劇場版 SPEC 結(クローズ) 爻(コウ)ノ篇のレビュー・感想・評価
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メルモちゃんか?アッコちゃんか?
日本のCGもついにここまでやれるようになったか!と感心するほどのクライマックス。最後まで栗山千明のヘンな日本語が笑わせてくれるものの、とんでもない設定なのに虚しさしか残らない審判の日。今の人間がむしろ突然変異の侵略者であるのも一理あるが、その上に神のような存在がいるのなら、また壮大な地球の歴史を繰り返すだけになるのがわかんないのかねぇ・・・などと、別の神目線で見てしまった。
差別や偏見といったテーマも感じられるし、上に立つ者の愚かな支配などもメッセージ性はあるのに・・・。平成仮面ライダーといった面白さはあっただけにちょっと残念な展開。
この感じが笑える
シリーズ最初の楽しかった始まりから考えると広げすぎで、意味不明じゃない?でも、どーなるんだろうとウキウキしちゃってましたが。
監督の好きなこと、とことんてんこ盛りで、最後急に祭りの後みたいな、はいっ終わり!的、片づけ感が面白いなぁーと。
瀬文と当麻の強い絆が描かれていてよかった。
前篇『漸ノ篇』に引き続き今回も北村一輝さんの演技光る。相変わらずなキャラ強め演技+みんなの献身的なお湯かけ治療にlより、ミイラ化復活のぎこちない動きが加わり、良かったですよ。
堀北真希さんも、ちょい役で出演してます。前篇から登場の指を鳴らして時を止めたり消せるセカイ(向井理)、能面のアニジャこと卑弥呼 (北大路欣也)などなど。
どんなに最強のSPEC能力を持っていても、感情、信念や想いの強さ、仲間との絆には敵わないんだな。
終盤にかけての、どんなに当麻が呑み込まれそうになって醜い様でも、瀬文と当麻の間の強い絆の描写が良かった。愛という簡単な言葉では語れない、2人の関係が走馬灯のように駆け巡る。
ラスト10分の佐野元春の「彼女」の挿入歌の中で、ゆっくり流れる回想シーン、浮遊して落ちていく当麻の手を握り、互いの存在を認識した二人は微笑み合う。
エンドロールでは今までの当麻が筆で書いたキーワードの総集編。
エンドロールのあと、赤いキャリーバッグを引いた女と坊主頭の男の後姿が雑踏の中に消えてゆく。
SPECシリーズずっと見てきて、ぶっ飛んだストーリーなので深く考えずに楽しめばいい作品だとおもいますが、監督が伝えたかった事は、人間が持つ力や欲望は正しく使わなければならないって事かなと感じました。
ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
上映時間の2/3ずっと円形舞台で繰り広げられる、演劇を見せられます 笑
堤さん、最近のエヴァとかホラー映画とかゲームとかで影響受けたのと、
AKIRAとかデビルマン(漫画とかの怖い方)とかガンダムとかから、昔からずっと構想錬ってたのを
ぶつけたんやろなあっていう金をかけた厨二病映画になりました
良かったとこは、他の方のレビューにもあったんだけど
・ 瀬文と当麻が恋仲にならず、くっさい恋愛映画にせず、最終的には二人の絆が描けたこと
・ 戸田恵梨香さんと加瀬亮さん、いい魅力が出てて、それを引き出したこと
お二人への見る目が変わりました
かなと
TRICKからきて、SPEC TV版の前半から中盤までの流れがよかっただけに、賛否否wあるとは思いますが、一応の結末を見ることができてスッとはしました
いつか内容を忘れたら、当麻と瀬文さん見たさに、リピがあるかもです 笑
当麻よ、永遠に
やっぱそうなるよねぇ。思わせぶり一切なし、続くか分かんない感じのほのめかしなし、結以外の何者でもない終わり方。こーゆー感じはさっぱりしてていい。でもやっぱ生きてて欲しかった。瀬文とのコンビを続けて欲しかった。オールスター勢揃いのシーンは、なぜこの人がいるの?なぜこの人がいないの?スケジュールNG?とか余計なこと考えちゃったけど。
ゴミ映画
遅れ馳せながら拝見。
簡単にいうと、
"ゴミ映画" です。
「ぶっとんでるもの」を作れば天才だと思ってる凡人が作った典型的勘違い作品。
「中二っぽいのやってるのは "あえて"」とでも言いたいんだろうけど、それも全く笑えないし、見てて恥ずかしくなる。
ついでに、この映画に高評価付けてる奴もマジでクソ。
自分には「良さ」が分かりますって?
