インターステラーのレビュー・感想・評価
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高揚感がなかった
好きなSFで謎があって見事に回収されていって、普通なら面白い!って思えるはずなのに、何故か興奮しないまま終わってしまった。
NASAの座標を見つけるシーンは未来からのメッセージだと思うんだけど、違うのかな?
バイナリのメッセージをどうやったんだろ?よく分からなかった。
他にも5次元の解釈がおかしい気がする。
1次元は線上
2次元は面上
3次元は空間上
時間の座標が追加されるのが4次元
ではないの?
我々は3次元で生きてるのかと思ってた。
よくわかってないだけのような気がするけどね。
ブラックホールに突入した後、あの格子状の空間に出るのだけれど、あれが5次元空間だとすれば、あの時間帯のあの家にどうやってたどり着けたんでしょうか?たまたま?
最後の最後で、たまたま?と思わせちゃうあたりがのめり込めなかった原因かもしれません。
荒廃した未来、希望を目指して
地球が荒れ果て、子供を置いて新しい星を探しに宇宙に出る。
家の本棚からメッセージが分かり、解体されたはずのNASAを見つける。そこでは、新しい星を見つける計画が進んでいた。人類を脱出させるA計画と見つけた星で人類を増やすB計画があり、すでに送った宇宙船により3箇所の候補があった。
最初は水の惑星で重力が強く、時間の流れが遅い。次は氷の惑星で送った隊員が生きていた。最後の惑星はアメリアだけが向かう。
主人公のジョセフクーパーは五次元の存在により救われ時間を超越する。
親子の愛が込められてる
「親子愛」に感動
ビデオでは、何度も観ていたのだが、今回初めてIMAXで観てきた‼️
大画面IMAXの音響はいい。
子を思う親の気持ちがよくわかる。自分ができ得ることをしたいと思う。
ビデオでのやりとりは、涙なしでは見られない。ラストの再会のシーンも感涙。
それにしても、観客の多さに驚き。少なく見積もっても7割の入。いい映画は、色褪せないのですね。
Tarsが大好きです❤️
IMAXで観て無い人は確実に人生損してます🪐💥
2024年11月23日に10年ぶりの鑑賞です!当時普通のスクリーンでの鑑賞なので✊インターステラーIMAX初体験です🥰IMAXのスクリーン映えするとうもろこし🌽畑や宇宙空間🪐やワームホール😵💫の映像など普通のスクリーンと比べると迫力35倍増しで⤴️地震かと勘違いするようなウーハーとハンスジマーの音楽も含めて🎵最高で🥹超超超超超別物です🤮
インターステラーIMAX体験をして無い人がマジのガチで本当に本気で通常スクリーンのインターステラーとは全く違うと言い切れるくらいのウルトラスーパービックグレードストロングハイパーミラクルアメージングジーザス衝撃映像体験ですよ🪐🌽💥(一回観ていて内容わかった上でこの異常な高揚感⤴️🔥💥とかあり得ないです🤩)
しかしSF映画をノーランが作るとこうなるんだね🤤(しかもSFに家族愛とかブッ込みやがって🥺🥹)
ここまで壮大な規模の作品て中々無いし新作ですと言われても全く違和感無いくらい10年前という古さゼロだし初見だったら間違い無く今年のNo.1作品ですね🥇🏆
相変わらず時間の変な使い方が流石でそこを上手く利用した24年後の子供たちの映像🥹涙腺崩壊シーンはわかっているのにマジでバヤかったです😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭🌱
最初の本棚📕で心霊現象?👻???からの後半の伏線回収のトンツートンツー⌚️😭時のウワ〜マジかよ感が半端じゃ無いのと男子以上に女子の涙腺崩壊率の高さが尋常じゃなくて周りの知り合いで20回とか見てる人とか4回連続で見てる人マジで居ますからね。(12時間インターステラー見続けるとか凄いわ🤯😳)
あとオチでノーランパイセンがやってくれちゃってて🤤インセプションやダークナイトレベルの(TENETもまあまあヤバイ)最高のオチの付け方でラストの凄さがパイセンは神がかってる時あるんだよなあ😱(並の監督なら2人が会うところまでやるからね🫢ノーランは余韻を作るの上手いからあそこで終わらせるって考えるんだよなあ😉インセプションとかラストをあと1秒長く見せろやバカバカバカバカバカ最高最高最高ってなっちゃった🥰)あと3時間近くの作品なのに体感時間の短さも凄いのよ⌛️
伏線回収の時の気持ちよさはソウに匹敵するくらいの感覚が自分は有ります😮💨
あとノーラン作品で1番泣けるやつねこれ😭
もう画面に釘付け過ぎて瞬きの回数少な過ぎて目👀がカラッカラですよ☀️
結局IMAXでインターステラー見直したらダークナイトやTENETのほうが好きだったけど今回観てインターステラーがノーランパイセンの作品で1番好きってなりましたよ👹
最後に何故かパイセンが付く監督の作品は絶対に💯全作品ハズレが無い法則に気付いてしまったから発表しますが🫡🎙️🔈ハズレ無し監督はジェームズワンパイセン🐶ノーランパイセン🤓ポンジュノパイセンと片山パイセンとサスペリア2からフェノミナまでのダリオパイセンアルジェントと山崎貴)
マン博士はその名の通り人間の象徴なのだろうか…
もう何度鑑賞したか数えていないけど、観る度に覚える感動と気付なかった気付きがあって何回でも観てしまう名作。
農作物の疫病が流行って地球に人が住めなくなる時代に、次に人類が住める星を探しに行く元宇宙飛行士の話。
"起こりうることは起こる"というフィクションの中にノンフィクションを持たせるようなこのマーフィーの法則も、物語の中のクーパーのように私自身すごくお気に入りの法則になりました。
観る度にいい台詞だなと感じたり、映像に圧倒されたりするこの作品。
目に見えない誰かからのメッセージを感じ取り、行動に移す女性の強さと美しさが描かれてるところがとても素敵でスピリチュアルだと思った。
ブラント博士にしてもマーフィーにしてもそう。
愛をこんなにも理知的に描いた映画を観たことがない。
よーく考えてもやっぱりストーリーの細かい部分は難解で分からない。それなのにこんなにも観ていて心揺るがす物語はなかなかないと思う。
これが上映された時代に生まれて来ることができて良かったとさえ思える素晴らしい作品です。
時間を超える重力
ノーラン最高傑作!!
「ダークナイト」がついに自分の中におけるノーラン最高傑作の座をこの作品にゆずりわたした。
凄まじい映像は「2001宇宙の旅」を思い出させる。
最初の水の惑星への上陸シーンはアイスランドで実際に撮影。それに加えて環境問題とか取り入れつつ、細かいところまで正確に作ってるのがほんと尊敬。
この映画で好きになった1番の俳優は主演のマシューマコノヒー。技術者と父親の両面をもった1人の人間をうまく演じていたと思う。文句つけるなら、途中で出てくるアンハサウェイの"言い訳"はダサいと思う。何言ってるかよくわからんかってイライラした。
