後に出てくる獣医(浅野忠信)も勿体ない使い方。
何故、実写化しようとしたんでしょうか?
見始めた時はあまりのVFXのチャチさに観るのを止めようかと思ってしまいました(;^_^A
…が、観ているうちにそれも慣れました(;・∀・)
人間何にでも慣れるものなんですね(笑)
それは扠置き、お話としてもジブリ版とは全く違うので最初は戸惑いましたが、どうもこちらの方が原作に近いみたいですね。
ストーリーは勿論、小芝風花さん演じるキキも雰囲気は悪くなかったですし、これはこれで有りかもしれませんね。
ただ残念な事に、自分もやっぱりジブリ版の影響が強過ぎて、どうしてもアニメと比較してしまうのと予算の関係か周りを固める役者さんたちが微妙だったり、CGをはじめVFXがあまりに安っぽかったりと、いろんな方面で残念でした。
もう少しお金が掛けれたら、それなりの作品になったような気もします(〃´o`)=3
それにしても予算も無いのに何故実写化しようとしたのか?疑問ですよね(; ̄ー ̄A
ジジはCG
『呪怨』でおなじみの清水崇監督による実写版。
原作を元にしてるというので、もちろん宮崎駿版の『魔女の宅急便』とは違います(^_^;)
それにしてもテンポが悪い…
原作通りなのか(?)ストーリーもイマイチ…
ジジやカバのCGも出来が良いとは言えないし…
あれだけの名作のアニメ版があるのに、何のために実写化したのか?と言われるのをわかってて、それに挑戦した気持ちに拍手を送りたい。
けど、出来はよろしくないです(^_^;)
ただ、原作者の角野栄子がナレーション&カメオ出演してるので、原作者のお墨付きであるコトは間違いない。
まぁ、小芝風花がとにかくキュートなので、その初々しい演技を見るだけでも価値はあったかなぁ~(個人的には)
とりあえず、新井浩文が感じ悪い(^_^;)
昭和感
アニメの美しいヨーロッパの街並が映画では
昭和感で溢れてます。
トンボもアニメはボーダーの服に洒落た髪型だったのが戦後の昭和。アニメと比べてはいけないとおもいつつ、あまりにも、、
CGの飛ぶシーンも酷くて映画の世界に浸るのはちょっと無理ですね。
実写にした意味がわからない。
魔女の宅急便ってこんな作品だったっけ?という感じはあるけれど好きで...
魔女の宅急便ってこんな作品だったっけ?という感じはあるけれど好きです。
おソノさんとキキが良い。
トンボはなんかだめ、違う。キキのお母さん追加されてる。
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