劇場版 SPEC 結(クローズ) 爻(コウ)ノ篇のレビュー・感想・評価
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ダメな時の平成ライダーにエヴァ足して悪ふざけした映画
これは酷い。一体なにを見せられたんだ
ファティマの予言だの御前会議だの卑弥呼だのそれっぽい陰謀とかオカルトで壮大にしたはいいけど結局なんか何がやりたいのかわからない感じになってる
一応刑事ドラマ風超能力バトルなんだから、犯人逮捕とかそんな感じの、なにかしら主人公たちのゴールがほしいのにTV版から伏線貼ってたシンプルプラン阻止失敗。
それとは無関係のラスボス、なんかよくわからんけど当麻がSPECを使ったら冥界からカラスが溢れ出して世界が滅亡の危機に陥って、低クオリティなCGのキモイ肉塊になった当麻を瀬文が撃ったと思ったら世界が改変されてなぜか警官にリンチされて…
色んな並行世界で浮遊霊みたいに浮かんでる当麻を映しながら、謎の牢獄で瀬文と手をつないで終わり
意味がわからん
ギャグも滑り倒していてもはやただの悪ふざけ
これが…あのSPECの完結編なのかと
すんごい微妙な気持ちになった
TV版のSPECホルダーたちが集結するところだけはおぉー!ってなったけど一瞬で消される所も含めてダメな時の平成ライダーみたいな作品
瀬文と当麻の強い絆が描かれていてよかった。
前篇『漸ノ篇』に引き続き今回も北村一輝さんの演技光る。相変わらずなキャラ強め演技+みんなの献身的なお湯かけ治療にlより、ミイラ化復活のぎこちない動きが加わり、良かったですよ。
堀北真希さんも、ちょい役で出演してます。前篇から登場の指を鳴らして時を止めたり消せるセカイ(向井理)、能面のアニジャこと卑弥呼 (北大路欣也)などなど。
どんなに最強のSPEC能力を持っていても、感情、信念や想いの強さ、仲間との絆には敵わないんだな。
終盤にかけての、どんなに当麻が呑み込まれそうになって醜い様でも、瀬文と当麻の間の強い絆の描写が良かった。愛という簡単な言葉では語れない、2人の関係が走馬灯のように駆け巡る。
ラスト10分の佐野元春の「彼女」の挿入歌の中で、ゆっくり流れる回想シーン、浮遊して落ちていく当麻の手を握り、互いの存在を認識した二人は微笑み合う。
エンドロールでは今までの当麻が筆で書いたキーワードの総集編。
エンドロールのあと、赤いキャリーバッグを引いた女と坊主頭の男の後姿が雑踏の中に消えてゆく。
SPECシリーズずっと見てきて、ぶっ飛んだストーリーなので深く考えずに楽しめばいい作品だとおもいますが、監督が伝えたかった事は、人間が持つ力や欲望は正しく使わなければならないって事かなと感じました。
ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
上映時間の2/3ずっと円形舞台で繰り広げられる、演劇を見せられます 笑
堤さん、最近のエヴァとかホラー映画とかゲームとかで影響受けたのと、
AKIRAとかデビルマン(漫画とかの怖い方)とかガンダムとかから、昔からずっと構想錬ってたのを
ぶつけたんやろなあっていう金をかけた厨二病映画になりました
良かったとこは、他の方のレビューにもあったんだけど
・ 瀬文と当麻が恋仲にならず、くっさい恋愛映画にせず、最終的には二人の絆が描けたこと
・ 戸田恵梨香さんと加瀬亮さん、いい魅力が出てて、それを引き出したこと
お二人への見る目が変わりました
かなと
TRICKからきて、SPEC TV版の前半から中盤までの流れがよかっただけに、賛否否wあるとは思いますが、一応の結末を見ることができてスッとはしました
いつか内容を忘れたら、当麻と瀬文さん見たさに、リピがあるかもです 笑
ずっと気になっていて、ドラマから一気見した。 想像と違った。しかも...
ずっと気になっていて、ドラマから一気見した。
想像と違った。しかも、悪い方に。
ガイア?冥界?
