劇場版「空の境界」未来福音

劇場公開日:

解説

2007年から10年にかけて全7章がアニメ映画化され、大ヒットを記録した奈須きのこ原作の人気シリーズ「空の境界」の3年ぶりとなる新作。08年にコミックマーケットで発売され、11年に一般発売された「空の境界 未来福音」に収録されている小説をアニメ化した。1998年8月3日、万物の死を見ることのできる「直視の魔眼」をもつ両儀式は爆弾魔の倉密メルカを追っていたが、メルカは未来を予見する力をもっていた。同じ頃、礼園女学院の生徒・瀬尾静音はひょんなことから黒桐幹也に出会い、淡い恋心を抱く。静音は密かに抱えていた「未来が見えてしまう」という悩みを幹也に打ち明けるが……。

2013年製作/G/日本
配給:アニプレックス
劇場公開日:2013年9月28日

スタッフ・キャスト

監督
原作
奈須きのこ
キャラクター原案
武内崇
脚本
桧山彬
キャラクターデザイン
須藤友徳
菊池隼也
作画監督
須藤友徳
菊池隼也
美術監督
池信孝
衛藤功二
海老沢一男
色彩設計
千葉絵美
撮影監督
寺尾優一
音楽
梶浦由記
主題歌
Kalafina
音響監督
岩浪美和
アニメーション制作
ufotable
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(C)奈須きのこ/星海社・アニプレックス・講談社・ノーツ・ufotable

映画レビュー

3.0テレビ版を見た人でないと分からない?

2021年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

リバイバル上映見ました。
見たことない映画であり後でテレビ放映もあった事を知りました。
いきなり色々置いていかれました…
個人的には難解でした。異能の能力者と
構成が時間的に飛び飛びになっているので
脳内で再構成するのに苦労しました。
あとなぜ爆弾魔の少年が後に絵本作家兼探偵やっていたのかなど色々不明の所も。
まあ例の少女繋がりなのはすぐ分かりましたが。
話の要旨としては未来のことは未来が見える人にも分からないと言うことは分かりました。

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ひろちゃん千葉

5.0空の境界の最後を締めくくるにふさわしい作品

2017年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

とても面白かったし、感動したし、話の中身も良かった。映像の質も流石UFOと言うべきもので文句のつけようがない。

ただこの作品はらっきょシリーズにおいては外伝に位置づけられるものであるから、あまりに説明が少なく(もともと無いという話もある)、またいつものきのこ節が炸裂しているため、らっきょファン以外の人が見ても話が飲み込めずに困惑してしまい、面白さが半分も伝わらないと思う。評価がわりとはっきり別れているのはそのせいではないだろうか。

しかしらっきょファンである方々には、この作品が視聴後には必ず見てよかったと思わせてくれる作品であることを絶対の自信を持って確約する。

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ぶるどら

3.5空の境界大好きっ子なら

2016年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

空の境界大好きっ子であれば観た方がいいですが、特に思い入れがなければ観なくていいでしょう。

犯人の男の考え方がよく分からないとか、突っつくところは多いんですが、本編にの内容にエッセンスを与えてくれますし、映像の美しさも進化しているので、単純に楽しかったです。

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ジンクス

4.0未来は辛辣で温かい

2014年3月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

幸せ

万物の死を見る事が出来る“直視の魔眼”を持つ少女、両儀式が怪事件と対する姿を描いた、奈須きのこ原作の伝奇ミステリー・アニメ。
2007年から2010年にかけて、それぞれ短編・中編・長編で全八章が公開され、かなりハマっただけに、待望の新作だった。
勿論地元では公開されず、レンタル待ちだったが、いざレンタルされたら近くのレンタル店では一枚しか置いておらず(泣)、ようやくようやく、見る事が出来た。

98年8月、式は、未来を予見出来る能力を持つ爆弾魔・倉密メルカを追っていたが、爆発に巻き込まれてしまう。同じ頃、式の同級生・黒桐幹也も、未来を予見出来る瀬尾静音から自分の能力の悩みを打ち明けられ…。

98年8月なので、時系列的には少し前に遡る。
全八章を時系列にすると、二→四→三→一→五→六→七→八となり、今作の出来事は、三章と一章の間になる。

お察しの通り、一見さんお断り、である。
話的にはダーク・ファンタジーもしくはミステリー&ホラーとして堪能出来るのだが、とにかく背景や設定が複雑。加えて、登場人物たちの台詞は知的なもので余計小難しい。
見続けている者でも全てを理解するのは困難だが、それでも、妖しくも美しい世界観、好クオリティの映像に魅了されてしまう。

サスペンス風の式のエピソードと青春ラブストーリー風の幹也のエピソードが交錯して進み、後半はある人物の12年後のエピソード(思いがけぬ人物も登場!)と、さらに遡って96年の式という構成。
焦点は、式と幹也がそれぞれ出会う未来視能力者に絞られる。
似た能力を持ちながら、片やその力に溺れ、片やその力に悩み苦しむ。
対極的だが、それぞれの対峙や出会いによって、大きく変化する。
結局は未来視なんてただの予測にしか過ぎない。
それに固執するか、それをどう受け止めるか。
未来は辛辣でありながら、温かい。それは二人の未来視能力者も、そして式も。
まさかこのシリーズで、しんみりとした感動を味わえるとは!

レンタルして来てもう二度見ているが、まだまだ把握出来てない部分もある。
またじっくり見よう。

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近大