クローズEXPLODE

劇場公開日:2014年4月12日

解説・あらすじ

高橋ヒロシの人気コミックを映画化した「クローズZERO」(2007)、「クローズZERO II」(09)に続くヤンキーアクションシリーズ第3作。前作「クローズZERO II」から1カ月後、小栗旬が演じた前2作の主人公・滝谷源治らが卒業し、新年度を迎えた鈴蘭高校を舞台に、新たに勃発する戦いを描く。映画「桐島、部活やめるってよ」やNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で人気の東出昌大が新たに主演を務め、「空中庭園」「モンスターズクラブ」の豊田利晃監督がメガホンをとった。空席になった鈴蘭高校の頂点の座を目指し、トップに最も近いと言われる男・強羅徹、強羅のライバルとされる高木哲次、お調子者を装う切れ者・小岐須健一、一匹狼の山下甲兵ら新3年生が名乗りをあげる。しかし、3年の転入生・鏑木旋風雄と新1年生・加賀美遼平が現れたことから、校内の勢力図が大きく塗り替えられていく。

2014年製作/129分/PG12/日本
配給:東宝
劇場公開日:2014年4月12日

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(C)2014 高橋ヒロシ/「クローズEXPLODE」製作委員会

映画レビュー

3.0 3人の子役、タテとヨコ

2014年4月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

生意気ながら、「豊田監督、どこへ行く」と思っていたここ数年…本作でようやくホッとしました。撮りたいものを撮りつつも、観る者を振り落とし過ぎず、何これ?面白いかも!と思わせるさじ加減がなかなか。クレジットに脚本=向井康介さんの名前を見つけ、おっ!と思いました。
明らかに二十代、タバコも酒も似合い過ぎのおっさんになりかけた若者たちが、学ランを着てケンカしまくる…これは当然、壮大なフィクションです。やべ演じる完全なおっさん•片桐が言うように、鈴蘭は、何でもありの遊び場。失われた場所だからこそ、存分に暴れ回れるのかもしれません。
粗々しくツッコミどころもありますが、細部がしっかり効いているなと感じました。特に、3人の子役(テッペンをめざす2人のかつての姿と、中古車販売店の子ども)とやべ演じる片桐。片桐の視点が、若者たちの過去と未来、物語の過去と未来…を巧みにつなぎます。そして、タテとヨコの対比のおもしろさ。背丈のある東出演じる鏑木が、画面中央に立ちはだかり、延々と平行移動していく画は、それだけで魅せるものがありました!
重箱の隅をつついてあれこれとやかく言わず、素直に楽しんでほしい作品です。

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cma

1.0 凶乱怒濤。

2025年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

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にゃに見てんだ

3.0 迫力あって面白い

2025年11月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

クローズの原作漫画は『クローズZERO』しか読んでないけど、実写版映画はシリーズのどれを観ても迫力があって面白い。大好きなツッパリ・不良映画。

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風

4.0 黒く暗く、陰鬱と

2024年12月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

‪「クローズ」シリーズを観るのは初めて。豊田利晃監督の作品が好きなので、元々このシリーズが気になっていたこともあって鑑賞。
同じく豊田監督が手がけた「青い春」(2002年)の屋上を彷彿とさせる真っ黒な校舎の落書き、荒い筆致で連なった名前、学校と周辺の町という閉鎖的な世界で繰り広げられる日々、映し出されるのは薄曇りの空ばかり。陰鬱を打ち破ろうともがき苦しんで到達するのは爆発。‬
所詮彼らは学生(あるいは、元学生、現ヤクザ)という肩書きに縛られている。それと同時にどうしようもなくその場所に結局は愛着を持ってしまって。その幼さ、若さというか情熱というか、愚かさというか…。こんなぶっ飛んだ不良にも学校にも全く縁はないけれど、時折彼らの抱える苦しさに一緒に胸を締め付けられるような思いがした。
スケールが小さいから良いんですよこの作品は。それによって演出される“脱出できない息苦しさ”みたいなものが魅力だなと。
最後の車屋のシーンのおかげでやけに明るくなってしまった気もするが…まあ、あの場所が守られたのは素直に良かったねって思う。

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海

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