少し、というかだいぶ、壮大すぎやしませんか。
そこまでせんでも、
もっと人間くさい、国家権力とかくらいで留めておけばよかったと思う。
全てを司るセカイまではよかった。
そういうSPECだと思っていたから。
それが急に、世界とかソロモンとか、理解が追いつかんよ。
壮大すぎで、急に置いてけぼりになった。
SPECという非科学的なものを扱う以上、
非科学的なことは承知の上なんだけど、
最後の当麻とセカイの、冥界なんたらかんたらのシーンも、
それまでの、日常の中の非科学さがかけ離れすぎて、
急なSFと化していた。
これではまるで、とあるシリーズ。
昔から気になっていて、時間ができたので、見た結果がこれとは、非常に残念だった。
「大ごと」にしたわりに中身が無い
まず私は連続テレビドラマシリーズ、及び「零」についてはそこそこ楽しんだ…という前提のもとでレビューを書きます。
また、堤幸彦監督の名前とその評判はこの映画の観賞後に知る事となりました。
(堤監督の歴代監督作品「20世紀少年」「BECK」をリアルタイムで見た時も「酷いとは思わないけど…まあ、面白いとは言い切れないかな」程度の感想です)
この映画はとにかく退屈でした。
※長文になりますので、ご注意下さい。
陳腐なワードに陳腐な設定、なにか「裏で動いてますよ」感だけ出してる大きな影…とにかく大きくしたわりに後々活きてこない設定が多く、三章(+スペシャルドラマ1本)に分けた意味が感じられません。
紙のように薄っぺらく貼り付けた設定は途中で「何それ?」という感想と共にことごとく切り捨てられた結果、出来上がった物語は「ハリボテ」という始末。
「ソロモンの鍵」「パンドラの箱」「ファティマの予言」「ガイアの意志」…聞き飽きた言葉を並べたわりに、その言葉が持つ意味が物語の終盤にはどうでもいいと思えるちんまりした狭い舞台とガバガバ設定。
結局は「当麻を含めたスペックホルダーを利用して覇権を握ろうとする存在達に、当麻自らが仲間と共に立ち向かう」「スペックホルダーの中でも特異な存在であるが故に運命に翻弄された当麻を最後に導き、救うのは先人類でもなくガイアでもなく人間」って辺りがまあこのスペックの大筋のストーリーですが、
その為にドラマに4作も付け足すには長過ぎる。
そして要らない要素が多すぎる。(そのせいで作り手達も手に余ってどんどん捨てていく設定が多すぎ)
まず「御前会議」。
翔からその存在が出てきますが、大きな組織の割に何もできないし間抜けすぎ。
その後も「ダミーでした〜」と延命させたけどプロフェッサーJの操り人形になっただけ。
御前会議ではないですが卑弥呼の活躍する会議シーン含めて、
「そんな大きな組織を出し抜くことが出来る敵の存在」を強調したいのでしょうが、大きな組織がデカイだけでスペックホルダーに何ら対策もできてない上に、そのシーンの後のニノマエクローンや卑弥呼に大して見せ場もないためあっけなくやられておしまい。
(ニノマエクローンへの対策なんて同じ案の使い回し)
…いや、強キャラアピールしたなら最後まで強キャラらしく描いて下さい。もしくはさらなる強敵を。(そのはずだったセカイも、結局キレた時は小物だったし)
次に先人類側も「現人類を滅ぼして種族の復権」とかいうなら四人は少なすぎでしょう。
しかも潤は大した能力も見せずに私情に流され謀反起こして消される、一人は「ガイアの本当の意志はー」と今更真相を打ち明けて「実は主人公の味方」。
仮にも「種族の復権を上位体の意思として受け取った」なら何でこんなにバラバラになるのか?
もしくは卑弥呼はなんでこんな大ごとになるまで他の先人類に好き放題させてた?
公安零課も「未詳に表舞台の事件の対応に当たらせる、その影で暗躍する」って設定にはそれなりに説得力はあったけど、かなり自身に利があるスペックホルダーまで抹消したわりに、劇場版では強力なスペックホルダーには無力だし、その大将がいよいよ出てきたと思ったら普通に負けて死亡。
そして結では出番なし……御前会議にも出られる程優秀でスペックホルダーに対抗出来る存在じゃなかったの?
