「ババーDJが、すべてを物語っている」TOKYO TRIBE BQGMANさんの映画レビュー(感想・評価)
ババーDJが、すべてを物語っている
まー海外で評価され芸術家になった!? と、勘違いしたファンにはビックリだったと思いますが、これが彼の頭の中身なのです。園子温は挑戦者で、それ以上ではありませんでした。特に顕著なのは(日本のHipHop)シーンへの理解は表面だけ、うわべだけでしたね。ババーDJ、あの存在が本作のすべてを物語っています。
ただ、ラップでミュージカルをやる。このチャレンジ精神は賞賛に値します。出てくるラッパーも筋金入りですし、特にダイスくんは演技も含め良かった。また、染谷くんへのラップ指導も悪くはなかったと思います(監督の大御所への扱いは・・・別として)。
が、薫ちゃん伝説まんまの竹内力はダメでしょう。
薫ちゃん大好きですよ。でもブッパ様ではない。ブッパ様は体型的にもマツコ・デラックスが適役。
あと、メラが違い過ぎる。見た目も中身もぜんぜん原作からかけ離れている。なんで金髪? メラはスキンヘッド、極太眉毛、顎鬚、日本刀でなければダメ。ただ、中身もえらい違いようなので・・・酷いです。ほんと、自分の知ってる『TOKYO TRIBE』はここにはありませんでした。
でもね、主役級のスンミ、彼女の脱ぎっぷりや大胆露出とアクションは素晴らしかった。この子の頑張りは★1.5
それと、ダイスくんをはじめとしたラッパーたちに★1点。
合計★2.5です。
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