この映画の凄いところは、この映画の脚本書くために弟のジョナサンノーランがカルフォルニア工科大学で相対性理論を学んだところとかエピソードが豊富ってところもあるけど、何よりも軸が明確だということ。
主人公は最後四次元超立方体テサラクトとかいう訳のわからん世界に行ったけど、そこでも娘をめちゃくちゃ想っていたこととか、その想いが娘に通じたところとか。SF映画なのにサスペンスというよりか家族愛を描いた作品ってところが秀逸だと思う。
技術とか哲学とかを重視していた「2001」よりも、人間をテーマに描いた話の内容に親しみを覚えやすかった。マン博士はマット・デイモン。マン博士も中々癖のある役で面白かった。
都合よすぎで楽しめない
U-Nextで評価が高かったので見ました。正直期待はずれ。ストーリーが粗くて、都合よすぎ。NASAの研究所へ至る過程、身体検査や訓練や学習もほぼ無しでいきなり宇宙飛行士で出発するのは無理でしょ。機器も最新になっているのだし。地球が砂嵐で覆われて、食料も育たなくなった理由は何?未知のワームホールも先発隊がいるにしても、同じ所に到達できるの?訪れて調査するにしても、いきなり上陸でいいの?回収するにも、探知器とかでロボットで可能?上陸していきなり津波?先遣隊のマット・デイモンは、何がしたいの?自分が戻っても地球は滅びるだけなのに。ブラント博士(アン・ハサウェイ)と道が分かれるにしても、相談せずに勝手に決めるって絶対やっちゃいけない。結果、どうなったか。ガルガンチュワに引っ張られる力を使うにしても、恐ろしく精密な計算とタイミングが必要だが、それを手動でって無理じゃない?何か高次の存在が協力しているにしても、五次元世界に人間が入って、更に都合がよく、自分の家の本棚に繋がっていて、娘に信号を送るってどうなの。しかも、送られてきた信号が、父からの物と仮定しても、何に関わる情報かは解読が大変だと思うのだが。
映像は綺麗で、宇宙船や機器も良くできているし、時間の進み方の違いを題材にしているところも面白いが、宇宙での旅をあまりにも都合よく描きすぎているのが難点。それもあって、感動には繋がらなかった。
高度な授業を受けてるみたいで頭フル回転になるがなかなか知的で面白い
まずこの話は、“マーフが有能すぎる“ この一言に限る。
人類を救ったのは勇敢な探検クルー達と主人公のおかげもあるが、
マーフのファインプレーなしではプランAは到底可能にできなかっただろう。
普通の一般人ではただ本が落ちたり時計の針がピクピクしてるくらいではあんな解読の思考すら湧かない。
最後はプランBの実現も希望の光が差して終わりは気持ちがいいものがあった。
全体を通して宇宙の神秘や科学、そして愛の無限の可能性を考えさせられてなかなかに知的で面白かった。
“愛というものは時空を越える“
恋人も家族も子どももいない人にとっては、
(アメリカ映画は戦闘ものだろうが何だろうがいっつも愛だの恋だのばかりこじつけてしゃらくせぇな)とも感じるが
そう信じたいと思えるほど美しいものなのは分かる。
科学では証明できないものはこの世界にいくつもあるのは事実だ。
宇宙についての探究は興味深くてワクワクするものがあるからもっとこういう映画が増えるといいな。
映画館でエヅきながら泣いたの唯一
■良い点
- 宇宙物理学に基づく決めの細かい設定
- 展開が美しい
- 映像が美しい
- 家族愛
■悪い点
- (考え中)
SFモノは本当に当たり外れが大きくて、近年良作は記憶にないです。
だいたいSFテイストメロドロマで、ちゃんと作ってもどうせわからないでしょ?