とにかく敵を含めた「何か巨大な陰謀を企てている組織」がどんだけすごい能力・権力を持ってようが、その組織の実態に厚みがないから「脅威」に見えない。
これはドラマシリーズ関係なく映画としての見せ方や話の運び方の問題でしょう。
さすがに最低でも1,800円×3回取られて良かったと思える満足度には遠かった。
最後に余談ですが、他人のレビューが気になって対抗意識ビンビンでレビュー書くくらいなら、
レビューなんて見ない方が良いでしょう。
私はここまで低評価を下しましたが、高評価にした方を蔑んだり見下したりしません。
同時に同じ低評価の方と意見が違うこともありますが、それを否定する気はありません。
「テレビシリーズと比べるな」とか、少なくともテレビシリーズから地続きの作品なんだから無理でしょう、程度には思いますが…
公序良俗に則った上でここは自由にその映画のレビューを書く場です。
他人のレビューが「自分と違うから」という安易な理由でレビューを書くなら、まず「レビューを見ない」ことをお勧めします。
さらば未詳…感動的で壮大なフィナーレ!
"SPEC(劇場版)" シリーズ第3作(完結編二部作後編)。
通常スクリーンで鑑賞。
TVシリーズは視聴済み、ノベライズは既読です。
前作で広げた大風呂敷を綺麗に畳めるのだろうか。ちゃんと物語は終わるのだろうか。そんな心配は全くの杞憂でした。伏線を全て回収し、清々しい完結を迎えました。
凄まじい情報量を落とし込んだ西荻弓枝の脚本もさることながら、漸ノ篇からのテンションを持続させて最高のクライマックスを演出した堤幸彦監督の手腕が素晴らしかったです。
戸田恵梨香と加瀬亮の想い入れもすごく、撮影中も意見を出しながら試行錯誤したそうです。まさにチーム一丸となってつくった渾身の完結編。その想いが画面から伝わりました。
全編クライマックスの如き展開が待ち受けていました。「事件簿」のレベルじゃない。セカイたちによって地球滅亡が迫る中、当麻と仲間たちの知力と体力と絆の限りを尽くした反撃が開始され興奮の坩堝。胸アツ過ぎて沸騰しそうでした。
世界の破滅を描くCGのクォリティーがハンパじゃない。警視庁の周りは天変地異のオンパレード。「天」のあれはなんだったんだと言いたくなるくらいの迫力でした。こう云うのが観たかった。これこそ映画館でやる意味がある!
当麻と瀬文、最高のコンビです。無間地獄を漂う当麻をしっかりと掴んだ瀬文。当麻を救う使命を帯びた運命の相棒。
このラスト・シーンが当初から構想されていたとしたら、これ以上は考えられない見事な終わり方でした。大感動!
[余談]
不満が残るのは、最終決戦でもうちょっと戦って欲しかったなと云うこと。お互い適度な距離感で睨み合ったままで、当麻のトリック説明が大半を占めていたので…
当麻とセカイ一派のSPEC合戦とか、瀬文がガンガン撃ちまくるとか。大規模なアクション・シーンを期待していたので肩透かしを喰らった感がありました。
※修正(2023/08/25)
カス
伏線たくさん作り過ぎて回収しきれなくなってわけがわからんことになってる
内容は理解できるけど
人間の想いがスペックになったって話どっかにいって先祖のものだったことになってるけど
劇場版全て間延びしてるけど最後が一番間延びしてる
頑張って90分にするならやんな
毎回ドラマを越えない映画。。
まどマギ?って思う終わり方でしたね。
なんかドラマは一般人VSスペックホルダーってかんじだったのが
映画は人間のスペックホルダーVSガイアのスペックホルダーって感じだった。
でも当麻の死に方はきれいだったね。
あんなにCGつかわんでもええだろと思ったけども。。。
ドラマで
「 俺にお前はうてん 」
っていうてた瀬文さんがうったっていうのも重かった。
じゅんと青池のシーンもよかた。
(途中の親子丼に密かに爆笑してしまったけども)
でも最後の方の当麻の浮遊がどうしても笑ってしまいそうで
ネタ?って言いたくなる感じで
それと同様にどこかで観たぞ…っておもってた。
