インターステラーのレビュー・感想・評価
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感じたことの無い感動
宇宙という壮大な大海原に、更なる大地を求めて飛び出すちっぽけな人間という対比がずっとずっと息苦しくて息苦しくて、それが心地よくもあった。
終わったあと何か分からない涙が止まらなくて、自分でびっくりしてしまった。酷く揺り動かされた感情が行き場を失って、ただただ涙として溢れる。人生で初めての体験でした。
こんな壮大な物語に愛で答えを出す、宇宙にとっては取るに足らない小さな使命を持った小さな人間が大いなる愛によって突き動かされ大海原を漂う、理論と情緒の大波にただただ心が動かされました。
父と娘のストーリーではあるんだけどそうではなくて、でもやっぱり父と娘の愛の物語。当たり前ですが、何層にも深掘りすることができる映画はそうそうないでしょう。
人生の中で1番偉大な映画体験でした。
5次元世界恐るべし。。
壮大な宇宙ロマン‼️
SF作品ですが、感じとしてはサイエンス寄りのファンタジー的な
印象を受けました。
近未来の地球では大砂嵐がたびたび襲来して、作物は枯れて
食糧危機になっています。
NASAの科学者は本気で新しい星への移住計画を実現させようと
しています。
クリストファー・ノーラン監督の作品としては、割とセンチメンタルで
エモーショナルな内容でした。
ノーラン作品の中で一番の人気を誇っています。
地球を救う方法。
★ブラックホールの量子データーを地球に送る、
★それを娘のマーフィーに時計の秒針でモールス信号で送る、
そのデーターで飢饉は救われたのか?
ラストでは火星に移住してましたよね。
マーフィーと涙の約束で、
「必ず帰ってきてね!」
そして帰ってきたパパは142歳でも見た目は40代です。
娘のマーフィーは100歳くらいの感じ。
めちゃくちゃファンタジーですね。
でもそこが親しみやすくて良いですね。
宇宙の星のひとつで冬眠していたマン博士(マット・デイモン)を
起こして、彼と地球に「帰る帰らせない」で死闘を演じたり、
見せ場は多いですね。
宇宙飛行士で一緒にクルーになるアン・ハサウェイ。
マット・デイモンに、祖父のジョン・リスゴー、
アンのお父さん役の科学者がマイケル・ケイン・・・
マシュー・マコノヒーの息子の若い頃がティモシー・シャラメ君だったし、
成人したマーフィーがジェシカ・チャスティン、
と大好きな俳優さんばかり。
泣かせる演出にまんまとハマって泣いてしまいました。
理系の知識を増強しての再視聴で頭の理解はどうにかできたが、感情と本能は無反応・拒絶状態
壮大なTHE SF映画!
クリストファー・ノーラン監督による壮大なTHE SF映画!
大好きな映画の一つです!とっても面白かったです!
相対性理論や重量の話や5次元の話がテーマで少し難解ですが、
家族愛は普遍かつ不変で、科学では証明できない素敵なものだと感じる映画です。
何度も繰り返し見たくなる映画です。
ノーラン監督作品で、2024年6月でも1番好きだ。
Amazonプライムで二回目を、吹替で観た。
何度でも観たくなる。
Amazonありがとう。
「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品。
世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。
主演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。
共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインほか。「ダークナイト」や「インセプション」同様に、ノーラン監督の実弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加。
撮影は、「裏切りのサーカス」「her 世界でひとつの彼女」などを手がけて注目を集めているホイテ・バン・ホイテマが担当。
2020年9月には、クリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」公開にあわせたノーラン監督作のリバイバル上映企画「ノーラン夏祭り」の第4弾としてIMAX版で上映。
インターステラー
Interstellar
2014/アメリカ
ノーラン版「2001年宇宙の旅」
新作「オッペンハイマー」が話題のノーラン監督による2014年公開作品を今更見た感想
愛は次元を越えるか、というテーマで時間のパラレルワールドを雄大な映像と共に描いた作品。
「2001年宇宙の旅」では人類の進化は地球外生命体によってもたらされるが、本作では人類の進化を担うのは紛れもない未来の人類である、というメッセージが非常に印象的で、観る人一人一人に課題意識を持たせるような内容になっている。
ただ、そうしたテーマ性に振り切った作品のためアクション要素はあまり強調されず、「インセプション」にみられたような、スタイリッシュかつ斬新なアクションシーンを期待していた身としては少し物足りなかった。
またTARSのスターウォーズのR2-D2のようなアイコニックなキャラクターが良い(ただの板なのに)
初公開当時大期待で観にいきました〜からの10周年!