バカか。
堤作品ってだけで色眼鏡で見てるセンスのカケラも無いやつら。
ああ、マジで時間無駄した。
想定をはるかに上回るSF展開、衝撃の連続に付いていけるか
SPECシリーズを一気見していても難しくなっていく展開に頭が追い付かなくなりつつあるなか、いよいよ最終回にたどり着いた。これをリアルに追いかけていた人はついていけたのだろうか。
漸ノ編で撒かれた伏線を序盤から飛ばして回収していく。多少はいつも通りのコメディ感を感じるも、そこで最後。あとは人類間の争いの行方を見守るばかり。異次元な戦いに圧倒され、置いていかれまいと脳内を回転されることしかできない。望まない能力に葛藤しながらも、あるべき姿を探す当麻の姿は心が痛い。
自粛中に一気に観れるよさはあるが、この結末を語れないのが辛い。面白さは十分あったので、おすすめ。
ずっと気になっていて、ドラマから一気見した。 想像と違った。しかも...
ずっと気になっていて、ドラマから一気見した。
想像と違った。しかも、悪い方に。
ガイア?冥界?
少し、というかだいぶ、壮大すぎやしませんか。
そこまでせんでも、
もっと人間くさい、国家権力とかくらいで留めておけばよかったと思う。
全てを司るセカイまではよかった。
そういうSPECだと思っていたから。
それが急に、世界とかソロモンとか、理解が追いつかんよ。
壮大すぎで、急に置いてけぼりになった。
SPECという非科学的なものを扱う以上、
非科学的なことは承知の上なんだけど、
最後の当麻とセカイの、冥界なんたらかんたらのシーンも、
それまでの、日常の中の非科学さがかけ離れすぎて、
急なSFと化していた。
これではまるで、とあるシリーズ。
昔から気になっていて、時間ができたので、見た結果がこれとは、非常に残念だった。
「大ごと」にしたわりに中身が無い
まず私は連続テレビドラマシリーズ、及び「零」についてはそこそこ楽しんだ…という前提のもとでレビューを書きます。
また、堤幸彦監督の名前とその評判はこの映画の観賞後に知る事となりました。
(堤監督の歴代監督作品「20世紀少年」「BECK」をリアルタイムで見た時も「酷いとは思わないけど…まあ、面白いとは言い切れないかな」程度の感想です)
この映画はとにかく退屈でした。
※長文になりますので、ご注意下さい。
陳腐なワードに陳腐な設定、なにか「裏で動いてますよ」感だけ出してる大きな影…とにかく大きくしたわりに後々活きてこない設定が多く、三章(+スペシャルドラマ1本)に分けた意味が感じられません。
紙のように薄っぺらく貼り付けた設定は途中で「何それ?」という感想と共にことごとく切り捨てられた結果、出来上がった物語は「ハリボテ」という始末。
「ソロモンの鍵」「パンドラの箱」「ファティマの予言」「ガイアの意志」…聞き飽きた言葉を並べたわりに、その言葉が持つ意味が物語の終盤にはどうでもいいと思えるちんまりした狭い舞台とガバガバ設定。
結局は「当麻を含めたスペックホルダーを利用して覇権を握ろうとする存在達に、当麻自らが仲間と共に立ち向かう」「スペックホルダーの中でも特異な存在であるが故に運命に翻弄された当麻を最後に導き、救うのは先人類でもなくガイアでもなく人間」って辺りがまあこのスペックの大筋のストーリーですが、
その為にドラマに4作も付け足すには長過ぎる。
そして要らない要素が多すぎる。(そのせいで作り手達も手に余ってどんどん捨てていく設定が多すぎ)
まず「御前会議」。
翔からその存在が出てきますが、大きな組織の割に何もできないし間抜けすぎ。
その後も「ダミーでした〜」と延命させたけどプロフェッサーJの操り人形になっただけ。
御前会議ではないですが卑弥呼の活躍する会議シーン含めて、
「そんな大きな組織を出し抜くことが出来る敵の存在」を強調したいのでしょうが、大きな組織がデカイだけでスペックホルダーに何ら対策もできてない上に、そのシーンの後のニノマエクローンや卑弥呼に大して見せ場もないためあっけなくやられておしまい。
(ニノマエクローンへの対策なんて同じ案の使い回し)
…いや、強キャラアピールしたなら最後まで強キャラらしく描いて下さい。もしくはさらなる強敵を。(そのはずだったセカイも、結局キレた時は小物だったし)
次に先人類側も「現人類を滅ぼして種族の復権」とかいうなら四人は少なすぎでしょう。
しかも潤は大した能力も見せずに私情に流され謀反起こして消される、一人は「ガイアの本当の意志はー」と今更真相を打ち明けて「実は主人公の味方」。
仮にも「種族の復権を上位体の意思として受け取った」なら何でこんなにバラバラになるのか?
もしくは卑弥呼はなんでこんな大ごとになるまで他の先人類に好き放題させてた?