そうだまどマギだ。
パラレルワールドだ。
勿体無い
深夜帯連続ドラマとしてのSPECが好きな人は、映画はほぼ別物だといっても過言ではないってくらい内容が違う。
…というか、もうよく分からない。
シンプルプランとか、ガイアがどうとか分かりにくい言葉を並べて人間とスペックホルダーの戦いとかに話を持っていくのはいいとしても、スペックホルダーの扱いが悪すぎる。
せっかく香椎由宇とかいい俳優を出してる割にあまりにすぐ殺すし、特にキーパーソンって訳でもない。
スペックホルダーとしても、能力のアイデアとしては面白いのに、物語が壮大過ぎて少しも拾えていない。
全体的に雑な映画でした。
がっかり
スペックホルダーの戦いを楽しみにしていたのに、新しいスペックホルダーは水芸女とユダだけで、ニノマエのスペックも見れず、期待外れだった。
どうでも良いシーンがだらだら続く感じで、最後の方にようやくこれまでのスペックホルダーが大勢登場したのに、セカイにあっという間にやられて、がっかりした。
セカイが時も止めたり圧倒的に強過ぎて、面白味がなくなってしまい、ラストの方は非現実的過ぎて付いていけなかった。
前編は野々村係長のシーンが長過ぎでうんざりし、ストーリーが未熟で、安っぽい映画だったなと思った。
最後に『えっ』てなる。
テレビで前後連続放送していたので観ました。
感想を箇条書きにすると以下になります。
・ドラマを知らないとワケが分からない。
・小ネタが分からないととことん分からない。
・回想が多い。とにかく多い。
・モサモサ喋るくせに早口で聴き取れない。字幕欲しい。
・ギャグは面白い。
・敵方に共感できる部分もある。
・エンディングで全て台無し‼︎
・事前にネタバレ覚悟でも解説してくれているブログ等を読んでおくと納得できるかも?
エンディングに至るまではそれなりに楽しめるんです。
回想シーンが多くて尺を伸ばしたいのかと思うほどではあるんですが、前編含めてホロっとしたり。
でも、エンディングで全部ぶち壊します。
名前忘れちゃったんですが、主人公の女性が死んでその幻のようなものを瀬文さんが見た次の瞬間から全部台無しになります。
法律云々の前に異常なほど瀬文さんを殴る蹴るしまくる警察の方々。
何故かお空からふわふわ舞い降りてくる、戸田恵梨香。
そして何回目かの回想シーン。その回想シーンでも戸田恵梨香さんが地面に向かって浮遊。
ホラーです。
途中からはもうニヤニヤしてきました。
そして回想シーンが終わり、警察からリンチを受けて有り得ないくらいボコボコにされて有り得ないくらい汚い牢屋の中で座禅を組む瀬文さん。
そこにもふわふわしてる戸田恵梨香さん。
その戸田恵梨香さんの腕を瀬文さんがキャッチして戸田恵梨香さんビックリ顔。
そこから謎のモノクロシーンに移動し、『そしてまた歴史は繰り返す』的な事を北大路欣也さんが仰ります。
・・・・・・・・・で、終わり。
スタッフロールを最後まで見ようとも何もスッキリ腑に落ちる部分はなく。
進撃の巨人の劇場版ほどではないにしても、酷いです。
エンディングに入るまで楽しめた分、モヤモヤ感が酷いです。
例えるなら物凄く盛り上がるメロディーの曲でサビを待っていたらサビで盛り下がって終わった。
そんな感じの不完全燃焼でした。
思うんですが、最近の日本はストーリーのエンディングが意味不明だったりするゲームやドラマ、映画が多くないですか?
作り手側の自己満足を最後の最後で張り手と共に押し付けられているような気がします。
これからはストーリー作りに携わる方にハリウッドとか、海外の方を積極的に採用して欲しいと思ってしまうくらいです。
ずっと見たかった作品だっただけに残念ですが、お金を出して映画館に行ったりDVDやBlu-rayを買ったりしなくて良かったです。
違法アップロードやダウンロードを違法だとするのは構いませんが、こんな駄作ばかりではそれもやむなしな気がしますね・・・。
映画の世界も観客が満足出来なければキャッシュバックするシステムを構築するべきでは?
