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映画「劇場版「空の境界」第七章 殺人考察(後)」 劇場版「空の境界」第七章 殺人考察(後)
劇場公開日:2009年8月8日
解説
奈須きのこの同名小説を原作に、万物の死を見ることのできる能力「直死の魔眼」を持つ少女・両儀式の苦悩と戦いを描いた人気アニメ劇場版「空の境界」7部作の最終章。かつて連続殺人事件が世間を騒がせた際に自らを人殺しと称した両儀式と、そんな彼女の無実を信じ続ける黒桐幹也。1999年、連続殺人事件の再発と時を同じくして、式が幹也の前から忽然と姿を消した。幹也は式の無実を証明するため捜査を開始するが……。
2009年製作/G/日本
配給:アニプレックス
スタッフ・キャスト
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2016年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
はっきり言って「空の境界」は5章で楽しませることは終わってしまってるんですよね・・・。
伏線の回収というやるべきことはあるんですが、事件もバトルもイマイチ見所に欠けます。
ネタバレ! クリックして本文を読む
織と式が本当に望んでいたモノ。
幹也を失って初めて気付いた不安。虚無。
当たり前だと、無くならないものだと思っていた日常が崩れる事で生まれる脱力感。
全体を通して見えてくるのは、式が織を認め受け入れ、幹也に対して素直になって応えていくような物語だと毎度ながら思う。
ただ、時系列がちょっとややこしいから観た人が素直に物語に入って来られないのかも。
あと、EDにも物語の情景があるからゆっくり聴いてみては?
2012年5月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
奈須きのこ伝奇小説を、全8部作でアニメ映画化。
以前WOWOWで放送して録画しておいたこのシリーズを、先日ようやく一気見。
完結編である第七章にて、まとめてレビュー。(最終章は30分くらいしかない短編なので)
「第一章・俯瞰風景」:万物の死を見る事が出来る“直視の魔眼”を持つ少女・式が、連続自殺事件の謎を追う。
一言感想:まだまだ全てが謎だらけだが、この独特の世界観に掴みはOK!
「第ニ章・殺人考察(前)」:高校時代。式は同級生の幹也と出会う。巷では、連続猟奇殺人事件が発生。犯人は式…?
一言感想:二人の出会いが作品全体の背景となり、完結編にも直結する為、最も見逃せない章。
「第三章・痛覚残留」:幹也は雨の夜、ある少女と出会う。その少女・藤乃は痛みを感じない特異体質で、見るだけで物をねじ曲げる特殊能力を持つ。また、連続惨殺事件の犯人だった…。
一言感想:式と同様、特異な能力を持った少女の姿が哀しい。か弱いというか内気な少女の声に能登麻美子は適材。
「第四章・伽藍の洞」:「ニ」の続き。不慮の事故で昏睡状態になった式が目覚め、“直視の魔眼”を持つまで。
一言感想:式がどういう経緯で今に至ったかが描かれ、その複雑な内面と共に、式の人物像を掘り下げる。
「第五章・矛盾螺旋」:式は親を殺したと言う少年・巴と出会い、彼の住む不可思議なマンションへ。幹也もまた別角度の調査でマンションへ。そこには、数々の事件の黒幕である謎の魔術師・宗蓮の陰謀があった…。
一言感想:初の長編。式と宗蓮の壮絶な戦いが繰り広げられる。また、宗蓮が怪事件の首謀者となったのは何故か…?
「第六章・忘却録音」:幹也の妹・鮮花が通う女学院で怪事件が起こり、式と共に真相を追う。
一言感想:唯一の癒し系・鮮花が主役だけあって、学園ミステリー風&少しコメディ。式とのやり取りも面白い。
「第七章・殺人考察(後)」:以前と同様の連続猟奇殺人事件が発生。幹也は式の無罪を信じるが、式が姿を消す。幹也は調査と式の行方を追う。
一言感想:遂に完結。伏線が繋がり、全ての謎が明かされる。大団円は、式と幹也の年月を経たラブストーリー。
全8章通してみたが、確かに複雑で登場人物のほとんどが哲学的な台詞を喋り難解だが、この淫靡で奇怪な世界観に魅了された。
加えて、映像の素晴らしい美しさ。
クールビューティーな式を始めとする魅力的な登場人物。
全作通してなかなか楽しめた。