みたいな少し小馬鹿にされた設定やストーリー展開が多い(気がします)
なので、見始めたときも全然期待してなかったです。
本格SF映画で家族愛なんか描けないんですよ。と思いながら映画泥棒の映像をみていました。結果エヅきながら鳴くという人生初体験をしてしまいました。
すごいちゃんと作られて、後から考察動画などをみて知るのですが、ギリギリのところで無理はあるけど物理学上破綻のないところでストーリーを構成しています。(最初の星から帰る辺りですね)
結局言いたいのは クリストファー・ノーラン スキ❤ ですね。
現代には珍しく想像力がテクノロジーを超えている傑作
娘を持つパパは号泣必死
さすが、クリストファー・ノーラン監督。
時間など全く気にならず、見終わったあとに3時間近くあったことに
気づいていつもながらに驚愕。
ざざざっくりストーリーを言うと、主人公のクーパーは地球を救うために
自分だけしか出来ない任務を追って地球を飛び出す。
家に残してきた子どもたちにまた必ず帰ってくると約束して・・・
宇宙・人類という壮大なテーマと、家族という最小のテーマをなんというか、
上手く見せているというか。一時的にだが、現在単身赴任で
家族と離れて暮らす私はいともたやすく主人公のクーパーに感情移入してしまった。
宇宙と地球との時間差により、出発した時点ではまた子どもだった息子娘が、
ビデオごとにだんだんと成長していくその姿にクーパーに負けず劣らず
声を出して号泣してしまった。私がもしクーパーだったとしたら、
他のメンバーがなんと言おうが人類の未来がかかっていようがいまいが
すぐに地球に引き返してしまうだろう。まぁそんな人間はロケットには
乗れないだろうが(笑)。とまぁそんな素晴らしい映画、
何故90点にしているかというと、ネタバレになるが私の好きな
マット・デイモンが良い役ではないから、などという非常に
個人的かつ感情的な理由であったりする。
ほら、映画の中でも90点(%)位の正直度がいいって言ってるでしょ?
とにかく、これは見ておくべき作品である。(特に娘をお持ちのパパにおすすめ!)
後半30分が特に良かったな
中盤まではめちゃ普通。
てか退屈かもしれないというレベルだが、後半30分で一気に面白くなった。普通はブラックホールに巻き込まれたあとや後日談はカットされがちだが、みんなが見たい展開が全て詰まっていた。
5次元体験したい。
パーフェクト
いやー、3時間近くの大作ですがあっという間に終わってました。
・人間模様クラスタの描き方が素敵。しかもいろいろと織り交ぜるもスッと入ってくる。
・映像が素晴らしい。どこでどうやって撮ったんだろう?と不思議になるくらい惑星の描写、多次元空間の中と外との関わりが分かりやすく仕上げてある。
・話の進め方が素晴らしい。すっ飛ばしているとこはもちろんあるわけなんだけど丁寧につないであるので断層がない。
・音がすごい。宇宙に飛び出すシーンだけでなく、風やら爆発やら何やらで身体が震えましたし、無音の使い方が絶妙でゼロ・グラビティみたい。ただ、ゼロ・グラビティの無音とは使い方が全然違う。表現できない自分が悔しい。
・不思議なんですが、映画の中に自分も中に入り込んだかのような錯覚を起こしました。なんか、いつも傍らにいるような、、、こんな感覚は初めてです。
ノーランの映画って、空間、時間を巧みに操るところに醍醐味がありますよね。そこが上手いし、彼じゃないとやりきれないんじゃないかなあ。これは中毒になる。
アマプラで予習済みだったのですが、タブレットとIMAXでは全く別物。なので、上映している今こそ堪能すべきです。
映像の魔術士ノーランの最高傑作