堂々の完結!
つい完結したspec。
もう今後、当麻と瀬文のやりとりが観られなくなるのかと思うと、寂しい。
今回はセカイとの戦いがメインで、あまりシーンの数は多くない。
ずっと似たようなシーンだから、ちょっと退屈してくるけど、
specホルダー集合のシーンはアツくて興奮した。
あと、時が止まった世界での瀬文さん、、、やっぱりアンタは最高やww
ラスト〜エンディングの描写、音楽はかなりかっこ良く、観ていて心地よかった。
でも悲しい終わり方。
ハッピーエンドがよかったなあ。
まあこれはこれでありか。
やられた!
タイトルの意味ですが、ネガティヴな意味でのやられた!です。
私はTVシリーズのSPECをたまたま見たきっかけでドはまりした訳ですが、監督の歴代作品である「ケイゾク」であったり「トリック」が好きなんですけど、これが堤監督の作品と知らずに、見てる途中で「あれ?これ堤の作品か」と気付きました。
その上で、自分でかなりこの完結をうたった劇場版の一連のシリーズに対して期待のハードルを上げすぎてたのかもしれません。
その結果、視聴後の感想は「なんだこれ」と言う、非常に期待外れだったガッカリ感でいっぱいになりました。
ファンの多い堤作品ですから、もちろんこれを感動したとか面白かったという方も多いでしょう。私がシニカルになりすぎている帰来もあるでしょうし。
けれども何というか、壮大なテーマに多数の伏線。そしてミスリード。それら期待感を膨らませる数々のギミックがちりばめられた割に、色々とチープなんですよね。
ネタバレは控えたいので細かくは書けませんが、唯一良かったと思うのは、瀬文と当麻の関係性を最後まで貫いたとこです。
安易に恋愛色を入れず、二人だからこその強い絆。これだけが一番の見どころかもしれません。
後は超展開につぐ超展開に、動かない場面に豪華(笑)俳優たちの下手くそな茶番。北大路欣也のセリフの間はさすがだなとは思いましたけれど。大島優子は唐十郎の下で10年ほど下積みしてこいって感じですね。まあ栗山千明はキャラ設定としてアレだったのでしょうけど。
あと何か知らんけど向井理出しとけばいいって風潮でもあるのかしら。本当こいつ下手くそだと思った。
まあこの八つ当たり的な話も、映画が酷かった裏返しなんですけどね。
一番気に入らなかったのは、オマージュ遊びが空気読めなさすぎで、本来であればカタルシスを得られるシーンの印象をぶち壊していると感じました。
トリックなどで、所々にメタ的なスタッフの遊びが入ってたりと、そういうレベルであれば文句は無いのですが、完結編をうたったこの劇場版だと、高い金だして見に来ている観客にはすこし失礼なんじゃないの監督って感じですね。
視聴者をいい意味で裏切るという手法は評価されてしかるべきでしょうが、これはさすがに空気読めてないかなと。
本来コメディとシリアスは水と油だと私は思います。適当に撹拌したらすぐに分離してしまう。
しかししっかりと念入りに撹拌したなら、マヨネーズのように上手く溶け合う。
それは非常にテクニックの必要な事であると思いますが、うん、この映画でやることじゃなかったですね。
以下、ネタバレします。我慢できなかったので。
ガイア理論。平行世界。数ある結末の様々な帰結。
ファティマにガフの部屋に八咫烏。
卑弥呼が出てきてこんにちは。
何というか混ぜすぎ危険。
うん、来世で待ってろだけは評価できます。
後はご自由にご覧になってくださいな。
難しかった、おちゃらけすぎた
時折入るおちゃらけすぎたシーンは不要だと思った。当麻が死者と並びセカイと対峙するシーンなども、お涙的な仲間との絆を描きたかったのかもしれないけど、かえっておちゃらけに感じた。クライマックスなので、もっと真面目に作ってもらいたかった。真面目に世界観とか話の意味とか考えていたのに。
ストーリーを広げすぎて、うまく畳めなかった感じ。佐野元春ファンとしては嬉しかった「彼女」のフルコーラスも長過ぎた。