公安零課も「未詳に表舞台の事件の対応に当たらせる、その影で暗躍する」って設定にはそれなりに説得力はあったけど、かなり自身に利があるスペックホルダーまで抹消したわりに、劇場版では強力なスペックホルダーには無力だし、その大将がいよいよ出てきたと思ったら普通に負けて死亡。
そして結では出番なし……御前会議にも出られる程優秀でスペックホルダーに対抗出来る存在じゃなかったの?
とにかく敵を含めた「何か巨大な陰謀を企てている組織」がどんだけすごい能力・権力を持ってようが、その組織の実態に厚みがないから「脅威」に見えない。
これはドラマシリーズ関係なく映画としての見せ方や話の運び方の問題でしょう。
さすがに最低でも1,800円×3回取られて良かったと思える満足度には遠かった。
最後に余談ですが、他人のレビューが気になって対抗意識ビンビンでレビュー書くくらいなら、
レビューなんて見ない方が良いでしょう。
私はここまで低評価を下しましたが、高評価にした方を蔑んだり見下したりしません。
同時に同じ低評価の方と意見が違うこともありますが、それを否定する気はありません。
「テレビシリーズと比べるな」とか、少なくともテレビシリーズから地続きの作品なんだから無理でしょう、程度には思いますが…
公序良俗に則った上でここは自由にその映画のレビューを書く場です。
他人のレビューが「自分と違うから」という安易な理由でレビューを書くなら、まず「レビューを見ない」ことをお勧めします。
微妙
ドラマと映画の世界観の違いは確実にドラマからのファンを置き去りにする。風呂敷を広げすぎ。
主人公は神のような存在にいつの間にかなってるし、なら他のSPECホルダーはなんなのか。新人類と現人類の戦いのような話になっていたはずがぶっ飛んで霊体だのなんだの訳のわからない要素を放り込みすぎ。チープなCG。下手くそな演技。
ギャグとシリアスの使い分けが下手すぎてこれの良さを理解できる人は一部。
最後だけ上手くまとめましたみたいな作品だった。
下手に謎の解明とかしない方が良かったのではないか。何もかもが中途半端で無理矢理ざっくりと終わらせたように見えた。
一部のファンには受けるかもしれないが地上波でドラマをやっていた以上、監督のオナニーで終わらせるのは少し酷いと思った。
さらば未詳…感動的で壮大なフィナーレ!
"SPEC(劇場版)" シリーズ第3作(完結編二部作後編)。
通常スクリーンで鑑賞。
TVシリーズは視聴済み、ノベライズは既読です。
前作で広げた大風呂敷を綺麗に畳めるのだろうか。ちゃんと物語は終わるのだろうか。そんな心配は全くの杞憂でした。伏線を全て回収し、清々しい完結を迎えました。
凄まじい情報量を落とし込んだ西荻弓枝の脚本もさることながら、漸ノ篇からのテンションを持続させて最高のクライマックスを演出した堤幸彦監督の手腕が素晴らしかったです。
戸田恵梨香と加瀬亮の想い入れもすごく、撮影中も意見を出しながら試行錯誤したそうです。まさにチーム一丸となってつくった渾身の完結編。その想いが画面から伝わりました。
全編クライマックスの如き展開が待ち受けていました。「事件簿」のレベルじゃない。セカイたちによって地球滅亡が迫る中、当麻と仲間たちの知力と体力と絆の限りを尽くした反撃が開始され興奮の坩堝。胸アツ過ぎて沸騰しそうでした。
世界の破滅を描くCGのクォリティーがハンパじゃない。警視庁の周りは天変地異のオンパレード。「天」のあれはなんだったんだと言いたくなるくらいの迫力でした。こう云うのが観たかった。これこそ映画館でやる意味がある!
当麻と瀬文、最高のコンビです。無間地獄を漂う当麻をしっかりと掴んだ瀬文。当麻を救う使命を帯びた運命の相棒。
このラスト・シーンが当初から構想されていたとしたら、これ以上は考えられない見事な終わり方でした。大感動!
[余談]
不満が残るのは、最終決戦でもうちょっと戦って欲しかったなと云うこと。お互い適度な距離感で睨み合ったままで、当麻のトリック説明が大半を占めていたので…
当麻とセカイ一派のSPEC合戦とか、瀬文がガンガン撃ちまくるとか。大規模なアクション・シーンを期待していたので肩透かしを喰らった感がありました。
※修正(2023/08/25)
カス
伏線たくさん作り過ぎて回収しきれなくなってわけがわからんことになってる
内容は理解できるけど
人間の想いがスペックになったって話どっかにいって先祖のものだったことになってるけど
劇場版全て間延びしてるけど最後が一番間延びしてる
頑張って90分にするならやんな
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