クリストファー・ノーラン原案監督。
脚本協力のジョナサン・ノーランは弟。
科学監修のキップ・ソーンは、映画公開の3年後に、「LIGO(レーザー干渉計重力波観測所)への貢献と重力波観測」でノーベル物理学賞に輝くという快挙も。
【ストーリー】
植物が枯死し生態系全体が死にゆく地球。
元宇宙飛行士のクーパー(マシュー・マコノヒー)は、自宅の、10歳の娘マーフの部屋で起こる説明のつかない異常な現象に悩まされていた。
学校では過去の歴史改変が行われ、アポロ計画すら無かったことにされており、科学に才能を見せていたマーフは周りと悶着を起こすようになっていた。
太陽光パネルを使った自動操縦のドローンが落ち、野球の試合は砂嵐で中止になり、作物の収穫は年々減少。
人類は疲弊し、諦観が空をふさぐ砂嵐のように社会を覆ってゆく。
だが、マーフが本棚から不規則に本が落下するのを、モールス信号に照らし合わせて意味を見いだしたのをヒントに、クーパーは一見無意味な砂の積もり方から数字を解読し、砂漠中央の政府施設にたどり着く。
そこは解体されたと発表されていたアメリカ航空宇宙局——NASAの極秘施設だった。
かつての宇宙計画の仲間たちと再会し、その施設の存在意義を問うクーパー。
計画責任者のブランド教授(マイケル・ケイン)は言う。
「これは、人類救済ミッションのための施設なんだ。クーパー、ぜひ君を我々の計画のパイロットとして迎えたい」
作戦名はラザロ計画。
それは人類の移住先を探す、深宇宙への旅。
悩んだ末にクーパーは彼らへの参加を決断する。
それが許せないマーフは、最後の瞬間までクーパーと顔を合わせないと強情を張る。
車が発進すると家を飛び出して追いかけ「行かないでパパ」と泣いて叫ぶが、その言葉はクーパーには届かなかった。
ミッションクルーはブランド教授の娘で物理学者のアメリア(アン・ハサウェイ)、ロミリー、そしてドイル。
計画は土星近傍のワームホールから始まり、別の銀河のブラックホール、ガルガンチュア周回軌道で行われる。
最初のミッションに選ばれた水惑星はブラックホールのすぐ外縁にあり、高重力による時空の歪みで時間の流れが遅い。
しぶるクーパーを説き伏せて往還機レインジャー号で水惑星に降りたつが、先遣の往還機は破壊され、高重力の潮汐力による超巨大津波が彼らにも迫っていた。
水惑星のデータを持ち帰ろうとするアメリアを汎用作業ロボットCASEが救いあげたが、ドイルが水流にさらわれてしまう。
たった数時間の作戦だったが、二人が母船エンデュランスにもどると、23年が過ぎていた。
悄然としながらも、クーパーは返事ができない間のビデオレターで、息子の結婚と父と初孫の死、そしてブランド教授の裏切りを知る。
重力場理論の第一人者ブランドは、ただ自己言及するだけの数式で皆を欺瞞し、地球を滅ぶに任せていたのだ。
物理学者として彼に従事したマーフ(エミリー・ブラント)はその式の無意味さを理解し、アメリアとクーパーもその片棒を担いでいたのだと、自分たちだけこの滅びゆく星から逃げたのだと映像の中で泣きながら責める。
ショックを受けたクーパーがアメリアに詰め寄ると、ラザロ計画には隠された別の目的があったとあかす。
それは凍結受精卵による、別天地での人類再生計画。
彼らは協議の末ラザロ計画の立案者、天才物理学者のワン(マット・デイモン)のいる氷の惑星に進路をとる。
ここでなら人類が移住しても大丈夫と自信満々の態度を見せたワンだが、それもまた大きなウソだった。
孤独に打ちのめされ、生存本能に狂ったワンは、クーパーを襲い、彼ら後発隊の全滅とエンデュランスの強奪を目論む——!