結局、いくつもあるパラレルワールドのひとつの物語でしかなかったのか?連ドラから見ていて、人類の新たな可能性を問う物語だと思っていたので、残念。あと、当麻の頭脳戦ももっと見せて欲しかった。
ケイゾクの映画のときも感じたが、期待が大きかった分、モヤモヤが凄く残った。
もやっ
無限の可能性がある、というテーマには即している。
人の想いに応じて目覚めるスペックではなく世界における可能性だ。
しかし、パラレルワールドで落とすのかと、ほんの少しがっかりした。いやだいぶ。
ハッピーエンドでなければつまらないというわけではないが、
雅ちゃんが手紙を読む世界、終わる世界、何事もなく平穏無事な世界、
が同時に存在するというオチには、何となくもやっとするものが残る。
「で、それは夢オチとどう違うの?」とな。
実際、一緒に行った友人に聞かれたのだが、何とも言えなかった。
更に深い場所に何かがあるように見せかけるキイワードの多用は
底がザルだった時のがっかり感が半端ないのでやはり好きではない。
どうとでも云える世界がヤダ…っていう歌を思い出します。
ただ、朝倉はないわー女子高生を乱暴して録画して真山さんに送りつけて嗤っている変態なのに最後に渋い声で何か言っても知らんわー。
とか色々思ってしまう…。何とかカラスや朝倉でケイゾクに継続させてみる意味があるのかよく分かりません。
制作者サイドが自ら中二病と突っ込んでみたところで幼稚であるということはどうしようもないのだ。
これが可能性の限界。
それでもわたしはチープで可愛らしい連続ドラマ『SPEC』が好き。
好きだからこそ厳しい評価になるのかなあ…。
レギュラーも新キャラも、とてもすてきでした。
壮大なる世界観、刑事ドラマ越えてます。
ドラマをみていない派の一人ですが、specってちょっとSFテイストのセリフやキャラがたった刑事ドラマじゃなかったっけ?その背景があっての後編の世界観すごいですね。シナリオぶっ飛んでます。最後まで言葉に出てきた刑事魂は最早、なぜ、どこに必要何でしょうか?闘う相手が人類の滅亡をたくらむ地球の悪であるのに、刑事ってちっちゃすぎないか。敵が、地球の権力者から、スペックホルダー、さらに地球太古の幽体から、地球の悪意って凄すぎです。多分、楽しめない人が多いのも解る。ぶっ飛んでますから。脚本家はよほどの冒険家かspec嫌いなのかもしれないね。それ程前編と後編の違いがあります。まあ、最後の回想シーンが有って良かった。あれでこの作品が、ドラマから派生した作品だと思い出したから。堤監督お疲れ様でした。
クソオブザクソ映画
全てにおいてクソ要素しかなくて何から言えばいいのかわからない…こんな事は初めてだ…。
一番心に残ったのは(悪い意味で)、最後の瀬文さんのリンチシーンはいるのか?ということだ。
あとCGがクソ。あと脚本。
全てがクソだった。
★半分もあげたくないレベル。むしろマイナス。
最悪だった。
鑑賞費も結。
間を置かずに後編が始まったので、すぐに入り込めたけど、やはり
前篇の流れのまんまが続くばかりで、話が前に進んでいかない。
これって分ける必要あったの?と思うばかりの演出と構成に飽きる。
今回こそ主人公の当麻が活躍する極め付けのシーンなのだろうけど、
その決着のつけ方は理解できても、そこまでが長い長い。そもそも
あんな白い連中(向井と大島)にガイアがどうの、って語られてもねぇ。
演じてる俳優も、今作の世界観を理解できていたのかなぁ?なんて
大きなお世話まで考える始末。設定や趣向は面白いと思ったけれど、
万人狙いの作品ではないことを(分かっていながら観たのでそこは由)
熟考してから選ばないとならない作品が、ますます増えたことを実感。
(当麻が降ってくるシーンは面白かったけど、最後ってどこかにいた?)
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