風切羽 かざきりば
劇場公開日:2013年6月22日
解説
「こもれび」の小澤雅人監督が、過去に虐待を受けた若者のその後を題材に描いた青春ロードムービー。実の母や姉から虐待を受けていたため、児童養護施設で暮らしている高校3年生のサヤコ。窮屈な毎日に我慢できなくなった彼女は、施設を逃げ出して母や姉のもとを訪れるが結局うまくいかず、行き場をなくしてしまう。あてもなく夜道をさまよっていたサヤコは、自転車で自分探しの旅をしている不思議な青年ケンタと出会い、一緒に行動するようになるが……。主演は「ミスマガジン2011」の秋月三佳。
2013年製作/88分/G/日本
配給:アルケミーブラザース
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2015年3月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
監督は、ダルデンヌFANだとの事だが、勿論作風は少し違う。若さ故か思い入れからか、やはり登場人物が感情を吐露するし、またその演技を採用している。過剰ではないが、音楽は情緒的な部分で使われている。ダルデンヌと比べてしまえば、だ。人物が感情を演じてしまうと、ある時点で観客に違和感が感じられるとそこからついて行けなくなる。事実や行動に徹していれば、観客はその時々の人物の感情を自分で成り立たせて行ってくれる。ダルデンヌ絡みで言及すれば、オリビエ・グルメの演技が一番参考になるのか…。