ぼくらのこだわり映画野郎ノーランが、現役物理学者キップ・ソーンの監修のもと創り上げた、最新のブラックホール理論に基づく時間SF。
光り輝く膠着円盤(土星の輪)と、重力レンズ効果で輪郭外縁部にあちら側の光を纏うダイナミックな超巨大ブラックホールの威容は、その後のブラックホールのイメージを一新してしまいました。
生フィルム大好きのノーランですから、なるべくCGを排除し、スクリーンに星々を映してセットやミニチュアでシーンを撮影、スターウォーズの宇宙船や戦艦をもしのぐ存在感のある航宙船の撮影に成功しています。
一番のハイライトは爆発して異常回転を始めたエンデュランスと、レインジャーⅡとのハイリスクなドッキングシーン。
あの背景もスクリーン投影したもので、注意して見るとノーランの演出意図が分かります。
CGじゃあの重量感は出せない。
さてSF面での考証も練られていて、相対性理論における時間速度の変動(ウラシマ効果)や、ワームホールが球形である理由の説明、なによりも膠着円盤を真横から見た超巨大ブラックホールのダイナミックさは、その後メディアのブラックホール像を、あらかたこのノーラン型にしてしまうほどのインパクト。
アメリアの言う愛は物理的に観測できるエネルギーっていうのは、みんな一度は考えたであろう、原子が電磁力で引きあい、惑星が重力で引きあうなら、人と人が惹かれあうのは性愛にとどまらない愛なのではという話ですね。
このあたりの階層構造は、手塚治虫の『火の鳥』なんかでも語られてます。
事象の地平線の中、4次元空間テセラクト内の不可思議さやクーパーによる過去のマーフへの涙を誘うメッセージ。
そして、人類を救うマーフの重力理論の完成。
まあ盛りだくさんです。
一応用語の解説などをしておきますと、「事象の地平線」とは重力が強すぎて、脱出速度が光速を超えちゃって真っ暗になる球面です。
その向こうはあらゆる物理的存在が脱出できない、未知の領域。
イベント・ホライズンと英語にすると、もいっちょテンション上がりますね、かっこいい!
ワームホールはブラックホールのちょっとひん曲がったやつとでも思っておいてください。
超重力で2点の空間をくっつけて、あっちとこっちを出入りできるようになってます。どこでもドア的便利さ。
ワームってあるし、穴の空いた絵本のはらぺこあおむしみたいなもんですうそです実は自分もよく分かってませんごめんなさい。
エルゴ球面とかペンローズ過程とかは、おりゃーってブラックホールに物ぶつけたらすんげーパワーで原子核まですり潰されてエネルギーに変わっちゃう、ぐらいの意味です、多分。
なぜ重力が時空を超越できるかというと、事象の地平線の内側にある「特異点」は相対論の公式に無限大が入っちゃうので、平常宇宙の因果自体が無意味化して、時間も空間と同様の存在になる、みたいな話だったかと。
この辺はまだまだなんの実証もされていない、いわゆる机上の空論(理論物理学)です。
なんとでも理屈がつく。
時空理論のスキマをつくのに便利なので、ブラックホールを使ったタイムマシンは、SFではメジャーなガジェットなんです。
まあ水爆作ったジョン・ホイーラーの弟子で、重力波の研究でノーベル物理学賞に輝いたキップ・ソーン物理学監修だから、質問すればこっちをケムに巻く気持ちのいいウソ(サイエンスなフィクション)を采配(sci-fi)してくれるはず!
説明丸投げで申し訳ないですが、専門家でもないのでご容赦ください。
マーフの重力理論がどう人類を救ったのか、そのあたりも詳しく描かれてないから、ちょっとわかりません。
でも彼女の名前がついた茶筒型スペースコロニーは、ガンダムでもスタンダードになっていたガジェットでしたし、ちょっと上がりました。うそですウヒョオオオ!ってなりました!
とにかく宇宙のクーパーと地球のマーフの冒険、そして彼らのロマンスの行く末までをダイナミックに描いた、ノーランらしいSF。
劇場でぬおーすごいと圧倒され、すぐにBlu-ray購入して、一気に2回見るほど気に入ってしまいました。
これを書き終えたら、また見ます。
角材組んだようなお供ロボのTARSとCASE、彼らがかわいくて欲しくなったあなたはもうインターステラリスト。今決めました。
自分のペンネームですが、実はとあるSF小説の主人公CASEから取ってます。
この映画のCASEも、そうだったらいいな。
そしたら1人じゃなくて、TARSとお膝抱えてならんで一緒にこの映画みる。
ユーモアレベルは、そうですね、60%で。
時間と重力
ゼログラビティと同じくらいよく作り込まれてます。
時間や重力など映像で表現するのが難しいところを分かりやすく映像にしてくれています。時間の流れは重力によって異なるのが考えさせられました。
時空を超えた人間ドラマ
全970件中、141~160件目を表示