初公開当時2014.11.22のレビュー:
大好きなノーランの作品であり
世間の評価も高かったので
否応無しに期待は高まり、そのテンションで観に行きましたが
期待を大きく上回り、これぞSF映画という感じでした。
重力や相対性理論など難解なテーマが中心にはなっていますが
質の高い映像と演出の説得力で、そこにはひっかからずに
最後までストレスフリーで観賞できました。
長い上映時間も、この内容を見せるのには必要最低限の時間だと思います。
自分が映画人ならば、嫉妬でしばらく映画を作れなくなりそうです。
個人的な感想ですが
10年に1本の傑作でなないかと思います。
追記:
再上映でグランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞。
チケット争奪戦がすごかった。
週末分は時間ぴったりに指定時間をタッチすると
強制ログアウトが繰り返され、9分で最前2列の端っこ以外完売。
平日回にトライしてなんとか良席とれました。
公開当時はなかったIMAXレーザーGT鑑賞は最高の一言。
ほぼアトラクション状態で、映像の素晴らしさはもちろんですが
服がビリビリ震えるほどの音響は
何度も観た本作の記憶をリセットしてくれました。
今年は良作が多く、本サイトでも星5をつけた作品が
何作かありましたが、それらと比較して
あらためてインターステラーを鑑賞すると星5では足りません。
控えめに言って星8ですね。
ここまでウイークポイントがない作品が
アカデミー作品賞にノミネートすらされなかったのは意味がわからん。
余談ですが、スクリーン入口脇のコルトンポスターを撮影するために
行列ができているのを初めて見ました。
驚きと共に、インターステラー愛の強い同志の多さにも感動。
プロジェクター新調記念
再鑑賞なので無条件で⭐️5。
プロジェクターを新調したので、画質が命の本作を再鑑賞。あくまで家庭用クオリティの域は出ないが、IMAX用のアスペクト比変更芸を存分に堪能できた。いつか劇場で観たいなあ。
ノーラン監督の気持ちいいところは、正確な考証を詰め込みながらも、必要とあらばエンタメの嘘にギュインとハンドルを切れるところ。
「オッペンハイマー」には史実かどうか怪しいし、多分嘘だと血縁者から文句がついたシーンがある。"我は死なり、世界の破壊者なり"も、ノーランは恐らく正しい解釈を知っていただろうに、あえて誤解を誘う撮り方をしている。
「テネット」は弾痕いつからあった問題や、そもそも逆行がどの範囲の物理現象に適応されるかが非常に恣意的。
本作「インターステラー」も、どう考えても詰んでるところからの"愛は時空を越える"でハッピーエンド。
でも、そういうエンタメの嘘を廃した考証クソ真面目作品が面白いか?
オッペンハイマーもテネットもインターステラーも、ついでにダンケルクもインセプションも最高だったじゃん。
ノーランはどう考えても面倒くさいオタクに違いないので、科学や歴史に嘘をつくのは本当は嫌だと思う。しかし彼は物理学よりも何よりも、映画のオタクなのだ。
愛は時空を超えて!なSFでした…
評判が良過ぎるので、満を辞して鑑賞しました。
映像と音は本当に最高。
目を見張る箇所は…砂嵐のところ。津波のところ。宇宙での静か過ぎる映像はグッときました。土星の映像はほんとに綺麗です。
で、物語り自体は凄いんだけど、設定やら脚本には突っ込み所満載(下記参照)
ブラックホールなんちゃらの新しい解釈は面白いのと科学、宇宙学辺りが好きな人にはたまらない映画なのかな、かと。
◉食糧難で農作物が大切だと言うのにドローン?追っかけて車で突っ込み暴走、畑は駄目でしょ。
◉地球が環境破壊?による気候変動?の砂嵐が酷さを増す現状なのかと思いきや、座標に導かれて走るそこは緑豊かに水もたわわでなんてイイ所なんだろ〜空気も美味しそう…ってさー、CGでもいいからもうちょい雰囲気出そうよ。
◉この人宇宙飛行士の訓練したんか?ってくらい直ぐに宇宙にいっちゃったよ。
◉水の惑星不時着したら、不用心にもいきなり飛び出して海の上を普通に歩いてる…ここ、え?!歩いてるけど…浅瀬か?大海原に見えるけど何故?重力が関係してるのかな?誰か教えて下さい。
◉ブラックボックス回収は優秀なAI君にサポートしてもらいなよ、逃げる時みたいにさ!超スピーディーじゃね?
◉何十年?も、コールドスリープしてて目覚めて直ぐ動ける、話せる、そして少ししてからだと思うけどコーヒー飲めてる。未来のコールドスリープには期待大だね!
◉黒人乗組員さん23年もの間一人帰りを待つ…食糧は?電源供給は?
◉宇宙飛行、探査用のヘルメットってあんなに直ぐ割れちゃうって、ヤバくね。
◉星選びの究極な選択の時に、愛しい人がいるから行きたいのっよーん!…ってさ〜!アンタ優秀な科学者枠でいるんだよね?マジ引っ叩きたくなった。
◉地球出る時は大掛かりな打ち上げだったのに、他の星行ったら超高性能な宇宙船で地球より重力ヤバめな所から大気圏まで一っ飛び〜…wow
◉博士!アンタさ〜こんな大掛かりなプロジェクト進行させて、金使って、死ぬ間際に嘘付いててメンゴメンゴってアンタそりゃねーだろw
◉ビデオレター時間掛かって受信はできても送信できないんだね。つか試みたんかーい。
◉ブラックホールに飲み込まれて宇宙服のまま放り出されてからの〜5次元世界まで行って、何億万分の確率で無事救助!2分残しっていうねwえ?…nice!ハリウッドハッピーエンディングだねww
他にも盛り沢山の愛は次元と時空を超えて、でした。
あ、泣く所ありました?私は残念ながら無かったです。
ブラックホール等特殊効果シーンは見事なのに設定や登場人物がいい加減すぎる
1 背景の物理学理論
地上の物理学はニュートン力学が解明し、宇宙の物理学はアインシュタインの相対性理論が説明し、目に見えない原子の世界の物理学は量子論が究明している。それらを統合する理論はまだなくて、超ひも理論等がその候補として注目されている――物理学の一般向け解説書にはそんなことが書かれている。
アインシュタインは相対性理論で、高速の乗り物や重力の大きな場所では時間の進み方が遅くなると言っている。
また、時空間に開いたワームホールの存在も予言しているが、これが利用できるなら、何十光年も離れた銀河にあっという間に移動できるという。場合によってはワームホールでタイムトリップさえできると主張しているのが、本作の製作総指揮に当たったキップ・ソーンというノーベル賞受賞の理論物理学者である。
ソーンはかつて、『コンタクト』のワームホールによる宇宙移動のアイデアをカール・セーガンにアドバイスした人物でもある。
2 ブラックホール等の驚異的映像
ということで、本作は世界的な物理学の第一人者が恐らくは面白がって、こうした実際にはまだ観察さえされていない宇宙の諸現象をトピカルに描いて見せた、いかにも映画らしい映画である。つまりストーリーはさておき、驚異的な映像を堪能できるのだ。
初めに出てくるのはワームホール。自然界では巨大なワームホールなど存在しえないので、本作では「誰かが土星の傍に置いた」wという設定になっている。仮に存在するなら球形だろうという物理学者の説通り、丸い穴ではなく球形である。
次にガルガンチュアなるブラックホールが登場。その周りを公転する惑星も巨大な重力の作用を受ける結果、そこでの1時間は地球の7年間に相当するという相対性理論が持ち出される。
このブラックホールに飛び込んでいくシーンが本作のハイライトだろう。輝きながら吸収される高熱ガスの光の奔流の中、宇宙船は加速によって引力圏から脱出していくが、主人公は入ったら何も脱け出せなくなる事象の地平面の下に呑み込まれ、やがて五次元存在に進歩した人類に救出される。そして娘の全時間を閉じこめた四次元立方体に迷い込み、そこから人類が恐らくは反重力装置で地球から脱出するために必要な重力データを送信するのである。
最後に主人公は土星近くの宇宙を漂っているところを、人間の宇宙ステーションに発見され、少女の頃に別れていた娘と再会。老婆になってしまった娘とほとんど歳をとっていない父親の主人公で「ウラシマ効果」を見せる。
ただ、五次元とか四次元立方体云々までいくと、ちょっと空想を逞しくしたという感じではなかろうか。
3 映画としての出来は?
本作のシナリオはノーラン兄弟が書いているが、何というか…いただけませんw
地球が戦争か気候変動かの結果、旱魃に見舞われ、全世界が食料不足に陥っているのに加え、植物の病気が拡大、死滅していくのに伴い酸素が乏しくなっていくため、遠からず人間は住めなくなるという設定である。
食料不足を補うためどの家も農業を営んでおり、NASAのパイロットだった主人公までトウモロコシを作っていて、どこも大きな砂嵐に襲われているというのだが…誰が考えてもおかしな設定だ。登場人物たちはろくに飢えているふうでもないし、世界的な食料不足というなら、そもそも個人農場などではなく、巨大企業が巨大農園や工場栽培などで、大規模生産しているはずだ。
人類救出計画はもっとおかしい。地球が住めなくなるのに備えて、NASAは密かに脱出計画を進めており、そのプランAは反重力装置か何かで大規模ステーションを宇宙に打ち上げるというもの、プランBが移住可能な天体に人間の受精卵を運んで種の存続を図るというものらしい。
で、前者に関しては反重力装置の出来る宛てはないのだが、NASAの最高責任者である科学者が勝手にぶち上げて、全員がそれに騙されている…って、いくら何でも酷すぎる。
その詐欺師のような学者が主人公たちの出発に際して、こともあろうにディラン・トマスの有名な詩を暗唱して送り出すというのでは、彼のファンにとってはたまったものではないw
"Do Not Go Gentle Into That Good Night "という詩は、死の床にいる父に「簡単に死ぬんじゃねえよ」と泣きながら呼びかける内容で、小生は次の部分が好きだ。
そしてあなた そこ悲しみの丘にいるぼくの父よ
どうかいまぼくを呪い祝福せよ あなたのあふれる涙で
有難いことにこの部分まで暗唱はされなかったw
とにかく、せっかくあの見事なブラックホールの特殊効果シーンを作ったのに、それを盛り込むドラマがスカスカというのは、何とも勿体ない話である。
重力、時間、五次元…?
王道的なタイムパラドクス作品
これぞ映画
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